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「…」
『まさか喉をやるとはね』
誰のせいだと思っているのだ、こいつは。
俺は話せないので手振り身振りで話さなければならない。
無理やり声を出そうとするとめちゃめちゃ痛い。
『あんなに喘いで喉を痛めるなんて、』
もう一度言う。
誰のせいだと思っているのだ、こいつは。
「゛゛゛、!!」
『ちゃんと声出せてないの可愛い♡』
なんなんだ、こいつは。
俺は優しい、俺は優しいから、つま先を踏むだけで許す。
『い゙っ゙で』
俺は優しい。
『ねぇ、お兄さん?今から遊ばなぁい?』
俺は遊びたくない、却下だ。首をふる。
『えぇ、つまんないの…』
しょんぼり顔を見せてもダメだ。首をふる。
大人が何をしてるんだか。
『むー、』
俺はその顔面にグーパンをいれる。
『いっ、ツンデレだなぁ』
こいつ、人間じゃない。
今は午前11時。
これから何をしようか、
こいつは人間じゃないから1人で考える。