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とある秋 それはおよそ400年ぶりの皆既月食が見られる
と…澁澤君はそう言っていた
その日が…今日だ、そう
時雨「皆既月食って…月が欠けて、紅く染まるやつだったかな…」
澁澤「…よく知っているな、具体的に言うとそうだな…」
皆既月食……
それは、
月が地球の影に徐々に覆われていき、
太陽と地球と月が一直線に並び、
月全体が地球の影に覆われる…
完全に覆われた状態を「皆既食」と呼び、
太陽光の一部の赤い光が月を照らす
事を指す
時雨「紅い月……まるで、林檎みたい…」
そういいながら、彼女は
兎状に切られていた紅い林檎を口一杯に
頬張った
その姿が愛おしくて…蒐集にも収めたくなるような愛おしさだった
澁澤「…あぁ…そうだな」
−−−−−−−−−−− −晩 −−−−−
!
月が徐々に欠けてきていた
澁澤君は、冷静さを保ち…本を読んでいた
初めててみる [ 皆 既 月 食 ] 少し、自分は燥いでいたのかもしれない
月は…
軈て、紅く染まっていった
食の最大にいったころ
僕は呟いた
時雨「澁澤君、月が綺麗だね…!」
もちろんすべて意味は分かっている
月が綺麗ですね = 『 貴方を愛しています 』
とある文学者…小説家がこれを伝えたそう
何という、小説家であったかな…
確か……________
澁澤「…君は沢山の知識をもっているな…、君がそう言うのであるならば、私は死んでもいい」
時雨「へへ…澁澤君大好きだよ!」
死んでもいい…という彼は……もう何年も前に
中島敦…人虎の爪によって……殺害された、
何度泣いたことだっただろうか…
家族デ…お父さんみたいな、存在で……
大好きな人で、大切な人
皆既月食…
月下で…彼奴は、今日も
人を殺しているのだろうか…、
澁澤「私も…君の事が大好きだ」
月を見つめる僕に
彼は、そう静かに呟いた…
皆既月食ネタを入れようと思って忘れてましたすいません
ハロウィンもホントはいれようとしてました
勉強の息抜きに書いたりするかも、
またね!