操り人形 続き

こんにちは

操り人形の続きです

私は性別適合手術等の知識があまりないので間違っているところがあると思います

それを知った上でこの作品を見ていただけたら幸いです

琴音｢おはようお母さん ｣

母｢おはよう｣

母｢早く準備しなさい｣

母｢今日は手術の事の説明を聞きに行くから｣

琴音｢…うん｣

母｢1回の手術では無いし年齢的にもまだ受けられないものもあるみたい｣

母｢でも出来ることはあるから頑張りましょうね｣

琴音｢そうだね｣

琴音｢準備してくる｣

琴音部屋

手術か…

“僕”は男の子になるんだ

どうしてこうなったんだっけ

こんな生活なら”生まれて来たくなかった”

愛されたいだけなのに

愛すらもらえない

もう諦めよう

期待しても辛くなるだけなら

期待なんてしない

手術が辛くなるなら

女の子のままで居たいなんて希望を持ってしまうなら

希望なんて持たない

お母さんの操り人形になるのが悲しいなら

感情なんて捨ててしまえばいい

もう何もかも捨てよう

もうこれは決まっていた事なんだから

未来は変えられない

琴音｢準備終わったよ｣

母｢じゃあ行きましょうか｣

医師｢初めまして｣

医師｢琴音さんでしょうか｣

琴音｢はい｣

医師｢ではいくつか質問をするので答えてください｣

その後色々質問をされた

年齢とか性別に関する認識とか

私は今17歳でまだ手術は出来ないものもあるみたいだけど 少しづつ男の人になるための事は出来るみたい

まぁどうでもいいんだけど

お母さんは嬉しそうに話を聞いてた

やっと喜ばせられそう

女で生まれてきたからお母さんは僕を 愛してくれなかったけど

手術をしたら愛してくれるのかな…

なんて希望を持っていたけれど

今は違う

希望を持ってその希望が消える時の辛さはもう十分わかった

だから今は希望なんて持たない

僕はお母さんの”操り人形”だから

皆さんあけましておめでとうございます

新年早々地震で大変したね

私は少し揺れた程度で済んだので大丈夫でしたが震源地に近い方々大丈夫でしょうか?

自分の命を大切にしてください

皆さんが無事で居ることを願っています