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善人だぁれ?

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善人だぁれ?

1 - 第1話 時計の下

♥

28

2022年06月22日

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))アンケートの結果『善人だぁれ?』が1番票数が多かったので書きます!こちらの作品が終わり次第、『365回目の告白で、』を書きます!


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


『だ〜るまさんが こ〜ろんだ!』


公園を通りがかると、平和な声がいくつも聞こえてくる。僕はこの声が好きだ。

子供達が仲良く遊んで、皆が眩しい笑顔を浮かべている。


でも、これだけ素敵な場所だからこそ気付けないことがある。


『うぇ〜んっ…!!』


それは、誰かの泣き声や、


『はぁ…!?お前、死ねよ!!』


怒りの感情だ。

僕はこの声と感情は好きじゃない。


笑顔には必ず裏がある。

善人(ヒーロー)の皮を被った悪魔(ヴィラン)、

犠牲者(大人)の皮を被った犯人(死人)。

だから、本物の善人、犠牲者はどこにも居ないんだよ。居るのは己の事しか見えない者だけ。


__もちろん、僕もだけどね。






「アラタ」

突然、僕の名前を呼ばれた気がして辺りを見渡した。

「…..リン…か…」

「なにその反応…」

「うるさい、僕は今君に構ってる時間はない」

リンと関わっているとろくなことが無い…それは長年の付き合いで分かってきた。


でも、今まで行ってきたことにいきなりブレーキをかけるのは難しい。


「今夜、”時計の下”に7人で会いましょ」

「はっ!?」

「わかった?」

「…..あ、あぁ…」

僕はリンの言葉に驚いた。

“時計の下”というのは、僕を含めた劇団の集合場所…..とでも言おうか。

劇団員は全員で7人。僕とリン、そして他にも個性の強い奴らが居る。


一体何をすると言うのだろうか___


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


〜時計の下〜


___来てみたものの、生憎外は真っ暗で劇なんて出来たもんじゃない。



『だぁ〜る〜まさんが こぉ〜ろ〜んだぁ〜』

「…?」

現在の時刻はそろそろ0時を迎えるというのに、小さな子供の声が周りから聞こえてくる。


「気味が悪い…」

僕はそう呟いてから、ポケットからスマホを取り出して劇団員の1人に電話をかけようとした。

………その瞬間だった。


「うっ…!」

辺りは突然緑色に輝いて、公園全体を照らした。


「…月が…..」

緑色の輝きの正体は満月だったらしい。

緑色の月なんて聞いた事がない……

もしかしたら団員のイタズラかもしれないともう1度辺りを渡すも、そこには何も無い。

___ただ、


『ハルトくんみぃ〜つけたぁ〜』

と、遊ぶ子供の声のみ聞こえる。

『アカリちゃんみぃ〜つけたぁ〜』

「…….まさか…な…」

僕は子供の声に違和感を感じた。

『アオイちゃんみぃ〜つけたぁ〜』

『イブキくんみぃ〜つけたぁ〜』

『エミちゃんみぃ〜つけたぁ〜』

「…….」

やはり、その違和感は当たっていた。

この子供達が呼んでいる名前は全て、団員の名前だ。

『リンちゃんみぃ〜つけたぁ〜』

___”たすけっ…!”


「っ…!」

僕は身の危険を感じて急いで走り出した。


___けれど、判断が少し遅れた。


『アラタくんみぃ〜つけたぁ〜♪』


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