テラーノベル
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今日は久しぶりにスナイパーの練習をしに行く。
前みたいに個人ではなく今日は皆で訓練をする。
ルールはとても簡単で時間内に弾の代わりの撃つと色が飛び散るカラーボールのようなものを使いどれだけ当てられるかを勝負するものだ。
もちろん隠れたりするのはOKだがシールドを使うのは禁止されている。
得点はAIが勝手に数えてくれるので心配は無い。
「1番当てたやつが1位な、当てるとポイントが入るからそれで順位を見ろよ」
「はい」
「それでは、よーいスタート」
バンッ
「きまった」
(イブちゃん初手撃ちまじか、)
まさかのスタートの合図と同時に撃ったのだ。
あーいうところは見習わないとなと上層部ながら思う。
イブちゃんの初手うちから数分が経つと銃声が途切れ途切れに聞こえてくる。
皆もう点数を稼いでいるのだろうか。
「そっから撃つの?!」
ローレンイロアスは森の中から撃ってきた。
しかも木の枝からコウモリみたいに逆さになってこちらを狙ってきた。
体感強すぎないか?
さすがスナイパーB級1位。
ローレンイロアスの狙い方はいつみたって面白い。
もうあと数分か。
私は今の順位を見る。
私の順位は半分より少し下。
あと2、3人殺ればちょうど半分になる点数だった。
私は仕掛けることにした。
高い建物の屋上に行きそこから飛び降りる。
ゆっくりと落ちていく。
バンッバンッバンッ
「っと一発だけ当たっちゃったか、」
バンッバンッバンッ
私は落ちながら撃たれた方向に撃ち返す。
すると全部当たったのか私の順位は半分ぐらいになった。
誰に当たったのだろうか、私はそう思ったがその瞬間ビーという音が鳴った。
終わりの合図だ。
ローレン「リュカ!最後のやばいわ」
「あれわざとなん?」
「撃ってきたのイロアスだったのか笑そうだよちょっと点数欲しかったからねぇ」
「えぐすぎる笑」
「リュカくんおつかれ様!」
「俺も引っかかったよ笑」
「もしかして私に1発当てたのイブちゃん?!」
「そう笑」
「だからかぁ笑」
「絶対当たんないと思って飛んだからびっくりしちゃったよ」
練習後別室で3人で少し練習することにした。
「くっそこれ上手くいかないなぁ」
「ローレンイロアスでも上手くいかないことあるんだ」
「俺をなんだと思ってるの笑」
「これって初手撃ちみたいなやつ?」
「あーわかる?イブの見ていいなって思ったんだよね笑」
「確かイロアスってパッと出た相手撃つの苦手だよね」
「そーいつも隠れてパッと撃ってささっと隠れるからさぁ」
「そういうのはイブちゃん本人に教えてもらえば?」
「でもほら、イブめっちゃ集中してるじゃん」
「かっこいいな、」
「しょうがないな、…イブちゃん!」
「ま?笑」
「ほら手かしな?」
そう言ってイブちゃんはローレンイロアスの背後に周り手を重ね顔を近くにする。
「ん?なんかじゃない?」
さすがの近さにローレンもおかしいと思ったのか?顔だった。
「何がなんかじゃないなの?」
「いや、まじかまじか…、///」
ローレンイロアスの顔は赤くなる。
「じゃーやるね」
「肩の力抜いて、そう」
「ん、ちょっとタンマ、耳元で喋らんでくれる?、くすぐったい、//」
「えー無理無理文句言うな」
「はあ?!」
「失礼します 」
「今のところネイバーと思われる人物は現れませんでした。」
「やはりただの噂ということでは、」
「まだ調べろ」
「お前がやることはなんだ」
「…ネイバーを見つけ出し処理することです」
「わかってるじゃないか」
「以上だ、戻れ」
「失礼します」
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