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『ん?ここは…知らないわ。』
「ご武運を。寒くはないようにしております。食料はこちらに。」
『食料?何で?』
「長期戦になりそうだそうで。」
『ふ~長期戦ってことはお
「それでは。また、いつか。」
……..ハァァァァァァァァ
長期戦って事はそこそこ面倒くさいって事
食料があるって事は長期戦って事
”またいつか”っていう事は過去にかなり長引いてことがあるってこと
…って事だよね
『…ちゅーやー!愛しの姫様が待ってるぞー!はよ迎え着てー!』
…はず 暇 ひーまー!
あ、お腹すいた なんか食べよ
__居間 中也side
「簡単なルールは分かっただろうが一つ付け足しておこう。」
「それは…異能力の使用、サポートがありという事ですわ。」
「サポートが…ありだと?」
そんな事、姐さんや黒蜥蜴が動き出したらすぐに…いや、それが抗争に発展するかもしれないな
「では、3分後に開始だ。それまでは各自、作戦立案などをしていてくれ。」
…早めに助けねぇと…姐さんや紗雪の同僚に迷惑が…
「あの、えっと。名前は?」
「ん?あぁ、中原中也だ。稲荷…翔だっけか?」
「はい。…僕は、負ける気がありません。紗雪さんは僕が貰います。」
「…俺もだよ。」
「それでは、開始です。紗雪様はこの家の敷地内に居ます。」
敷地内か…広そうだが、それなら直ぐに見つかる…と思っていた
俺の考えは甘すぎたのかもしれない