テラーノベル
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閻魔大王からの使者、藤さんが事務所に来たので、最近のことについて情報交換している。藤さんは進捗が早いと思ってるようだった。
「何年もかかると思ってたのにもう3人も! あの2人に頼んでよかったです」
「残りの魂ももっと早く見つかるといいんですけどね」
「閻魔大王様も喜びます。あの2人なら大丈夫だ」
千歳ちゃんと和泉さんのことを買ってくれてるのはありがたいけど。
私は聞いた。
「ほかに何か気になることはありますが?」
「うーん、そうですねえ……」
藤さんは首をひねった。
「なんかねえ、僕の個人的な見方ですけど、和束美枝の子供たちは霊になる確率が高すぎる気がするんですよ」
「と言うと?」
「霊になるのってまず可能性が激低じゃないですか。霊にならずにそのままあの世直通がほとんど。それが、和束美枝の子供だけ百発百中で霊になってる。何なんだろうって」
「なるほど……」
確かに、言われてみれば不思議。高い霊力が入る器を用意しても、必ず霊になる魂が入るとは限らないのだ。
藤さんは、また首をひねった。
「でも、必ず霊になれる方法って今のところないでしょう?」
「ありませんね」
霊になってこの世に留まって、この世に干渉できるならそれは永遠の命を得たのと同義だ。だから、古今東西の色々な術師が確実に霊になる方法を探したけど、現在までその方法は見つかっていない。
「一応、記録だけはしておきますね、今の話」
そう言ってメモしてその時は終わったけれど、千歳ちゃんの中の人たちが特定の地域に偏っていると知っていたら、話は違っていたかもしれない。
コメント
1件
藤さんが「和束美枝の子供たちだけ霊になる確率が高すぎる」って言うの、確かに不自然だなって思いました。霊になる方法が確立されてないのに百発百中って、何か仕掛けがあるんでしょうね。最後の「特定の地域に偏っている」って一文がすごく気になる…これから明かされるんですかね? 続きが待ち遠しいです!
#幽霊
凛道桜嵐 新
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#日常
がくじゅつてき・あかげ
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わーい
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