テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
Snow Manそのままの 💛💜
お付き合い済み
💜 自傷行為表現有
陰湿ないじめ受けてる(モブ→💜さん)
地雷🔙
side.💜
仕事中。
せっかくの衣装に、
マネージャーが運んでいるコーヒーがかかる。
[あ…、笑]
[汚れちゃいましたねぇ笑]
💜「…そう、ですね。」
明らかに今のは故意だ。
でもそんな事、言えない。
この前も、足をかけられて転んだ。
その前も、
嘘の時間を伝えられて遅刻して、怒られた。
もう、ずっとずっと。
彼からの嫌がらせは終わらなかった。
俺…嫌われるようなこと、したかな。
ストレスだらけの職場。
苦しくて、辛い。
でもそんな言葉、誰にも吐けない。
だって誰も、心配させたくないから。
俺はSnow Manという看板を背負った最年長、
「深澤辰哉」 だから。
そんな仕事を終えて、
実家に久しぶりに帰る。
「1回実家帰ってきて」なんて、
数ヶ月前に言われた言葉だ。
💜「…ただいま。」
そんな俺を迎えたのは、実母。
[あんたねぇ…早く来て夕飯用意してって、
言ったわよね、]
今日は朝からこの時間まで、
予定が詰まっていた。
💜「っ、仕事で…」
[仕事だからってやらなくていいなら、
遥か昔にあんたは餓死してるわよ。]
[私がやってきたんだから、
あんたも出来るでしょう?]
💜「…ごめん。」
俺は引き下がり、すぐにご飯を炊こうと、
キッチンへ向かおうとした。
その時、母さんの右手が俺の頬を叩いた。
パシン、と無機質な音が鳴り響く。
💜「…っ、」
[…遅い。もういいわよ。]
彼女の声は、氷のように冷たい。
💜「…ごめん。」
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俺は謝ることしかできなかった。
💜「ぁ…母さん。」
少しでも機嫌を戻そうと、
俺は近況を話すことにした。
💜「MCの仕事たくさんもらってさ。
最近アルバムも発表して、
Snow Man、 いい感じなんだよ。」
💜「その分、大変だけど。」
アイドル活動を進めてきたのは母さんだ。
売れていることを言えば、少しでも俺は母さんの中で、イイコになれるはず 。
[…そ。頑張って。]
テレビを見ながら放たれたその言葉。
俺のことなんて、1ミリも見ていない。
💜「…っ、」
俺の中で、何かが壊れた気がした。
💜「…うん。」
そして方向転換をし、
自室へと足を運んだ。
部屋の隅に座り込む。
💜「…。」
仕事も人間関係も、
何一つ上手くいかないない。
全部俺が悪い。
そう思うしかなかった。
ずっと部屋にしまってある、
カッターを取り出す。
顔以外で、目立たない場所…
腹?
いや…雑誌でへそ出しコーデあるしな。
手首は割とすぐバレるし…。
うーん。
💜「…首?」
俺はそう思い、左側からカッターを当てた。
神経は深く切りつけすぎないように。
自分の皮膚を捌くように。
💜「…ははっ、 これだよこれ。」
全部、俺が悪いから。
傷つくのも、俺が罪を償ってるだけなんだ。
実家から自分の家に戻った後も、自傷行為が止むことはなかった。
首と言っても鎖骨の方だから、
バレないはず。
💜「誰も俺のことなんて見てないもんね~っ」
それでも、心の奥に抱える不安は、
日々増えていくばかりだった。
いつまで経っても止まない、
あのマネージャーからの嫌がらせ。
あの共演者さん達からの集団無視。
それでもやっぱり、
耐えるしか方法はなかった。
やっぱり苦しいな、寂しいな。
そんなことを思ってしまって。
💜「…1コール、だけ。」
俺の指が向うのは、俺の恋人の連絡先。
ここ3週間全く予定が合わず、会えていない。
俺は彼に電話をかけた。
💜「…っ、」
1コール鳴り終わる。
そりゃそうだよな。夜遅いし。明日仕事だし。
迷惑だよな。
俺は現実から逃げるため、
ベッドへ向かおうとした。
その時、スマホがバイブレーションする。
