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【最終回】
いわふか Side
💛「お前……本気で佐久間に惚れてただろ」
💜「…………」
深澤は何も言わない。
その沈黙が答えだ。
💛「はぁ……わかりやすいんだよ」
視線を逸らしながら、肩をすくめる。
💛(ここ数カ月間、楽しそうだったな)
あんな顔、久しぶりに見た。
戦いの中じゃなく、ただ笑っている深澤の顔。
💛(もう、ああやって3人で並んで歩くことはないか)
きっと次に会うときは
刃を向けるときだ。
💛「……残酷だよな」
守りたいものは似ているのに。
交わる道は、ない。
夜風だけが、静かに吹き抜けた。
────────
あべさく Side
屋敷にて。
🩷「傷……手当てします」
そっと近づく。
だが、手首を掴まれる。
💚「あいつらに……身体、許したか?」
低い声。
🩷「……」
答えられない。
💚「塗り替えないとな」
🩷「え?」
次の瞬間、優しく唇が触れる。
🩷「阿部…先生…?」
💚「もう、絶対離さない」
💚「戻ってきてくれて……ありがとう」
🩷「俺、この数カ月間……本当に色々ありました」
🩷「でも、前より強くなれた気がするんです」
🩷「これからも…もっと強くなります」
🩷「みんなも、自分も守れるように」
🩷「絶対に」
涙を流しながらも、まっすぐな瞳。
💚「……ふふ、合格」
優しく抱きしめる。
💚「お前がいなきゃ…だめだ」
──────────────
🩷「はぁ…あっ……阿部…せんせっ…」
身体が重なる。
傷だらけの二人。
だけど────
💚「…佐久間…綺麗だ…」
──────────────
佐久間は阿部の腕の中─────
静かに眠る。
そっと、頬に触れる。
窓の外…夜が明け始めていた。
戦いは、きっと続く。
でも
お前はもう、ひとりじゃない。
おわり。
コメント
2件
初コメ失礼します。 凄くいいです! 続き待ってます!!