テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
⚠️ヤク表現。カプ表現。嘔吐表現。あり
あくまでひとつの物語として楽しんでください。
🇨🇦:えへへぇ……///兄さん…?///兄さんっ……///
頭がまわんなくなるようなふわふわぐるぐるとした感覚。
何も忘れられるかのような快感。
……これがやめれなくなったのはいつ頃だったっけな?
兄さんが、日本と付き合った。
一番に伝えてきてくれた。
🇺🇸:実は付き合うことになってな!大好きなMy Brotherに一番に伝えたくって来たんだ!(ニコニコ
🇨🇦:わぁ、そうなの?兄さんおめでとう!
僕は祝福した、当然だもん、兄さんの幸せだから。
🇺🇸:えへへ、///カナダはやっぱいい弟だな!(ヘニャ
🇨🇦:そうかな?兄さんがそう思うならそうかもね!
ニコニコしてる兄さんを見ると嬉しくなる。
でも、心の奥深くで叫んでいる自分がいる。
兄さん、行かないでって。
兄さんのこと大好きで応援したいのに。
複雑な感情が邪魔をする。
その日以来から 兄さんは僕にあまり構ってくれなくなった。
🇨🇦:……兄さん、僕のこと、いらないのかな……
わかってる。わかってる。
兄さんにはもう日本がいて、幸せの真っ盛りで。
僕のことなんて気にしてないんだ。
……僕は兄さんのこと大好きなのに。
そう思い下唇をきゅっと噛む
🇨🇦:……
🇨🇦:……うじうじしてても良くないよね。
僕はよいしょ、と掛け声を合わせてベットへ行き、投げ出してあったスマホを手に取る。
🇨🇦:ちょっと気分転換でもしよっかな……(ポチポチ
僕は気分転換がてら暗闇の中ブルーライトを浴びだした。
子供の頃はできなかったけど、大人になってからできることって、なんか楽しいよね。
そんな所に、僕はひとつのサイトを見つけた
🇨🇦:……くすり……?
くすりが売ってるサイトだった。
🇨🇦:『疲れが取れてスッキリして気分転換になる』……絶対これヤクじゃん……
僕は怪訝な顔をしながらも少し興味が湧き、鉄の板の画面をスクロールする。
『気分が良くなる』
『とても体によい』
などの踊り文句が僕を襲う。
でも
次第に使って見たくなった。
🇨🇦:『1回なら大丈夫……』ほんとかよ……?
でも、僕は好奇心に負けくすりを購入した。
悪いことしてると思ったけど、まぁ大丈夫。
1回だけ。
🇨🇦:これで兄さんのこと忘れれるかな……?
僕は期待半分でくすりが届くのを待っていた。
🇨🇦:…
兄さんから結婚式招待状が届いた
とうとうここまで来たんだ。と嬉しい気持ちより、なんで、僕じゃダメなの?という気持ちが勝つ。
🇨🇦:こんなの……っッ!!!(ビリッ!!ビリビリッ!!
気づいた時には破っていた。
破られた招待状が宙を舞う。
その紙吹雪を見ながら。
🇨🇦:……はは…(笑
僕には自然に笑みが浮かんでいた。
🇨🇦:……これがくすり?(カサッ
結婚式があったとされる数日後。
僕がくすりを持ち上げて見ると、中にはいかにも可愛らしい感じの色とりどりのラムネ菓子っぽいものがが入っていた。
ピンク
オレンジ
グリーン
シアン
など
とてもくすりとは思いがたい見た目だった。
🇨🇦:……早速飲んで見ようかな……(サッ…
早く気分が良くなりたくて僕はひとつまみくすりを食べてみた
🇨🇦:……ゴクンッ……これで何かかわるかn
その時、僕の体ががくんと傾いた。
次に床に叩き付けられた。
体が上手く動かせなくって頭もガンガンする。
🇨🇦:……!?ぁ”っ…ぁっッ、!?(激痛
🇨🇦:(話と違うじゃないか……!?)
と、思っていた僕だけど、次第に痛みが快楽に変わってきた。
頭もふわふわしてとても気分が良い。
今ならなんでもできそうな気がする。
🇨🇦:はッ、ハッ、はッ……♡//???
🇨🇦:……ははっ//♡くすりってこんなにきもちぃんだ……//♡(笑
僕はもうひとつくすりを摘み、口へ運ぶ。
🇨🇦:えへへっ♡♡//ピクッ♡
🇨🇦:目の前がふわふわするなぁ……♡♡//
🇨🇦:そして……っ♡♡//あたまっ…//まわんない…//ピクッ、っきもちぃ…ッ♡
くすりは兄さんのことやほかの嫌なことも忘れれるいいものだと僕は思った。
この時間がずっと続くものだと思ってた。
でも、やっぱり幸せって長く続かないんだね。
🇨🇦:ドクンッ……ッ)っ!?
突然胸焼けがひどくなった気がした。
胃に収められていたものが逆流してくる感じ。
🇨🇦:うぷっ……(手 口抑える
僕は反射的に口を抑えた。
🇨🇦:ぅ”……ぉ”ぇえぇっ…!!!?ビチャビチャ、(吐
僕は耐えきれず胃の中のものを吐き出した。
吐いても、吐いても、何もスッキリしない。
🇨🇦:はっ……?はっ……お”ぇっ……ッ…!(泣
目にしょっぱい涙が溜まる。
🇨🇦:……へへっ、(泣
僕は吐いたのも忘れて手をくすりに伸ばした。
自我なんて、 なかったんだ。
🇨🇦:……もうなくなっちゃったなぁ…
そのあとも、僕は食べて吐いてを繰り返していた。
涙と汗とまだ残ってる少しの快楽が、僕の顔を歪ませる。
🇨🇦:………、……、……、
🇨🇦:欲しい、
🇨🇦:まだ欲しい。
僕は自分でも気付かぬうちにスマホを触りだしていた。
そして、あのサイトを開く。
🇨🇦:……今度は一気に10個購入……っと、
購入完了ボタンを押し、ふと前を見る。
🇨🇦:……兄さん…………
アメリカと一緒に撮ったツーショット。
僕の宝物
その宝物を、僕はそっと撫でる。
🇨🇦:…僕だって…
複雑な気持ちはずっとあるまんま。
兄さんには幸せになって欲しい。
でも、行かないで欲しい。
🇨🇦:もう僕、どうしたらいいの……(泣
兄さんとくすりのことで頭は混乱してた。
🇨🇦:……欲しいなぁ。まだ。
🇨🇦:……
今日は久しぶりの会議。
正直、行きたくない。
🇨🇦:えっと……?、資料と、ペンと、タブレットと……
🇨🇦:これも一応いるかな。
僕はくすりが入った薬入れを持ち、バレないところへ押し込む。
🇨🇦:……さぁ、行ってきます……。
僕は誰もいない家にそう言って出かけた。
現在のカナダくんについて
・病み度 39%
・薬物依存度 47%
・兄さん依存度 ???%
コメント
3件
1日目とかじゃなくて1口目なの好き
癖にめっちゃ刺さります!
めっっちゃ最高です👍