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「16歳から25歳の間に」
伏見稲荷大社を後にし、クラスで京都の名所をいくつかまわった、その日の夜。
お風呂あがりにみっちゃんと部屋へ戻る途中で、ロビーに 山下（やました）さんと 山田（やまだ）くんの姿を見つけた。
ソファに座って話す様子は親しげで、まさにふたりの世界、といった感じがする。
「……いいなぁ、山下さんと山田ー……」
みっちゃんが呟くように言い、私も「ほんとだね」と微笑んだ。
「山下さんさ、修旅で山田と思い出作りたくて、ちょっと前に頑張って告白したんだって」
「えっ……そうだったんだ！」
驚く私に、みっちゃんは夜中起きていた人たちで、その話を聞いたと話してくれた。
（すごいなぁ山下さん……）
ただただ感心していると、しばらく黙っていたみっちゃんが、ぽつりと呟いた。
「私も……修旅中に告白してみようかなぁ」
「えっ！？」
「実はね……私、日下部（＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
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