テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
どうにかして体育の授業を終え、着替える。
AV見に来いってなんか、変態くせぇな。
いや、学生って考えたら普通か?
俺はそういうやつじゃなかったからわからんけど。
「奏斗って変態なんかなぁ。」
「え、急にどした?」
「あ、いや。」
「僕が変態だなんてぇ。傷ついちゃう~。」
なんかもう突っ込む気力もねえや。
次の授業は…。
「げ、物理…。」
「寝るなよ~」
―――――
物理は難しすぎだと思う。
どうにかして眠らずにいられたが、頭に入ってくるわけではない。
こんなにやったなぁとかもう記憶にすら残っとらん。
もうお昼かぁ。
「飯食お。」
今日は作ってきたから、弁当箱を取り出す。
「えぇ、ひばの飯うまそう。」
「そうかぁ?」
奏斗が驚いたように目を見開く。
「一つやろうか?」
「え?いいの⁉」
「ええよ。」
「んじゃ、遠慮なく。」
卵焼きを一つとって奏斗が食べる。
「んまぁ‼」
「そりゃよかった。」
きらきらと目を輝かせて奏斗が喜ぶ。
どこか、懐かしいような気がして首をかしげた。
「あ、奏斗雲雀からもらってる。ずるい。」
「美園‼アキラも‼」
「お邪魔しますよ。」
後ろから二人がやってきて、近くの席に座る。
「二人とも購買行ったん?」
「えぇ。あそこはモノがたくさんありますから。」
「ほぇえ。」
おにぎりをほおばりながら相槌を打つ。
「雲雀、俺のから揚げあげるから雲雀の作ったやつ一つちょうだい?」
「ええよ~」
はい、と渡そうとすると美園は口を開けて待っていた。
「え?」
「え?」
あ、これ待たれてるやつや。
「あーん。」
男子高校生がやるもんか?
と思ったが、美園がうれしそうに食べているので良しとしよう。
「ここについてますよ。」
「あぇ?」
アキラの指が唇をかすめる。
確かにお米がついてたようだ。
「ん、わり」
「ふふ、可愛らしい。」
口の横についていた米粒をアキラが食べる。
???
これ普通なんか?
「はい、から揚げあげる。」
「あんがと。」
あーん。と言われ口を開ける。
恥ずかしいなこれ。
「んふふ。おいし?」
「おん。」
なんかこれハーレムみたいになってね?
疑問を感じたが口には出さない。
「僕もひばにあとでなんかあげるね。」
「気にせんでいいのに。」
「僕があげたいの。」
「律儀やなぁ。」
平和なランチタイム。
当分この時間は終わらないだろう。
コメント
2件