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はぁ好きすぎるぅぅぅぅぅ!! 神!ガチ神‼️
地雷さんは回れ右お願いします( . .)”
前回の続きからです( . .)”
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あべちゃん「全部分かってます」
あべちゃん「分かった上でそれでも俺は今ここに居て」
あべちゃん「それはなべさんでも他の誰でもない」
あべちゃん「俺が自分の意思で決めた事だから」
あべちゃん「だから、、俺は、」
あべちゃん「俺は、貴方のことが好きです」
あべちゃん「俺と付き合って下さい」
俺の服を掴む彼の力がよりいっそう強くなる
緊張からか身体は小さく震えていた
俺は震える彼の身体を力いっぱい抱き返した
その衝動的な行動に自分自身で驚く
頭の中では自問自答が繰り返されている
俺はどうして今彼を抱きしめたんだろう
それは阿部さんの事が好きだから
阿部さんの告白から数ヶ月が経過していた
季節が変わり俺の住む街にも桜が咲き始めている
俺は街で有数の桜の名所を訪れていた
あべちゃん「見て下さい!桜すっごく綺麗ですよ!」
あべちゃん「あ!屋台も出てるみたいですね!!」
あべちゃん「辰哉は何か食べたい物とかありますか?」
隣からは恋人の弾むような声が聞こえてくる
あの日俺は彼の告白を受け入れた
あべちゃん「辰哉話聞いてる?」
ふっか「ああ、ごめんね、わら」
少しだけ不機嫌な彼の声色に焦った俺は
慌てて声のした方に顔を向ける
するとそこには、
桜色に染まる背景の中で微笑む亮平の姿があった
あべちゃん「どうしたんですか?ぼーっとして」
あべちゃん「もしかして退屈ですか?」
ふっか「いや、」
ふっか「綺麗だなって」
考えるよりも先に自然とそう口にしていた
あべちゃん「桜がですか?」
彼が期待の込もったような眼差しで俺を見つめる
ふっか「どっちもかな、❗️わら」
あべちゃん「あはは、なにそれ笑」
彼は少しだけ照れくさそうに笑う
目の前に居る彼を
亮平の事を好きになっていく自分がいる
それは少しだけ寂しい変化ではあるけど
きっと前向きな変化でもあるから
だから俺は
今この気持ちを
この背景を
忘れないでいたいと思った
𝑵𝒐𝒓𝒎𝒂𝒍 𝒆𝒏𝒅__
♡200