リュウスケ「ハハッ、なんとでも言うがいい!
さて、えんら先生にあげる前に味見しておかないと…」
そういって誤魔化すようにして紙袋からフォーチュンビターブラックを取り出し、齧った
マタロウ「占いだ!」
ジンペイ「見せて見せて!」
そう言われ、チョコの中に入っていた紙を広げた
アゲハ「汝、麗しき桃の果実に…」
フブキ「ドビューン!」
コマ「風に頬を撫でられチーン!」
フブキ「どういう意味かしら?」
リュウスケ「ハッ、まあ占いなんてどれも適当に書いてあるんだよ。
特に意味なんて…」
その途端、リュウスケの体がフワフワと浮き始めた
リュウスケ「え?」
リュウスケ「あぁぁぁぁあ!?!?」
そのまま何処かに飛んで行ってしまった←
リュウスケがフワフワと飛んで行ってる先には、ベンチに座り、
優雅に読書をしているえんら先生の姿があった
リュウスケ「えんら先生!?」
リュウスケ「もしや…麗しき桃の果実と言うのは、えんら先生の…!!」
リュウスケはえんら先生の胸に視線が行く
リュウスケ「我が学園生活に一片の悔いなし!!」
リュウスケはまるで、外国のヒーロー漫画に出てきそうなシブい顔をすると、
ボフンッと、ソレに突っ込んだ←
リュウスケはソレにもぎもぎと揉まれる((
リュウスケ「これがえんら先生の桃の感触…!」
だが…
キンヤ「ん?尻に何か挟まったか?」
リュウスケ「えぇぇぇえ!?学園長の桃尻ィ――ッ!?!?」
どうやら突っ込んだのはえんら先生の胸ではなく、学園長のお尻だったようだ
何故、お尻を出しながら体操していたのだろうか?
リュウスケは学園長のお尻に挟まったという事実を知り、急いで抜け出そうとする
だが…
キンヤ「波動砲発射!!」(((
という学園長の掛け声とともに、お尻からおならが放出され、リュウスケは砂場に吹っ飛んだ
これは正直言って、ジンペイの股間が顔面に当たったコマよりも哀れだ((((
ショックを受けて気絶したリュウスケの鼻に、丸めた占いの紙がスポッと入った
フブキ「桃のような学園長のお尻にドビューンと飛んで行って…」
コマ「おならで起こした風を顔面で受けてチーン…」
マタロウ「本当に占い通りになっちゃったね…」
皆唖然として先程の出来事を見つめた
ジンペイ「あ、最後の鼻栓は何だったんだ?」
ジンペイに言われ、アゲハは自分のスマホで調べる
アゲハ「Yペディアには、占いの紙には最後に『花が咲く』って書いてあるよ。
それに、可愛い花で、女の子には人気だって」
フブキ「花なんて咲いてないけど……」
そこで、コマは言葉の意味を理解する
コマ「そっか!『花が咲く』んじゃなくて、『鼻にサクッ』となってるんだ!」
マタロウ「なにそれ、なんで占いの締め方が変わってるの?;」
すると、フブキは不安そうな目つきで地面に置いてあるフォーチュンビターブラックの入った籠を見やる
フブキ「ねえ、このチョコあんまり関わらない方がいいんじゃないかな?」
ジンペイ「なんでだよ?」
フブキ「だってこんなに当たるなんて怖いし」
すると、誰かが籠を持ち上げた
フブキ「えっ?山田ロイド君?;」
山田ロイドは、無言でスッ…と、フブキに籠を突き出してきた
フブキ「いや、それ私が落としたんじゃない…;」
すると、もう1人の山田兄弟『山田アンド』がバイオリンを弾き始めた
まるで受け取れとでも言っているかのようだ((
フブキ「違うの!;私の落とし物じゃなくて……;;」
すると、山田は掴んでいた籠をパッと離した
フブキはそれを反射的に受け止めてしまった
フブキ「って、思わずキャッチしちゃった…;」
山田は、今度はティーカップを渡してきた
もう食べさせる気満々である←
フブキは仕方なくそれを受け取り、一口飲んだ
すると……
フブキ「美味しい!
口の中に広がる香ばしさとフルーティーさ……そうね、きっとこの紅茶には…」
フブキ「チョコが合う!」
そういってフブキはフォーチュンビターブラックを一口齧ってしまった
フブキ「あぁ―――ッ!?食べちゃった!?」
これは完全に山田に嵌められたな←←
ジンペイ「早く占い読もうぜ!」
ジンペイにそう急かされ、フブキはもう1度齧ると、紙を取り出し、広げた
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