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「凛。これから行くとこがある。ついてこい。」

「え?あ、うん。」

ただいま7月。世間はもうちょっとで夏休みだわーいわーいとはしゃぎ始める頃では無いだろうか。今日は土曜日。7月が始まって最初の土曜日だ。今から行くところ、、、は俺にも分からない。兄ちゃんに身を任せて、、、と言うべきか、、、電車に乗ってどこかへ向かっている所だ。

「兄ちゃん。これからどこ行くの?」

「、、、秘密だ。」

秘密。何か凄いとこに行くのだろうか。例えば夢の国とかどっかのスタジオジャパンとか。あ、もしかしたらサッカースタジアムとか資料館とかかも。とりあえずなんか楽しみだ。

考え事をすると眠くなるもので、そう考えるうちに段々と眠くなってくる。ちょっと仮眠をとってもまぁ大丈夫だろう。そう言って眠りにつく、、、。

ん、、、結構寝てしまっただろうか。もう電車では無いようだ。兄ちゃんが運び出してくれたのか、、、

ん?なんかおかしくない?まぁいいか。

周りを見渡すと、やたら豪華なシャンデリアや椅子などが置いてある。、、、城にでも来てしまったのだろうか。あ、日本の城ではなく結婚式場とかであるCastleの方な。

はて、兄ちゃんは何処に行ったのだろうか。

お手洗いかはたまたたトイレか、、、?

「糸師凛様。準備が整い次第ご移動お願い致します。」 

「?あ、はい。」

城のスタッフさんだろうか。まぁ準備と言っても準備することが無いのでそのまま行こう。と立ち上がった俺に待っていたのはとてつもない光景であった。なんと。186cmの男が真っ白なドレスを着て佇んでいるではないか。あ、コレ鏡に映った俺じゃねぇか。、、、いやいやは??待て?なんだよこれ。

「あの〜?糸師凛様?準備はまだ整っておりませんか?開式3分前ですが、、、」

「あ、すみませんすぐ行きます!!」

、、、俺、結婚すんの?相手まだ分かんないんだけど?しかも俺花嫁なの?泣いていい?

とりあえず行かなければ。スタッフさんに迷惑はかけられない。

扉に向かうと、父が立っていた。駆け寄ると

「凛、、、遂にだな、、、お父さん凛がとうとう嫁に行くって聞いて最初は驚いたけど、、、嬉しいぞ、、、」

このおっさん、半泣きだ。おい待て待てこのおっさんはなんで当たり前のように俺を女立場だと思ってんだ感覚狂ったか?それとも早めの認知症発症して常識という2文字を捨てたか?頭がこんがらがっていると、準備が整ったようで扉が開かれる。

開かれると同時に盛大な拍手が俺に降り注ぐ。何?コレ。

入った瞬間からツッコミ所満載過ぎるだろ。

拍手している人でわかるヤツらをピックアップすると、潔。あとおカッパやらどっかのキングやら。(コイツら絶対冷やかし。)おい。ノエル・ノアまで居るのかよ。よく来ようと思ったな。

そして、流れている曲がち○まる子ちゃんは絶対におかしい。異論は認めない。

そんなことを考えているうちに道(?)を歩き終わりあの〜、、、誓いの言葉するとこ(名前は知らん)に到着する。さぁ、花婿(?)とご対面といこうか。

え〜。茶髪。緑目。下まつげ(6本)。

ん〜〜、、、

糸師冴じゃねぇか。

なんだよ。1番身近で1番あって欲しくない輩じゃねぇか。

「兄ちゃん、、、?」

「凛、、、遂にこの時がきたんだ、、、」

「ちょっと何言ってるか分からない。」

「いや〜。ジューンブライドって言うだろ?凛と式挙げるにはその時期がよくってな。初日に挙げることにしたんだ。」

「兄ちゃん」

「どうした凛」

「ジューンブライドってね」

「あぁ 」

「6月なんだよッッッ!!!!」

とりあえず月の英語も分からないクソ兄貴にビンタをかます。

「いた、、、」

「クソ兄貴」

「お兄ちゃんにそんな言葉使いするんじゃありません。」

「7月英語で?」

「あれ?無視か凛お兄ちゃん涙ぽろーだぞ」

「さっさと答えろ7月英語で」

「𝐉𝐮𝐥𝐲。」

「6月英語で」

「June。」(7月しか綺麗なフォントがありませんでした。)

「ジューンブライドだぞ?」

「、、、あ」

こんのクソ兄貴、、、

じゃなかったとりあえず逃げよ

「じゃ、俺はこれで 」

「え、ちょ、凛?」

靴はとりあえず脱ぎ、ドレスも脱ぎたかったが裸で外を走り回ったら捕まるので着たまま我慢する。

「り、りーーーーん!?待って!?」

追って来やがったクソ兄貴

クソ走りにくいなコレ。

どっかに兄貴なんて地球1周するくらいに投げ飛ばせるムキムキマッチョ居ないかな。いや、1周だと帰ってきちまうな。半周にしよう。って言っても居ないんですけどね☆HAHAwじゃねぇよどこに居やがるちくしょうめ。

ん〜?あれー?進めなーい

「捕まえたぞ可愛い凛」

「うわキッショ地獄に落ちろふぁっくゆー」

「お兄ちゃんにそんな言葉使うんじゃありませんと言っているでしょう」

さ、帰るぞと言う事を言わんばかりに俺は捕まり再度結婚式場まで連行されるのであった。ちゃんちゃん。

、、、で終わらせられるかばーーーーーか!!!!

、、、あ、ホントに?待ってまだやり残したことが、、、

尺の都合?○ね!!!!

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コメント

6

ユーザー

めちゃカオスなの好きですw

ユーザー

テラーノベルの、、、あれ?タイトル画像規約違反って何??公式のタイトル題名をそのままタイトル画像に出来るやつ使っただけだけど、、、?私運営さんから嫌われてる??

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