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ふと、目が覚めると、自分は“教卓”の前にいた。

何故かとても懐かしく、その教卓に触れる。すると、

『おはようございます!■■■■先生!!』

自分の名前がよく聞き取れなかった。それだけじゃない。その名を呼ぶ子供の声も聞こえなかった。顔も、分からない。

次々と“教室”に“生徒”が集まる。

自分は、何故かそれがとても嬉しくて、勝手に笑顔が零れた。

そして、笑い、答えた。

『さぁ、今日は───』

✵✵✵✵✵

パチッ

そこで目を覚ました。彼はゆっくり体を起こした。

「・・・夢かぁ・・・」

と、彼、すまない先生はこぼした。そして、その目線の先には、森に似つかわしくない白い建物がそびえ立っていた。

空白の宝と新しい宝物

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