朝ごはんを食べてたら昨日すれ違った男に睨まれてる気がする。食事中に睨まないで欲しい。なに?やるの??どうしても殺気が抑えきれない。すると「こんな奴を鍛錬させてるとか父上もどうかしている。」
ここ最近鍛錬しながらアイゼルさんの殺気を絶えていたからなのか。少し相手の強さが分かるようになってきた。その上でもう一度相手を見る。
弱い
そうわかった瞬間殺気が無くなった。うるさいだけの動物か何かに思えてしょうがなかった。
「ノイマン。貴族らしくしなさい。」
アイゼルさんがそういうと少し大人しくなったけど睨みつけるのはやめないらしい。
そして模擬戦の時間
「模擬戦ではお互いに木剣で戦って貰う。どちらかが木剣を落としたり傷を付けられたら負けだ。いいな?」
「分かりました」
「へっ、楽勝だな!」
「それとノイマン。お前が勝ったらお前の我儘をなんでも聞く事にしよう。」
「本当だな?!父上!?」
「あぁ本当だとも。ちなみに負ければ貴族らしくお前を強調するがな」
「げ」
ノイマンは本当に貴族なんだろうか、。言葉遣いも教わることになってたけどとても酷い。テーブルマナーなんて見てられないレベルなのに直そうと思わないの?
「では始め!」
私は待ってみる事にして
「攻めて見たらいいよ」とか言っていた
「ふざけやがって…!」
ノイマンは木剣を前にして突進して来る。
隙だらけで誘っているのかなと思って私も前に出る。
ドン!!と足に力を入れて少し前に出たつもりだった。
「うぉ!?」
私はノイマンの木剣を薙ぎ払い、腕を木剣で叩き、最後に木剣をノイマンの首の後ろで止めて行動を止めた。
本当は木剣同士がぶつかるのかと思ってたけど遅すぎてそんな事する必要無いなと感じてしまった。
「降参だ、。」
模擬戦は一瞬で終わり、実に呆気なく終わってしまった。それにしても武器を持てる様になったんだなぁ私……
「そこまで。」
アイゼルさんはなにか感心したかのようにこっちを見て
「どうだ?重たい武器から軽い木剣にした感想は」
え、なに?実験でもしてたのかな
「えっと、とても軽くて動きやすかったですね?」
「軽いか、。済まないな。木剣なのは確かだがお前のはバスタードと訓練で使っていた盾の分の重量負荷がかかる魔法がかけられている。それを軽々と振り回せる時点で私から訓練させる事は何も無い。」
え?
「それとノイマン。分かっているな?」
「…………はい…」
「宜しい。貴族らしく勉強するように。」
それを言うとアイゼルさんは屋敷の中に行ってしまった。
修行が終わった、。?
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!