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剣舞光音
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ー遊郭とは、愛と企み、闇や光が渦巻く場である。そして…遊郭の三代館、
「華洋館」 「南朝館」そして、 「羽厘蝶館」なかでも羽厘蝶館は、最多で一年に五人、花魁を出す、華やかな館である。
そんな、愛憎劇も絶えぬ遊郭も含めた国、
「漢歌」。
その国の王子は、王の正室の息子である。もう一人の王子は、側室の息子。
正室は昔、亡くなり、悲しんだ王が側室を向かい入れた。しかしその側室は傲慢で、自分以外と王子以外は見ない。
側室は、正室の王子を、後宮から叩き出したと言う。
そんなことも知らずに、男に触れず、接客もしない。ただ、花魁が出るようなら舞う。そんな日常を送る、羽厘蝶館の踊り子、藍。
彼女は踊るだけであり、ただただ無表情(褒められたことではないが…)で踊り続けている。
そんな彼女が、ある日後宮に行くことになったのは、仕えていた花魁が…まさかの殿下に気に入られたからである。
仕えている花魁が行くのだから、お前もついていけ。と、やり手婆にも言われてしまった。
藍(ンな理不尽な…)
と思いながらも、
優林「一人じゃ心細かったから、よろしくね、藍?」
という言葉と共に送られた笑顔に、見事心臓を射抜かれ、ついてきたのであった。
藍(美人のお願いと笑顔には、断れない性なんだ…私は)