テラーノベル
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💚🩷
💚「面白い実験、してもいい?」
🩷「なになにー?!」
💚「ふふ、催眠術」
🩷「おもしろそー!!」
💚「じゃあ、よく見てて」
阿部はラウに倣い、五円玉を指先で揺らした。
規則正しく、ゆっくりと。
🩷「……?」
💚「……あれ?」
🩷「あべちゃーん、
そんなもので本当に効果あるのー?」
反応は、ない。
何度揺らしても、佐久間の瞳は澄んだまま。
💚(……はぁ…やっぱり、でたらめか)
そう思った、その時だった。
💚「……ん?
……あれ、なんか……変な感じ……」
🩷「え? あべちゃん?」
阿部は言葉を止め、そっと目を閉じる。
——
数分後、ゆっくりと目を開いた。
💚「……ご用件は、なんでしょうか。
ご主人様」
🩷「ええええええ!?!?!?」
🩷「あべちゃん!?
ちょ、ちょっと待って!?
これドッキリじゃないよね!?」
💚「……」
🩷「え、えっと……
あべちゃんは……猫になる!」
💚「承知しました」
💚「……んにゃ〜♡」
阿部は迷いなく佐久間のそばへ寄り、
その膝に、こてんと頭を乗せる。
🩷(……か、かわいすぎる……)
🩷(え、なにこれ……理性が……)
佐久間の中で、
よくない考えがむくむくと芽を出す。
──────────────
🩷「おいしくなあれ!萌え萌えきゅん!
して!!」
💚「おいしくなぁれ!♡萌え萌え♡きゅーーーーん!!」
阿部は、しっかりと指でハートを作る。
🩷「にゃっはー!!!あべちゃんかわいいぃ!!」
それから佐久間は、大好きなアニメのセリフを
言わせたり…
ハレンチなポーズをとらせたりと…
阿部をおもちゃのように扱う
🩷(わわわ!見えちゃいそぉぉ)
🩷「えーっと次は次はーーっと!!」
——しばらくし、
💚「……さくま」
🩷「へ?」
💚「俺は今まで……
ずいぶん長い、妙な夢を見ていたようだ」
🩷(ああ!!ここからがお楽しみだったのに!!)
💚「……それと」
💚「なんだ、この格好は……」
気づけば、阿部はメイド服を身にまとっていた。
🩷「い、いや!
それは、その……不可抗力というか……!!」
💚「……まさか……
俺が、催眠にかかるなんて……」
本気でショックを受けた表情を浮かべる阿部。
🩷「ね、ねえ……あべちゃん」
🩷「……すっっごく、かわいかったよ?」
阿部は一瞬だけ言葉を失い、
そして小さく、ため息をついた。
💚「……忘れて」
🩷「やあだ!!」
~後日反省会~
❤「……まさか、阿部の方が催眠にかかるとはな…」
本気で頭を抱える阿部。
💚「……写真も、たくさん撮られた……
消してくれって言っても、
“思い出だから♡”とか言って……
絶対、消してくれない……」
💛「いひひw
今度、俺にも見せてもらおーっと!!」
🖤「あべちゃんの…メイド服姿?」
🖤「ごくり…」
💚「やめてええええ!!!!!!」
悲鳴を上げる阿部をよそに、
部屋には遠慮のない笑い声が広がる。
——こうして
催眠作戦は、まさかの方向で失敗に終わったのだった★
次回🖤🧡編
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