あてんしょん
エイプリルフールってことで、
rbr×sho でエイプリルフールネタやります。
それでもいい方はどうぞ
エイプリルフールなぁ。
ちょっとshoにイタズラしてやろうかな。
でも、嘘つく内容にもよるよな。あいつ、意外と素直やから、すぐ信じよるんよ。まあだから、別れよう、とかさ、嫌い、とかはあんまやりたくないねんな。
うーん、なんかやってやりたいけども、いい嘘が思いつかへん。
……、あ、この嘘、ええやん。
sho「おはよ〜」
rbr「ん、おはよ。珍しく早いやん」
sho「お前が朝から爆音で叫ぶからやろ…。近所迷惑やからやめろって」
rbr「だってしゃあないやん。くじ当たったもん」
sho「え!?マジ!?」
rbr「そう。旅行券手に入れたで〜!」
sho「おっしゃああ!どこに行けんの?」
rbr「ハワイ☆」
sho「おまっ、お前天才か!?」
rbr「んふ、しかも二人券、やで?」
sho「え、ほんと?い、一緒行こーや!」
無邪気に目を輝かせる彼。きらっきらやん。ぱっちりした目がこちらを見上げている。天使か彼は。
rbr「ええよー!あ、でも仕事の予定出てからやな」
sho「今年忙しいんか?」
rbr「まだわからん」
sho「ま、そやろなw」
shoは、何しようかな、とか、2人で旅行とか嬉しいけど恥ずかしい、とか、とにかく旅行について考えている。独り言が可愛すぎんねんコイツ。
rbr「そんなに楽しみ?」
sho「……、何や、悪いか…//」
rbr「いや、別に?w」
sho「そーゆーお前は楽しみやないんか」
rbr「めっっちゃ楽しみに決まっとーやん。2人でハワイやで?新婚旅行には最適やな」
sho「新婚旅行とか言うなよっ!//」
照れてる〜、いい顔するなぁコイツ。
sho「てか、お前も顔赤いやん。自分で言って恥ずかしくなってやんの〜w」
rbr「へあっ!?マジで?」
と、まあ、他愛もない会話をしていると、時計の針が11を指している。そろそろネタバラシするか?
rbr「で、sho。今日が何の日か知っとる?」
sho「え、何?何かの記念日?」
rbr「エイプリルフール」
sho「へえ〜、……って、え、お前、嘘…、?」
rbr「うん、嘘」
そう告げた瞬間、みるみる彼の目から光が消えていく。そのまま俯いて、動かなくなった。少し間が空いて、絞り出したような声がした。
sho「せっかく楽しみにしとったのに、馬鹿みたいやん…。ひどいよ、rbr…」
あー、やらかしたか、これ。いや待て。まだこれで終わったわけじゃないで!
rbr「でもさ、sho」
sho「何」
怒っているのか、若干言葉に棘がある。
rbr「…、午後、また話したいことあるから」
sho「あっそーですか」
rbr「…、もうすぐお昼やけど」
sho「別に何でもいい」
rbr「じゃ適当に頼んどくで?」
sho「好きにせえよ」
さっきから返事が素っ気ない。やっぱ怒ってるなコイツ。俺の言葉ひとつひとつを、嘘だと思ってるようだ。いやまあ、あんなに喜んだあとこんなこと言われたら普通凹むし怒るわな。
昼ご飯が届いたのは12時前。2人で食べるものの、いつもと違って全然話さないので、12時15分頃にはもう食べ終わってしまった。
まあもう午後やからいいんやけど、もう少し午後らしくなってから話すか。
sho「このあとrbrなんかするん?」
rbr「暇やからゲームしよっかな、とか思ってるけど。一緒やるか?」
sho「俺寝てくるから」
rbr「そうか」
うーん、こんなに塩対応されたら、さすがに傷つくわ…。寝るって言ってどうせなんかしてるんやろな。彼の部屋に突撃するほどクソ野郎ではないので、俺も自分の部屋に戻ってさっさとゲームを始めた。
rbr「ん、じゃ、お疲れ様〜」
今の時刻は3時。多分shoもおやつを探してキッチンにやって来るだろうと見当をつけ、キッチンに向かう。
案の定彼はいた。
sho「ポテチないんやけど」
rbr「昨日お前が全部食ったんやろ」
sho「あー、はいはい」
棚を探すと、クラッカーがあったので中身を皿に出して2人で食べる。紅茶も淹れて、ちょっと雰囲気はよくなったかな。
sho「でさ、お前午後に言いたいことあるって言ってたけど、あれなんなん?」
rbr「あー、あれね。実はさ、くじ当たったのは嘘やねんけど、旅行行けるのはガチ」
sho「ふーん…」
信じる気ゼロやな。
rbr「まあ旅行先も海外は流石に高すぎてやめたけど。でも国内にもいい場所めっちゃあるから。給料ためて奮発したんやで?」
sho「そうか…、え、お前チケット買ったん!?」
rbr「え、うん」
sho「どこ行くん」
rbr「沖縄。ハワイ程とは言わへんけど、ええ所やろ?」
sho「……、嘘、なんやろ?」
寂しそうな声で、怒りのこもった瞳で、俺のことを見てくる。そろそろ、本当の本当にネタバラシ、やな。
rbr「はあ〜、全くお前ってやつは…。エイプリルフールは、午前まで!!」
sho「だからお前午後にこれ話すって言ったんか!」
rbr「そうそう。それに、俺の気持ち、ほんとやで?」
と言って、待ってましたとばかりに胸から指輪を取り出す。
rbr「まあ、なんや。海外で華々しくとはいかへんけど、新婚旅行ってことで行こうや。俺と、結婚してくれませんか?」
sho「………、っ、ろ、rbr、馬鹿っ、お前っ…、」
ずるいやつ〜!と叫びながら泣く君。
ふふ、気持ち伝わったようでよかったわ。
sho「俺でいいなら、ぜひ、喜んで」
鼻も目も真っ赤だが、それよりも笑顔が光り輝いていて、眩しい。君には本当に黄色が似合う。
sho「も〜、お前ほんまに心ないやん!なんで嘘ついたん!」
rbr「反応おもろそうやな〜ってw」
sho「来年覚えとけよ!」
rbr「はいはい」
sho「でさ、沖縄、何しようかな!楽しみやな!まず美味い飯食って、海で泳いで、船も乗ろうや!で、森とかも行きたいし買い物もせな!みんなに自慢しようぜ!」
rbr「んふっw」
sho「何笑っとんねん!w」
rbr「幸せやな、って」
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こんにちは、てってれーです。
こういう系は圧倒的まぶ。でも嘘思いつかなすぎてくだらない感じになってしまった…。
笑える嘘を思いつける人はすごいですね。ユーモアがある。
それでは、さようなら〜
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