💜「…?」
スマホを手に取れば、そこには、
世界で1番大好きな1文字、
「照」と示されていて。
わざわざ俺からの電話を、
折り返してくれたことにも、
歓喜の気持ちが宿る。
💜「…!」
俺は迷わず応答ボタンを押した。
💛『…辰哉?』
💜「〜っ、」
聞こえたのは、
世界で1番、安心する声。
世界で1番、大好きな声。
世界で1番、愛する人の声だった。
💛『どうした?』
💜「…ごめん、起こしちゃった?」
💛『別に。起きてたし。』
💜「…そっか。」
嘘だ。
聞くからに寝起きの声してる。
そう思うと、
申し訳なさが一気に込み上げてきた。
💛『…最近会えなくて寂しい。』
💜「…俺も。」
💜「でも照が仕事頑張ってる証拠だもんね。」
💜「俺も…頑張らないと。」
💛『ありがと。無理はしないでね。』
💛『…で。急に電話してどうした?』
見透かしてくるような、そんな声。
💜「ごめん、間違えただけだから…」
💛『…ねぇ知ってる?』
💛『辰哉が夜中に電話かけるときって、
辛い時とか寂しい時なんだよ。』
💜「…!!」
図星だ。
声が出ない。
💛『昔からの辰哉のクセ。』
💛『何年一緒にいると思ってんの。笑』
照だ。昔からそうだ。
俺の思ってることなんて、彼にはお見通しだった。
💛『…家、来いよ。』
💛『10分後、迎えに行く。』
目からは涙が零れ落ちる。
あぁ、好きだな、なんて、
毎日のように思っているのに。
それでも強がってしまうのが俺のクセだった。
💜「…いっ、いや、明日仕事でしょ…?」
💜「寝たほうがいいって! 」
💛『いいの。
仕事より辰哉の方が大事なんだって。』
仕事より、俺。
彼のそういう一言だけで、
救われる自分がいた。
💜「…ごめ、ん」
💛『ごめんじゃない。ありがとうって言って。』
💜「…ありがとう。」
俺はそう言って、電話を切った。
泣いていたことがバレないように、
早く本調子に戻さないとな。
side.💛
「着いた。準備できたらおいで。」
準備中であろう辰哉に、
そうメッセージを送った。
「今行くね」
既読がついてすぐ、帰ってくる。
夜中に電話をかけてくる時はいつも、
崖っぷちに立たされている証拠だった。
今にも消え入りそうな声で、
電話をかけてくることもあった。
あの時電話に出なかったら、
辰哉は壊れていたかもしれない。
そんな場面が、いくつかあった。
💜「照、お待たせ、」
姿を現したのは、
大きめのベストを着た辰哉。
…俺があげたやつ。
💛『…辰哉にしては準備早いね。』
💜「それどういう意味だよっ笑笑」
💛『辰哉が可愛いってこと。』
💜「…ぅ、うるさい…//」
そう照れる姿もかわいい。
💛『…。』
俺は彼の目元が赤いのを、見逃さなかった。
一旦、気づかないフリをする。
💛『…ほら、早く家行くぞ。』
💜「うん、」
俺は彼をエスコートするように、
助手席のドアを空けた。
すんなり入って、
「ありがとう」と告げる彼が、
こんなにも愛おしい。
俺は車を走らせ、自分の家へ向かった。
俺は辰哉を車から降ろした。
💛『鍵あるでしょ?先行ってて。』
💛『車停めてくる。』
そう言うと、彼は不安そうな顔を見せた。
💜「…うん、」
💛『…1人、怖い?』
気持ちを汲み取って聞いてみた。
すると彼は動揺する。
💜「へっ、ぁ、っ、」
💜「…ちがうから、」
💛『…違くなさそう。笑
じゃあ一緒に車停めに来て。』
💜「…ありがと。」
顔を隠して礼を言う。
それも、泣いている証拠の一つだった。
side.💜
あの寂しさすら汲み取ってくれる照が、
俺の人生最大の自慢だった。
家に入れてもらう。
…照の、匂い。
それだけで安心感が出て、涙が出そうになる。
💛『ごめん。掃除してないから汚いかも。』
そうは言うものの、
しっかりと内装は整っていた。
💜「んーん。俺の家より綺麗だよ。」
💛『掃除しろよ笑』
💜「分かってる笑」
暫く沈黙が続く。
口を開いたのは、照。
💛『…最近、無理してるだろ。』
💜「え…?」
💛『俺毎回言ってるだろ、
