テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ー壊す側ー
境界が静かになった――
そう思った、その直後だった。
――くすっ。
聞き覚えのある、軽い笑い声。
花子くん「……あーあ」
背中が、ぞわっとする。
花子くん「来ちゃったな…」
ヤシロが、びくっと肩を震わせる。
寧々「……え?」
天井の影が、ゆっくり伸びた。
そこから、逆さまに――
見覚えのある”あいつ”が、落ちてくる。
司「やっほー!」
楽しそうな声。
無邪気で、残酷な声。
司「わぁ〜、なにこれなにこれ〜!!✨鬼? 鬼だよねぇ?」
床に着地すると、司はアイの前に立った。
距離、近すぎる。
哀「……っ」
アイの身体が、びくっと強張る。
炭治郎くんが、すぐに一歩前へ。
炭治郎「……離れてください」
司「えー?」
司は、きょとんと首を傾げる。
司「だってさぁ」
にぃっと、笑う。
司「この子、壊れそうで可愛いじゃん」
空気が、凍る。
ヤシロが、思わず叫ぶ。
寧々「司くん!やめて!」
司「あはぁー!ネネもいる〜!笑」
でも、視線はアイから離れない。
司「ねぇねぇ」
司は、しゃがみ込んで、目線を合わせる
司「君さぁ」
囁くような声。
司「人、食べたいでしょ?」
その瞬間。
哀の胸が、ぎゅっと締めつけられる。
哀「……っ……!」
喉が、ひくりと鳴る。
炭治郎の声が、鋭くなる。
炭治郎「やめろ」
司「え?」
司「なんで?」
司「鬼なんでしょ?」
くすくす笑いながら。
司「我慢なんてさ〜
壊れちゃうよ?」
――だめだ。
花子くん「司」
オレの声は、はっきり低かった。
花子くん「それ以上やるなら」
一歩、前に出る。
花子くん「オレが止める」
司は、一瞬だけ目を丸くしてから。
司「あれ?」
司「お兄ちゃん、本気?」
その瞬間、司の笑顔が歪む。
司「へぇ……」
司「この鬼、
“守られてる”んだ」
哀の呼吸が、荒くなる。
哀「……っ……」
ヤシロが、哀の手をぎゅっと握った。
寧々「大丈夫……
選ぶって、言ったでしょ」
哀の目が、揺れる。
司は、それを見て、楽しそうに目を輝かせた。
司「うわぁ〜」
司「迷ってる迷ってる」
司「ねぇ鬼さん」
にこにこしながら、最悪の一言。
司「もし食べちゃったらさ」
司「この人たち、どうなると思う?」
――その時。
哀「……やめて」
小さいけど、確かな声。
司「ん?」
哀「……私は……」
ぎゅっと、胸を押さえる。
哀「……選ぶって……
言った……」
空気が、止まる。
司の目が、少しだけ見開かれた。
司「……へぇ」
それから、つまらなさそうに口を尖らせる。
司「なーんだ」
司「壊れないんだ」
司は、ひらっと後ろに下がる。
司「つまんないなぁ」
でも、最後に。
花子くんを見て、にやっと笑った。
司「でもさ」
司「いつか壊れるよ?」
司「だって、鬼だもん」
司「君さぁ」
囁くような声。
司「人、食べたいでしょ?」
その瞬間。
哀の胸が、ぎゅっと締めつけられる。
哀「……っ……!」
喉が、ひくりと鳴る。
炭治郎の声が、鋭くなる。
炭治郎「やめろ」
司「え?」
司「なんで?」
司「鬼なんでしょ?」
くすくす笑いながら。
司「我慢なんてさ〜
壊れちゃうよ?」
――だめだ。
花子くん「司」
オレの声は、はっきり低かった。
花子くん「それ以上やるなら」
一歩、前に出る。
花子くん「オレが止める」
司は、一瞬だけ目を丸くしてから。
司「え?あまね、本気?」
その瞬間、司の笑顔が歪む。
司「へぇ……」
司「この鬼、“守られてる”んだ」
アイの呼吸が、荒くなる。
哀「……っ……」
ヤシロが、哀の手をぎゅっと握った。
寧々「大丈夫……選ぶって、言ったでしょ」
アイの目が、揺れる。
司は、それを見て、楽しそうに目を輝かせた。
司「うわぁ〜笑迷ってる迷ってる」
司「ねぇ鬼さん」
にこにこしながら、最悪の一言。
司「もし食べちゃったらさ」
司「この人たち、どうなると思う?」
――その時。
哀「……やめて」
小さいけど、確かな声。
司「ん?」
哀「……私は……」
ぎゅっと、胸を押さえる。
哀「……選ぶって……言った……」
空気が、止まる。
司の目が、少しだけ見開かれた。
司「……へぇ」
それから、つまらなさそうに口を尖らせる。
司「なーんだ…壊れないんだ」
司は、ひらっと後ろに下がる。
司「つまんないなぁ」
でも、最後に。
俺を見て、にやっと笑った。
司「でもさ、いつか壊れるよ?」
司「だって、鬼だもん」
次の瞬間、影が弾けて――
司の姿は、消えた。
静寂。
アイは、膝から崩れ落ちそうになる。
炭治郎くんが、そっと支えた。
炭治郎「……よく耐えましたね…」
俺は、司が消えた天井を睨む。
花子くん「……最悪だな、あいつ」
でも。
俺は、アイを見る。
(……それでも)
(壊れなかった)
ヤシロが、涙ぐみながら笑う。
寧々「……守れたね」
ヤシロは、小さくうなずいた。
哀「……うん……」
でも――
試練は、終わってない。
(司が興味持ったってことは)
(次は、もっと面倒になる)