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#溺愛
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私の指先が彼の下腹部を意地悪く刺激すると、カイル殿下はビクリと背中を跳ねさせる。
「……っ、やめ、そこは……!」
《やめろ……! だが、指が触れるたびに、頭が真っ白になる。……これ以上は……っ》
口では拒絶していても、体は正直だ。前世の知識を総動員した私に、初心な彼は成す術もない。数分もしないうちに、彼の呼吸は甘く乱れ、瞳はとろんと潤んで、あっというまに自失の極みに達していた。
「は、ぁ……っ、もう……!」
「あら、あら。少し触っただけで果ててしまわれるなんて。お可愛いこと」
私が休みなく愛撫を続けると、若い身体はすぐに熱を取り戻す。
「夜は、まだこれからですわ♡」
私は妖艶に微笑むと、彼の上に跨ったまま、ゆっくりと腰を沈めた。すべてを受け入れた瞬間、カイル殿下の喉から、言葉にならない甘い悲鳴が上がる。
「――ッ!!!」
彼は目をつぶり、抗えない快感に首を反らした。
《嘘だろ……、こんな……っ。今まで知っていたどんな感覚よりも、熱くて……もう、何も考えられない……》
昼間の余裕なんて微塵もない。ただ私の下で、翻弄されるしかないのだ。
(ふふ、なんていい顔)
私は彼を見下ろしながら、自分の気持ちいいペースで腰を揺らした。彼は私の動きに合わせて喘ぎ、時に涙目で私を見つめ返してくる。やがて、その手が、吸い寄せられるように私の胸へと伸びてきた。