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もも@リゼロ二次創作激求め
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#リゼロの二次創作増やすため、意味もなくリゼロタグ
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その日、菜月昴は両親と出掛けていた。いつものように遊んだ帰り道、少し目がぼやけて目を擦るとそこに両親はいなく、どことも知らない路地裏に立っていた。
「ここ、どこだ?」
明らかにさっきまで歩いていた道と違う。ちょっと目を擦っただけなのにいつの間に移動したのだろうか。両親ともはぐれてしまった。
「どうしよう…」
迷子になった時はその場から動かず、探しに来るのを待っていろと両親から言われている。けれど、一瞬で知らない場所に飛ばされたのだ。2人のことは疑っていないが、流石に路地裏から出るくらいのことはしたほうがいいだろうか。薄暗くジメジメとした路地裏は、昴としても長くいたい場所じゃない。せめて、どこか見つけやすい所へ移動しよう、と歩き出した時、どこからともなく黒い装束に身を包んだ怪しい集団が現れ、昴を取り囲んだ。
「だ、だれだおまえら!」
声は出せたが、その場で立ちすくんでしまう。昴はまだ4歳なのだから、泣かずに声を出せただけでも100点中120点は貰えるくらいだ。だが悲しいかな、どこか虚ろな雰囲気の集団には通じない。
(どこかもわかんないし、なんかこわい人たちにも囲まれるしなんなんだよ!!こ、こんなとき父ちゃんなら…)
昴が自身の指針である父を思い出していると、それまで昴を囲うだけで何もしてこなかった集団の中から、1人の男が歩み出てきた。
「ああ、なんと!なんと素晴らしい!その体から漂ってくる濃密なまでの寵愛。実に実に実に実に興味深いのデス!あなた、もしや『傲慢』ではありませんデスかね?」
痩せた男だ。深緑の髪は目にかかる程度の長さに整えてはいるが、頬は痩け、最低限の肉と皮だけの体からは生気を感じられない。周りと同じ黒装束を身に纏っているが、その狂気的にギラギラと輝く双眸により、周りの者たちとは比べ物にならないほどに異常な雰囲気を醸し出していた。そして、真っ当な両親(母は少し所じゃなく天然だが)に育てられ、周りにも特に変わった人はいなかった昴にとって、この男は恐怖を感じるに十分な存在だった。
(なんだコイツなんだコイツなんだコイツ!!
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!!)
今もよく分からないことをペラペラと話し続けている男から、必死に逃げ出そうとするも囲まれており、逃げ場がない。半べそをかきながらどうにか逃げ出そうとする昴を見つめ、男は思い出したかのように再度口を開いた。
「あぁ!これは失礼をしておりました。ワタシとしたことが、まだ挨拶をしていないでは無いですか」
男は禍々しく笑うとゆっくり丁寧に腰を折り曲げ、この世界で最も忌むべき名乗りをあげる。
「ワタシは魔女教、大罪司教───────『怠惰』担当、ペテルギウス・ロマネコンティ……デス!」
これが、昴と魔女教との出会いだった。
箸休め程度に書いて見ました。完結させる予定は多分無いです……
コメント
3件
神
うわあ、リゼロのIF展開……! 4歳の昴が魔女教に遭遇するって新鮮すぎる。ペテルギウスの「傲慢デスかね?」から始まる狂気じみた口調の再現度がすごくて、原作の空気を壊さずに新しい恐怖を足してるのが上手い。路地裏のジメジメした描写と、昴の「父ちゃん…」って心の叫びが切なくて、この先どうなるんだろうって続きを読みたくなる。箸休めって言うけど、読後感しっかり残る1話でした!