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好きすぎますわ...続き待ってました!!
もーう大天才過ぎて言葉が出ません.._:(´ཀ`」 ∠):
気軽にコメントしてね♪ すみません!!今日時間なくてかけませんでしたッッ!!
続きです!長いです!すみません!
これでラストです!!
翌朝、アーサーは目覚めると隣に菊はいなかった、慌てたアーサーは声を荒立てながら家中探し回っていた。
「どこだ!菊!」
すると一階から菊がひょこっと顔をだす。
「ここにいますよ、今、朝食の準備をしていたんです」
菊の姿が見えるとホッとしたアーサーはすぐに一回のリビングへ向かった。
「大声出して悪かったな、、、」
「大丈夫ですよ、不安になりますもんね」
昨日の夜あんなことがあったのにも関わらず菊は普段通りアーサーに接する、それがアーサーには不思議に思えた。
でもそんな優しさが嬉しくて、なんでも受け入れてくれるような気さえした。
そして一階のリビングへ行き、奥の方の椅子に腰掛け、菊が用意した朝食を口へ運ぶ。
「、、、!美味い、、、!」
「お口にあったようで何よりです、、、!」
そしてしばらく、そんな日々を過ごし少しずつアーサーの体調も良くなっていき、回復して行った。
亡くなった婚約者のことはまだ忘れられていない様子だが、少なくとも笑顔でいる回数が増えた。
ある日、2人はアーサーの育てた薔薇が咲いている中庭に出ていた。
「菊!みろこれ!俺が全部育てたんだぜ!」
「とても綺麗です、、、!」
そこには綺麗な薔薇が一面に広がっていた。
菊がアーサーの家に来てから約一ヶ月、少しずつ世話をしていたようだ。
「菊は何色が好きなんだ?」
「私ですか、、、そうですね、あの緑の薔薇なんて珍しくていいと思います!」
するとアーサーはピクッと肩を震わし、菊に向かって微笑むように笑った。
「お前もそれを選ぶんだな」
アーサーは菊の横に座り込むと緑色の薔薇を一本摘んで菊の髪に刺した。
「あいつも、俺の目の色みたいだって、言ってくれたんだ」
(ああ、この人はこんな風にも笑うのですね、、、)
アーサーは似合ってる!と一言言うと他の色の薔薇も少しずつ摘み、持ち帰った。
菊はというと、毎日の日課の郵便受けに手紙が届いていないか確認しに行った。
いつも通り郵便受けを開けると一通の手紙が届いていた、宛名は菊宛だ。
少し嫌な予感がし、その場で手紙を読もうと封を破り、中の手紙を確認する。
それは仕事の内容だった、日本で大事な会議があると言うことで戻って来てほしいとのことだった。
約一ヶ月も日本を留守にしていてはこのようなお便りもくるだろう。いっそ遠距離でも会議ができるようになればいいのにと考える。
約1週間後の会議に間に合うように菊は身支度をすることにした。
まずは部屋に行き、自分の荷物をカバンの中に詰める、次に大きなバックに衣服をしまいあらかた準備が終わったが、少しアーサーのことが心配になった。
次はいつ帰ってこれるかもわからないし、なんて伝えたらいいのか悩んでいた。
でも、もしかしたらこれを機にアーサーさんも1人で生きていけるようになるかもしれない、そんなことを考えていた日の晩
「俺、明日から2週間ぐらいアメリカに行く用事があってな、行かなきゃなんねぇんだが」
「そうなんですね、2週間とはまた長い、、、」
「しばらく会議を伸ばしてたからな、仕方がない、それに、菊は寂しくないか、、、?」
「私は大丈夫ですよ!」
菊はこの期間に日本に帰ろうと思ったのだ。
「よし、じゃあ明日の朝には家を出るから、、、!」
そういうとアーサーは菊に近づき、
「寂しかったらいつでも連絡くれよ、これ、会議室の電話番号!」
そう言って一枚の紙を手渡した。
アーサーがアメリカに行き5日目のこと。
「私もそろそろ向かいましょうかね」
衣服は全て輸送で日本に送り、スーツ鞄1つ手に持ち、机の上にしばらく日本に戻りますと言う手紙を残し、アーサーの家を出ようとしたその時、アーサーが帰ってくるタイミングと重なり、鉢合わせしてしまった。
「菊、、、?」
「あ、アーサーさん!?は、早いですね、、、まだ5日目ですが、、、」
「あ、ああ、かなり早めに会議が終わったんで、早めに切り上げて来た、、、」
そういいながらアーサーは菊の服装と手元に目をやる。
明らかに外行きの格好をした菊と手に持っているスーツ鞄を見てさっと血の気が引く。
「菊、、、!?どこか行くのか!?俺を置いて!」
その途端、アーサーは持っていた鞄を落とし、菊の肩をガッと掴む。
「痛っ、、、!」
「なんで何も言わなかったんだ!?俺が早く帰ってなかったら菊は俺に黙ってどこかに行くのか!?」
明らかに動揺してしまっているアーサーを落ち着かせたいところだが、力が強くて抜け出せない上にどんどん家の中に押し戻される。
菊が弁明をしようとしても、アーサーは聞きたくないと言うばかりで話にならない。
一方的に詰め寄ったあとアーサーはボソリと一言呟き菊を引っ張ってどこかへ連れて行こうとしていた。
それは菊も入ったことのない地下だった。
「菊は、、、俺のだ、、、どこにも行ってほしくない、、、」
小さい声でそう言っているのが菊にははっきりわかった。
必死に抵抗する菊だがアーサーの一言
「逆らうな」
この言葉で何もかもダメだと感じ取った。
されるがままというわけではないが少しだけアーサーに抵抗した。
そして一室のベットに放り投げるようにして菊をベットに寝かせた。
アーサーはその部屋にガチャっと鍵をして部屋の隅に置いてある箱の中からじゃらっと鎖のようなものを取り出した。
そして部屋の隅の箱の近くに鎖を固定し、そのあとに菊にも同じような鎖を足につけさせた。
「これは、、、、、、」
「菊、、、これでずっと一緒にいられるぞ」
そう言ったアーサーの目は今までにないくらい幸せで溢れていた。
菊の体より大きい体が菊に覆い被さる、そしてキスそのあとゆっくりと服のボタンを外されアーサーはシュッとネクタイをとると菊の腕をベットの上部に固定するように結びつけた。
そのあとはされるがままで菊は何も抵抗できなかった。
ただアーサーが動くと共に、ジャラジャラと鎖の音とグチュグチュと水を含んだような音、菊の声が部屋に響いた。
菊はいろんな抱かれ方を一日中やらされた、とうに体力が尽きてしまった菊はしばらく眠っていた。
「菊、可愛かったぞ、、、」
そう言いながらアーサーは菊の頭を撫でる。
そしてアーサーは地下室から上がると自分の家の電話が鳴っていることに気がついた。
スッと受話器を手に取ると、菊の上司の声がした。
菊はまだイギリスにいるのか?という電話だった。
「菊は、少し風邪をひいてしまったみたいでな、そっちにはいけない」
そういうと菊の上司は諦めたようにして電話切った。
そのあと、菊の姿が見えないと国中で大騒ぎになった、これはまた別のお話といきましょう。