テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
1,599
どんべぇ
174
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
exib 生理男子
※ATTENTION※
nmmn
捏造
生理男子
ご本人様関係なし
地雷の方は閲覧非推奨
⚠️読む前に必ず⚠️
生理男子のネタを扱った作品になります!!
血などの表現はありませんが、地雷の方は見ないことをお勧めします。
頭が重い。
お腹が痛い。
気持ち悪い。
辛い。
全身をいろんな感覚が覆い尽くす。
荒くなっていく息と頬を伝う汗。
床にへたりと座り込んだまま痛みに悶える。
ついさっき飲んだ薬はすぐには効いてくれない。
寝ようとしてベッドの目の前に来た瞬間、足に力が入らなくなって動けなくなった。
ただただ、腹部を攻撃するどこにもやれない痛みが俺を襲い続ける。
ベッドのシーツを掴んで逃がそうとしても、全く意味を成してくれない。
寝てしまえれば楽なのに、本当に体が動かない。痛みに全てを侵食されているようだ。
今は俺を助けてくれる人を待つことしかできない。
「えびお…」
ぼそっと呟いた愛しい人の名前は静かな部屋に消えていった。
『ただいまー』
玄関を開けて発するのはまずこの言葉。
いつもだったら遠くから返ってくる声は聞こえない。
いっぱいになったビニール袋を片手に靴を脱ぎ、中へと入った。
リビングのドアを開けてみる、が、そこには誰もおらず、電気がついたままになっていた。
手に持っていたものをテーブルの上に置き、上着を脱ぐ。
テーブルには透明なグラスに三割ほど入った水と、空いた箱から出されて乱雑な状態で置かれたままの薬があった。それはイブラヒムが飲むもので、包装シートにはもう2錠の薬しか残っていなかった。
ここにいないとなると、考えられるのは一箇所だけ。
思い当たるそこに向かって足を動かした。
『ひむー?』
名前を呼んでからドアノブに手をかけてドアを開ける。
広がった視界の先には座り込む彼の姿が見えた。
『ひむ??大丈夫かー。』
近くまで来てしゃがむと俺の存在に気づいたようであまりよくない顔色をしたままこちらを振り向いた。
「え、びお?」
はぁ、はぁと荒い呼吸をしながら必死に耐えているようだった。
『痛いよね。動ける?』
再び俯いて首を横に振る。
震えながらベッドのシーツを掴む姿を見て辛さがよく伝わってくる。
ベッドにある毛布を被せ、腰のあたりをさすってみる。
「っ…ん、、」
もそっと動き出したかと思えば俺の方に体を向けて抱きついてきた。
『この体勢大丈夫?』
ただ体を支えて腰をさすってやることしかできず、他に何かできないか考えてしまう。
「ん、、これでいい、、、。」
まだ辛そうな声色で答えるとさらに身を寄せてくる。
ぎゅっとしがみついてくる彼の背中に腕を回し、俺も軽く抱きしめる。
「………グスッ」
腕の中から鼻を啜る音が聞こえ、視線を落とす。
服をしっかり握っている彼は少し震えていた。
「っ、、ぅ、、」
『ひむ、、辛いよな。えらいよ、頑張ってるよ。』
頭に手を伸ばし髪の流れに沿って優しく撫でる。
「っぅ、、グスッ、、ふっ、、」
俺には彼が苦しんでいる痛みがわからない。
いつもいつも同じことを繰り返すだけで自分の無力さを度々痛感する。
付き合ってすぐ頃だったか、イブラヒムが収録中に倒れたことがあった。
その時俺はまだ生理男子だということを知らなくて、すごく怖かったのを覚えている。
今まで周りにそういう人がいなかったから、いろんなライバーに話を聞いて、学んで、彼をちゃんと支えようって決めた。
でも、俺の思いは空回りして実際できることは限られていたし、それが本当に彼を支えられてたかはわからなかった。
現に今もこうして目の前で彼は苦しんでいる。
あぁ、もうほんとうに、、
『俺が辛いの全部貰いたいよ。』
「……ぇ」
腕の中にいるイブラヒムが顔を少し上げて小さな声を上げた。
なんだ??あれ?俺今、、
『…声に出てた、、??』
「うん、めっちゃ」
彼は涙を溢しながらも少し微笑む。
人って本当に思ったこと声に出るだ、と自分の行動に少し驚いた。小恥ずかしくて軽く唇を噛み締める。
「…あげないよ。」
再び顔を下に向けた彼は頭を俺に押し付けながら口を開く。
『なんで?』
「だって、グスッ、えびお死んじゃうぢゃん。』
「えー、俺そんなやわじゃ無いんだけどなー。」
体をさらに引き寄せ、背中を摩りながら体を少しゆらゆらと揺らす。 だいぶ落ち着いてきたようで呼吸はいつもと同じ感じに戻っていた。
満足するまで抱きしめ続ける。彼が望むなら一生だっていい。
そんなことを考えていると俺の服を握っていた手が緩み少しだけ体を離される。
「…えびお、ありがと。」
『どーいたしまして。落ち着いた?』
頭を撫でながら聞くとゆっくり顔が上下に動いた。
『温かいの持ってこよっか。』
立ち上がろうとすると服の端をくいっと引っ張られた。
「っ、まだ、行かないで。」
潤んだ目で上目遣いをされてしまっては可愛い以外の言葉は出てこない。上がりそうになる口角を抑えながら立ち上がるのをやめて、またイブラヒムに腕を回す。
『さっきのと同じのでいい?』
「ん……。」
首に腕を回して肩口に顔を埋める彼を再び優しく撫でる。
頼ってくれたり身を任せてくれたりするのはすごく嬉しい。こんな俺でも何かしてあげられてる気がするから。
こうして身を寄せ合うことで感じるぬくもりはとても特別な感じがする。2人だけで共有できる感覚が幸せを感じさせてくれていた。
少しするとイブラヒムの頭が肩からずり落ちそうになった。完全にこちらに身体を預けて、力も抜けていた。
『ひむ?』
顔を見るとすぅすぅと息をしながら目を瞑っていた。寝てしまったようだ。
夜中も痛みにうなされているからちゃんと寝れていないのだろう。
抱き上げてベッドに寝かせ、寒くないように何枚か毛布をかける。寝ている時の彼の顔はとてもキレイだ。サラサラしたストレートな髪、長いまつ毛、端正な顔。笑うとすごくかわいいからそこにギャップを感じる。
頬に手を伸ばし、親指で目の近くに触れる。少し腫れた目元は彼が頑張った証である。
ゆっくり下の方に手を滑らして顎をなぞって離す。
そして、少しでも苦しみから解放されることを願って優しく触れるだけのキスを彼の唇に落とした。
読んでいただきありがとうございます!!
久しぶりのノベルでした!!
なぜか3月思っていたより休みがなくて、、 全然書いてません。本当に申し訳ないです…。
(読みはしているのでお勉強はしてます☺️)
生理男子めちゃ地雷だったんですけど、ここまでならいけることに気づきました。
これ以上いくとちょっとね、、うん…。
前回いっぱいコメントもらえて本当に嬉しかったです!!ありがとうございます!!
是非今回も、、お願いします!(スタンプだけも大喜びします)
♡、💬、フォローお待ちしております!!