僕の存在証明
ある少年の悲しい物語。人間から堕天使になるまでの暗い暗い過去の話ーーー。
俺の親友はいつも人気だ。クラスでも、他の場所でも。俺は正直羨ましかった。だが、それと同時に何故か嬉しかった。
ピーンポーンパーンポーン((チャイム
チャイムがなったらあいつはまっすぐ、俺のところに来てくれる。それが嬉しかったんだ。
「彩世!もうすぐ夏休みですね!」
こいつが俺の親友。翠海 澪桜(みみ れお)。クラスの中の人気者で、みんなの天使の様な存在だ。
「あー、そういえばそうだな〜。」
「彩世はなにかするんですか?」
「んー、特にないかな〜」
「なるほど、、、?」
「澪桜は何かあるのか?」
「うーん、特に何も、、、あっ!」
「ん?何かあったか?」
「はい!おばあちゃんと実家に遊びに行く約束をしていました!」
「へぇー、いい休日になりそうじゃん!」
「でしょでしょー!そうだ!よかったら、彩世も一緒に来ませんか?」
「え?いいのか?」
「はい!おばあちゃんも大人数の方がいいと仰ってましたし!」
「うーん、どうしようかなー?」
「そうだ!今日、彩世の家に行かせてください!それで、彩世のお姉さんたちにも聞きたいので!」
「うん。わかった。」
「やったー!」
そういって笑う彼は本当に天使のようだ。
だが、俺はまだ知らなかった。後にあんな事になってしまうなんて、、、
人物紹介!
彩世 玲太(あやせ れいた)。普通の学生。
澪桜の親友で、この物語の主人公的ポジ。
翠海 澪桜(みみ れお)。物語の中で紹介したが、玲太の親友。クラスの中の人気者で、天使のような少年。この物語のもう1人の主人公的ポジ。
彩世 玲菜(あやせ れいな)。玲太のお姉ちゃん。可愛いものが好きで澪桜のことも好き!
彩世 玲莉(あやせ れいり)。玲太の妹。反抗期で何故か冷たい。
愛葉 美亜(あいば みあ)。澪桜の友達。亜人の双子の妹。明るい性格で、元気すぎてやばい。
愛葉 亜人(あいば あと)。澪桜の友達。美亜の双子の兄。美亜よりは大人しい性格で、少し腹黒。
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