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作り笑顔と夢が創った出会い


_________

「ありがとう。君のおかげで生きようって思えた」

「 ”ありがとう” って。僕は話を聞いただけだよ」

「その ”話を聞いただけ” が誰かにとって救いになることもあるんだよ?」

「そう…かな?」


_________

「なんで諦めちゃうの?もったいなくない?」

「才能がないから…」

「少なくとも私はあると思う」

「いやないよ。」


_______________________


死にたいって思ったことが何回かある。別に、死にたい訳じゃないけど、かと言って生きたい!!っていうのもない。ていうか、私が生きてても誰も得しないって。でも、私ごときが死にたいって思うのすらおこがましい。別に環境が酷いわけじゃない。でも、疲れるじゃん。本音を吐き出せる場所がないと_







高校2年生になって少し経った。

「花音!!おはよ!!!」

「羽奈!おはよ〜!!ちょ〜〜元気じゃんっ!何かいい事あったの?」

「じ・つ・は〜!親に推しのグッズを買ってもらって!」

「えぇ〜?!めっちゃいいじゃん!」

「でしょでしょぉ?!」

私はいつも笑顔を意識している。できるだけ、楽しそうに。妬んではいけない。本当にストレスの”ス”の字もないような心の底からの”笑顔”を意識する。

「花音は?なんかいい事ないの?」

あるわけないじゃん。と悪態をつきながら、

「ん〜…友達とか、家族が優しいことかな?!大好き!」

「花音は学校と家が大好きだね〜」

「当たり前じゃんっ!」

こんな感じで”笑顔”を絶やさない。

「そろそろホームルームはじめんぞぉ」

「はーい」

「じゃあね、花音!中休みに話そっ!」

「うんっ!」

はぁ…疲れた…


「…」あ、先生の表情が。

「お前ら、真面目に授業受けろ?ほかの先生たち困ってんぞ。今、2年生でもうすぐ”3年生”だろ?」

3年生…か。

「今日はそれを意識するように。」

「             」

「返事。」

「はーい。」

「ホームルーム終わるぞ」

「きりーつ」

「しせー」

「れい」

「「「「ありがとうございました」」」」


______________________


「んじゃあ、数aはじめる」

1時間目から担任か。

「と言っても一段落ついてるからなぁ」

「席替えでもするか。」

ざわめくクラスメイトたち。それに合わせて私も笑顔を貼る。

「んじゃ、視力の関係で前のやつこーい」

___________

「よし、終わったか。」

私の隣は…水谷 碧(みずたに あお)くんか。

確か、静かな子だったよね…?

「私、”赤嶺 花音”(あかみね かのん)。よろしくねっ」

にこっと効果音がつきそうなくらい、笑う。

「…よろしく」

高すぎず、低すぎず  小さい。でも、はっきりと聞こえる、水のように透き通った声。

「じゃあ、自習にするか。話してもいいが声量が大きくなりすぎないようにな?先生は職員室いるからなんかあったらいいに来い。」

この担任は今朝のホームルーム、”真面目にしろ”って言ってたのに。先生がしなくてどうする。そしてとなりを見る。彼は本を読んでいる。先生自習って言ったよね?

「なんの本を読んでるのっ?」

笑顔に。自然に。

「……」

聞こえてないのかな?

「別に…」

あ、喋った。やっぱ聞こえてんじゃん。

「何でもいいだろ?ていうか、僕を使って自分をよく見せるためだけに話しかけないでくれ。うざい。」

彼がそう言ってこっちを見た。

私はある違和感を感じた。この時に、普通の人なら     ”は?”   っとなるだろう。でもこの時、私は

“なんか、見覚えが…ある?”  と思った。

でも、私は彼の顔を見たことがない。彼とはクラスが違ったし、体育も合同じゃなかった。おまけに彼はいつも下を向いている。

いや、でも、なんで?気の所為だよね?

「…図星?」

と彼は言って、口端を斜めにあげる。

でも、私はそんなことより、”見覚えがある”ことが気になった____



✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -


( ᐛ )

こっち書きやすッ。

続き、気が向いたら書きます!

気が向くことを祈っててください!(?)

じゃあね!

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