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🎧×衣都(恋人設定)
【罰ゲーム】
🎧「ねぇ、弥代。ゲームしない?罰ゲームありで」
衣都「……それ私に勝算あります?」
お昼頃。私は恋人の壱川君の部屋でゲームに誘われていた。彼はdomという名前でゲーム実況をしており視聴者は多く、ゲームの腕もとても良い。私が負けること確定では無いのだろうか。
🎧「別にそうでもないでしょ。俺ハンデ有りでいくから。どう?」
衣都「…まぁ、ハンデ有りなら……」
この時の私はどうにかしていたのだろう。ハンデがあったってろくにしたことないゲームで彼に勝てる確率はほとんど0%と言っても過言では無い。
🎧「んー、じゃあこのゲームでいっか」
と、彼が取りだしたのはぷよぷよに似たゲームである。
🎧「負けたら勝った方の言うことを聞くってことで」
衣都「分かりました」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
🎧「はい、俺の勝ち」
数分後。私の画面の前にはLOSEの文字。それと反対に壱川君の画面にはWINの文字。彼は私よりも十秒遅くスタートする、というハンデがあったにも関わらず負けてしまった。負けると予想が着いていても悔しいものは悔しい。
🎧「で、言うこと1つ聞いてくれんだよね?」
彼はニヤニヤと悪い笑みを浮かべながらこちらを見る。彼は何を命令するのだろう。スモークチキンを買ってこい?それとも辛子明太子せんべいだろうか。待っていると彼はベッドに移動し手招きをしていた。それに従い彼の膝に座る。すると後ろからぎゅっと優しく包み込まれた。
衣都「あの…」
🎧「じゃあ命令。愛してるって言ってよ」
衣都「…え」
その命令は予想していたものとだいぶ違っていた。全くもって身構えていなかったので変な声が出てしまう。
🎧「ほら、早く」
待って欲しい。こちらにも心の準備というのがあるのだから。
そうして覚悟を決める。そう。たったの五文字。ただ口に出すだけでいいのだ。そして私達は付き合っている。別に変なことでは無い。なんなら当たり前でもある。【あいしてる】たった、それだけ
衣都「…あ、愛してるッ……!」
そんなことを自分に言い聞かせていてもこの5文字はとても恥ずかしい。面と向かって言うと恥ずかしさ2倍である。でも彼はふっと笑って
🎧「俺も愛してる」
そう言いながら口にキスをする。頭の中はフリーズ状態。我に返って今されたことを理解すると顔がとても熱くなった。
🎧「さてと、お昼ご飯食べに行こ。多分もう出来てるから。」
衣都「……うん、分かった。先行ってて」
この顔の熱が引くまで少し時間がかかりそうだ。
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