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「え、あの人が会長なの?横の人じゃなくて?」
「え、知らなかったの?そうだよ、矢取先輩が生徒会長で、横の人か副会長の小野木先輩。ハーフなんだって!」
「背も高いし、イケメンだし、納得!」
「あの人が会長かと思ったぁ…ちょっと残念」
千夏が会長になってから、三年に上がってから数ヶ月。未だに千夏が会長だと思って居なかった人が多数いる。よく会長として挨拶しているが、多分みなそんな挨拶より横にいる美男美女の生徒会生を見ているのだろう。少し悲しい。
優達は昼食時に千夏の席に集まり、朝出来なかった会議内容を話し合っていた。
「うぅ…やっぱ優くんが会長やろうよぉ…」テキパキと紙に書き込み、問題を解決していく優。それにそれに合わせた会計をすぐさま終わらせる要。活動内容、金額全てをまとめて分かりやすい書類をこれから作る梓。そして、何もしていない千夏
「だから、会長は先輩だけです」
「だって俺何もしてないよ、生徒会のお荷物じゃん…」ワァ…とどこかの小さくて可愛いキャラクターみたいに泣き出す千夏に三人がため息を吐いた。
「みんなも優くんが会長だと思ってたし、やっぱ優くんなんだよ…」
がしっ。千夏の顔を要の大きな手が掴む。
「いだ、いだだだだ、要!つぶれる!潰れる!」
込められた手の力に思わず涙が止まり、千夏はもがき始める。
「生徒会長は?」
「え…?それよりいたいっ」
涙目で目を開け、指の隙間から口角は上がっていないのに目が笑っていない要を見る。
「生徒会長は?」
「お、おれ」
「そうだよな?」
「は…はい」
顔から手を話そうと要の手首を両手で掴んで押しやるがビクともしない。その代わりに指の力は抜け、ただ顔に手が当たっているだけになった
「俺らは千夏以外の会長は認めないって言ってるよな?で?お前さっきからなんて?」
「優くんが会長の方がいいと…言いました…」
「んで、何回も言ってるのにずっとそれを繰り返してる千夏君は?」
「スミマセンデシタ…」
「んじゃあもう言うことないな。」
この地獄のお説教?タイムがやっと終わる、と思い顔を上げると目が合った要がにこりと笑う。
「”俺”からはな」
その後、残りの昼食の時間は優と梓の説教で終わりました。