辰哉の出てる番組は全部見てるんだよ。』
💛『…首の傷、リスカ、だろ?』
なん…で、っ
俺は何も言えない。
また怒られる。
アイドルとして、
体に傷がつくことは悪いことだって、
前の共演者さんに言われちゃった。
Snow Manでいじめが
起きてる疑惑とかついたらどうすんの、って。
違う。彼奴らは何もしてない。
そんな風に反論する力も、俺にはなかった。
照が次に言ったことは、
俺の心に少しの安らぎを受け渡した。
💛『…なにがあったか、教えて。』
優しい声。
💜「…怒んないの、?」
💜「Snow Manとして、みたいな、」
💛『…別に。メンバーが原因じゃないだろ?』
💛『怒るとしたら…
俺の人生で1番大切な人を、
傷つけてることかな。』
俺の人生で1番大切な人…。
俺、が。
💛『メンバーが原因だとしても、
俺は辰哉の味方だから。』
…暖かい。
俺は抑えていた涙が抑えきれなくなる。
💜「…っ」
💜「ぁのね、ッ、」
💜「今やってるドラマのマネージャーに、っ」
💜「ぃやがらせ…っされててッ、」
涙を必死に止めようと、目を擦る。
照はそんな俺を抱き締めてくれた。
💜「でも、っ、
Snow Man最年長だからぁっ、」
💜「弱音…吐けなくて、」
💛『…うん。』
💜「他のバラエティの共演者さんからも、
無視されたり、っ して、っ」
嗚咽で言葉に詰まる。
そんな俺のことも、
『大丈夫だからゆっくり』と言って、
照は待ってくれる。
💜「実家帰っても…ッ、悪い子扱いされて、っ」
💜「“頑張って”ッて、他人事みたいに、
どうでもいいみたいに言われちゃって、ッ」
💜「…なんで、 生きてんだろ、って、
なって…っ、」
💜「リスカ…しちゃ、った」
言い終えるまで、
照は俺の背中をさすり続けていた。
💛『…よく耐えた。』
💛『辛かったな。』
💛『もう、俺がいるから大丈夫だ。』
耳元で囁かれる。
照は俺と目を合わせた。
💛『…俺は、辰哉に、
“頑張って”、なんて言わない。』
💛『そんなこと言ったら、
辰哉は今みたいに頑張りすぎちゃうから。』
💛『…一緒に頑張ろう。』
💜「…っ、」
照はやっぱり、俺が1番欲しい言葉をくれる。
大好き、だ。
💛『俺がずっと隣にいる。』
💛『もし頑張りすぎて疲れても、俺がいる。』
💛『好きなだけ…甘えて。』
俺は思わず照に抱きついた。
こうすれば、リスカで付けた傷も、
癒される気がして。
💜「ぅ゛~っ、 ひか、るッ、」
💛『頑張ったな。偉い。』
💛『…俺、逃げてた。』
💛『お互いのドラマが落ち着いたら、
言おうと思ってたけど、無理だな。』
💜「…?」
俺は照の胸筋に埋めた顔を上げる。
💛『…一緒に住も。』
💜「〜!? /////」
💛『辰哉が決めていいけど…
俺は一緒にずっといたい。』
💛『考えといて。』
この男の優しさには、頭が上がらない。
好きで好きでたまらない。
💜「…断る理由、っ、ないって、笑」
わざと大きく笑ってみせた。
💛『…ありがと。
とりあえず、暫く泊まって。』
まだ家に帰らなくていいんだ。
これからは、24時間中、
どこかの時間で、照と会える。
毎日。
俺はもう一度、彼の胸筋に顔を埋めた。
💜「…大好き、大好き、、大好き、っっ」
💛『…俺も。』
俺は安心感でそのまま、眠りについた。
side.💛
💜「スーッ、スーッ」
辰哉が寝息を立てて寝始めた。
ほんとうに疲れてたんだな。
俺は彼の髪を彼の耳にかけて呟く。
💛『…一緒に、頑張ろうね。』
そして彼の頬にキスを落とした。
頑張って、なんてよく言えたもんだ。
突き放すような言い方をしたんだろう。
辰哉は頑張りすぎるのが短所だから。
頑張ろう、と言って、
隣で並走した方が無理せず済む。
ちょっとくらい甘えてよ。
俺でいいならさ。
fin.
コメント
4件
本当に現実でふっかさん無理してたりしたら心配😭
ひぃ💛のふっか💜への優しさにキュンっときたので💟いっぱい押しときました👍️ ありがと!!ぴ〜ちゃ✨
慰めからの同棲はキュン展開🫰💕ドキドキ 無事に救われてよかった