テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
※政治的意図、戦争賛美などは一切ございません
※誤字脱字がある場合、教えていただけると幸いです
※結構長文かもです
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
日帝(陸)Side
私が目を覚ましたときにはもう雨が止んでいた
地面には所々水溜まりが…
(これは…水溜まりと呼んでいいのか、?)
そうだ、ここは黒い雨が降るんだ。
水溜まりも黒でないとおかしいな。
(…そういえば、まだこの街の探索が終わってなかったな)
雨も止み、ジメジメした空気を少し懐かしく思いつつ
探索を開始する。地面は黒い雨に
打たれていたにも かかわらず、キラキラと光っていた
数十分ほど歩いていると、1軒の本屋に辿り着いた
その本屋はよく見るカフェくらいの大きさだったが
少し本を嗜む程度なら丁度良いだろう
私は暇つぶし、そしてこの世界のことについて調べるため
この本屋へ足を踏み入れた
本屋はまるで最近できたような感じがした
色は2色しかないが、たしかに綺麗だった
色々な本を探したり見たりしてみたけれど、
手がかりは一つも 掴めなかった。
少し諦めかけていた頃、ふと1冊の小説を手に取った
小説なんてあまり読んだことがなく、
つい気になってしまったのだ。
数時間後、小説を読み終わり、元の位置に返そうと
本棚を見ると、 少し赤く輝いている
宝石のようなものが本の間に挟まっていた。
私はついその宝石に興味を惹かれてしまい
数十秒ほど硬直していた。
その後、どうしても気になってしまい
その宝石を持って本屋を出た
ダメなことと分かりつつも、つい出来心でやってしまう
宝石はまるで雪の結晶のように輝いていて
誰もが目を引くような綺麗さだった
ふとこの街にあった時計塔を見てみると、
既に日付が変わっていたことに気付く
深夜なこともあり、街を出歩いている人は数少なかった
目的地も決めずにふらふらと歩きながら宝石を見つめる
(この宝石、もしかしたらこの世界の
キーみたいなものかもな)
そんなありもしない話が頭をよぎる
自分の馬鹿さをもう一度思い知りながら
私はそこら辺の木影で眠りについた
…今は、夕方くらいだろう。空が赤に染まりかけている
この世界になれていないからか、
随分長く寝てしまっていたようだ。
まだ頭がぼんやりしているが、
このままずっと座っているわけにもいかない
体を起こし、辺り一面を見ようとする前にふと思う
(あれ…?昨日座って寝たよな…確か木影で…)
私が見た光景は、あの街とはかけ離れていた
赤、緑、白の3色だけで作られた街、
色は変だがキラキラと輝いている湖、
賑やかな街並み。
(なんなんだこの世界は…というかあの街はどこだよ)
#東リべ
あまりにもファンタジーすぎる展開に戸惑いつつ
一応この街も調べてみることにした
この街は皆日本語を話すらしいが、ここでは
日本語のことをルセウス語と言うらしい。
言語表記以外は全ておなじだと思うし、
特に気にすることはなかった。
この街の中心には、大きな旗があった
旗といっても白旗だがな…もっと他のあっただろ
(ん…?…なんかこの街見覚えあるような、)
そのとき、激しい頭痛が私を襲った
顔には出さずにいられたが、痛くて痛くてどうしようもない
2.3分くらい経った頃、頭痛が治まってきた
なぜ急に頭痛がしたのだろうか…
考えていても埒があかなそうだ。
気づいた頃にはもう日が暮れていた。
子供たちは家に帰り、太陽らしきものも沈んできた
私は湖の近くに座り、赤と白の街のことを思い出す
(やっぱりあの宝石が手がかりだったのか…?)
宝石はまだ私の手の中で光り続けていて
いつかずっと消えてしまいそうな儚さだった
ぼんやりとこの街の湖を眺めていると
後ろから話す声が聞こえた
何を言っているのかは分からないが
きっと私には関係の無いことだ
?「…の …あの、!」
驚いて後ろを振り向くと、
10代後半くらいの女性がこちらを見ていた。
?「あ、すみません…この街の人っぽくなかったので…」
なぜ声をかけてきたのかよく分からない。
この街に観光に来ただけかもしれないだろう
?「この街に来るなんて珍しいですね…
普通天国が地獄のはずだけど…ボソッ」
最後の方はよく聞き取れなかったが、
この街は観光しに来る人が少ないらしい
数分あの女性と話をすると、女性は用があるらしく
どこかへ走っていってしまった
あの女性は14歳の時にここに引っ越してきたらしい
…ここに? 何か嫌な予感がしたが、
別のことを考え気を逸らす。
段々と夜が明けてきた
そろそろこの街も退屈に感じてくる頃
普通なら1ヶ月で慣れるとかそれくらいだろうけど
ここの街は何故か見慣れている
そんなこと気にしている暇もなく
探索を再開した
────────────────────────
文字数 2.154文字