「ラメルどうするの!?」
「モク的には直した方がいいとは思うけど…」
「俺は逃げ…(((追いかけた方がいいとは思うが…」
「私も追う派かな、」
「ラメルは…追おうと思う。」
「ならモクもラメルの決断を止めないよ!」
「なら居なくならないうちに行こう!」
「けど正確な方向なんて分からなくね…?」
「モクに任せて!」
そう言うとモクは杖を地面につけ
「サーチ」
そう言うとモクはひとつの方向を指さし
「あっちにいるよ!」
そう言った。
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追いかけ始めてモクの指示道りに走る。
「ここを右!」
そう言われ曲がると2つの人影があった。
人影は1つではなく2つだったようだ。
咄嗟に物陰に隠れる。
「もうそろそろユカリが来てくれるはずだけど…」
そう言って眠そうに目を擦る髪を束ねた男性。
「ユカリちゃんが来る予定の時間まで5分ぐらい早くなっちゃったね〜」
そう言って大量の鉱石が入った袋を持っているのは横髪が長く後ろ髪がショートなのが特徴の女性。
『で…』
そう言って隠れている方を2人は向く。
「そこに隠れてる子はだーれ?」
そう女性が言う。
「今ならまだ見逃すけど」
そう言ってこっちを見る瞳は殺意が籠っている。
見逃されるわけが無い。
逃げようとしても殺す気だ。
そう本能が叫び、覚悟を決め姿を出す。
「君たちがミネラーレをああした本人達?」
そう聞いてみる。
「…。勇者さん達か」
そう女性が言うと袋を地面に置きどうやって取り出したのかは分からないが弓矢を持ちこっちに向かって放った。
「おわッ…」
狙ったのはフミトのようで間一髪だろうか、フミトはそれを避けた。
避けた矢が地面に被弾した時、その地面が爆発した。
「…え、?」
「あー、避けられちゃった」
そう言った女性は続けて矢を放とうとする。
「背に腹はかえられないかなぁ…」
そう男性が言うと女性が地面に置いた袋から鉱石をひとつ取り出し一瞬にしてハンマーに変えた。
「ユカリが来るまで耐えるかぁ…」
そうあくびをしながら男性はハンマーを片手に距離を詰める。
「…。」
モクに狙いを定めたのかモクにハンマーを振りかざす。
「ッ…!?ペアレント!!」
そう言うとモクの周りにバリアが張られハンマーを防いだ。
「…、!思ったより硬いなぁ…」
そう言いながら後ろへジャンプし下がるとモクがバリアを解除した。
それと同時に矢が飛んできてモク近くの地面に被弾し爆発する。
モクはそれに巻き込まれた。
「ぁがッ…!?」
それをニウが器用にキャッチすると直ぐに回復させる。
「モク大丈夫、!?」
「う、ん…へーき。」
そう痛そうにモクはしながらも立ち上がる。
するとリトが無言で距離を詰める。
「あ…」
そう男性は言葉を零す。
リトが持っている剣には雷のような見た目に変わっている。
スキルを発動したのだろう。
その剣は男性を斬った。
はずだった。
その場から一瞬にして消え他の場所にいた。
「え、?」
「2人とも怪我は無いですか?」
そう言ったのはハーフアップにヘッドホンをつけた紫と黄緑のメッシュが特徴的な女性。
「ユカリ…ありがと、」
そう男性は女性に言う。
「テンウさん、今回は一旦引きましょう。今回の目的は戦闘などではなくあくまで鉱石なので」
「え〜…じゃあ引こっかぁ…」
そう言って女性は袋を持ち突如現れた女性に近づく。
「行かせるかッ!!」
そう言ってフミトが銃弾を放つ。
が、女性は矢を自身よりは少し遠めな位置に放ち爆発させ銃弾の軌道を変えた。
「じゃまたね勇者さん達!」
そう言って笑う女性がほか2人と合流すると一瞬にして消えた。
恐らく…転移の魔法だろう。
追いかけることは不可能だと感じミネラーレに戻った。
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急いで救助や修復を行う。
モクが魔法を使ったおかげもあり想像よりは早く終わった。
まぁ、それでも半壊状態だが。
とりあえず、できる限りはしたはずだ。
(今日は野宿かな…)
そう思いながら町を後にした。
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「え、3人とも勇者に会っちゃったの?」
「そー、」
「鉱石は持って帰れたけどって感じ」
「なら無罪の魔族達を守るために早めに城を強化しよっか、」
「だねー!あと疲れたでしょ?そんな君にはトマトをプレゼント!!」
「ん、ありがとー」
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《選択しましょう》
次に向かう町は?
・ダンジョン都市
・温泉の町
・衣服の町
コメント
6件
あっトマト\🍅/
すげええ おもろいおもろおおおい みてて楽しいわ
衣服行くかぁ…?