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#リゼロ
すず
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第43話『黒龍の使者』
虹国王都。
玉座の間には重い空気が流れていた。
北西辺境の砦が壊滅。
監視部隊全滅。
生存者はわずか一名。
そして現れた謎の勢力。
黒龍国。
玉座に座る光金王は静かに報告書を閉じた。
「被害は。」
側近が答える。
「砦三つ。」
「村七つ。」
「すべて制圧されています。」
十二将たちの表情が険しくなる。
じゃぱぱが机を叩く。
「すぐ出撃しようや!」
なおきりも立ち上がる。
「放っとかれへん。」
しかし光金王は首を振った。
「待て。」
その一言で全員が静まる。
すると。
王宮の外が騒がしくなった。
「何事だ!」
衛兵の叫び声。
慌ただしい足音。
そして。
玉座の間の扉が開いた。
全員が振り返る。
そこに立っていたのは。
黒い鎧を着た一人の男だった。
衛兵たちに囲まれている。
だが全く動じていない。
「誰だ。」
じゃぱぱが睨む。
男はゆっくり頭を下げた。
「黒龍国の使者です。」
その瞬間。
玉座の間の空気が凍る。
黒龍国。
敵国の使者。
なおきりが槍へ手を伸ばす。
「ええ度胸やな。」
使者は笑った。
「感謝します。」
「殺される覚悟で来ましたので。」
不気味な男だった。
光金王は静かに尋ねる。
「用件は。」
使者は一歩前へ出る。
そして一枚の巻物を差し出した。
「我が王からの書状です。」
側近が受け取り。
光金王へ渡す。
玉座の間が静まり返る。
光金王は封を切った。
書かれていた内容を読む。
そして。
光金王の目が細くなった。
じゃぱぱが尋ねる。
「何て書いてあるん?」
しばらく沈黙。
やがて光金王は答えた。
「降伏しろ。」
全員が立ち上がる。
「はぁ!?」
「ふざけるな!」
怒号が飛ぶ。
しかし使者は笑顔のままだった。
「もちろん拒否されるでしょう。」
「ですので。」
男は顔を上げる。
「一か月後。」
「虹国王都を攻撃します。」
静寂。
誰も言葉を失った。
使者は続ける。
「我が王は待つそうです。」
「逃げるなら今のうちだと。」
なおきりが怒りで震える。
「なめとるな。」
しかし光金王は冷静だった。
「王の名は。」
使者は答える。
「黒龍王。」
「それ以外は知る必要はないと。」
その瞬間。
光金王の瞳が鋭くなる。
「そうか。」
そして立ち上がった。
「なら伝えろ。」
玉座の間に響く声。
「虹国は逃げない。」
「来るなら来い。」
「その黒龍王ごと叩き潰す。」
使者は笑った。
「承知しました。」
そう言い残し。
静かに去っていく。
残された十二将たち。
そして光金王。
一か月後。
王都決戦が始まる。
だが。
誰も知らない。
黒龍王が想像以上の怪物であることを。
そして。
その軍勢の中に。
虹桃軍団すら凌ぐ将軍たちが存在することを…。
黒龍侵攻編、本格開幕。
コメント
1件
ああーーー43話めっちゃ重くてかっこよかった!!😭💥 使者のあの余裕の笑顔、逆に怖すぎるし、「一か月後に攻撃する」って宣戦布告アピールがもうドラマチックすぎて痺れたわ…!! 光金王の「来るなら来い。叩き潰す」の一言、痺れる〜〜!✨でも最後の“怪物”伏線が気になりすぎて次回が待てないんですけど!!?次回も楽しみにしてます🍙さん🔥