第24話 違和感の正体
以前見かけた少年の行動を観察していた理世。
少年が不自然に振り返ったのが気になり、彼を見つけた場所に視界を戻したところ――いつの間にか、五人の成人男性が呆然と立っていた。
(あの子がいなくなってから、まだ数分……ううん、そんなに経ってない。なのに、いつの間にこんなに人が……!?)
ほんの一瞬の間に人が集まる可能性、というのもゼロではない。
だが、それを「偶然」と片付けるには不自然だった。
(五人で……ぼーっとしてる……もしかしたら、ここに盗みに入るつもりなのかも!)
そう思ったとき、五人のうち三人が動き始めた。
ゆっくり歩く様子は、少しフラついて見える。
その後ろを、前の三人に合わせてゆっくり追う残り二人。
前の三人が妙に動きが揃っているのに対して、後ろの二人の動きはどうもぎこちない。
(なんかヘン、だけど……今はそれより!)
「ジェイド*****
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