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大吾×○○
会社の先輩(大吾)と後輩(○○)
💭
先輩に初めて出会ったのは、仕事の初日。
大「教育係の西畑大吾です。何か分からんことあったら遠慮なく聞いてな!」
「ありがとうございます!お願いします!」
あれから約1年。先輩に恋をするのは仕方がなかった。なぜなら。
大「○○ちゃんこっち。」
「え?」
そう言ってさり気なく車道側歩いてくれたり自転車とぶつかりそうになった時には咄嗟に守ってくれたり。社内でも西畑先輩は人気で私の立場を羨ましく思っている人も少なくない。
💭
大「じゃあ今日は、新しく契約した▷▷商社に行こうか」
「はい!」
大「企画書は持った?」
「ばっちりです!」
大「さすが出来る後輩!w」
「先輩はちゃんと車の鍵持ちました?w」
大「なぁー、この前の1回だけやん、忘れたの!先輩をいじるんじゃありません!w」
「はぁーいw」
🚗
助手席で先輩の運転姿を見られるのも、私の特権。
大「ん、着いた。」
「ありがとうございます」
大「いいえ」
先に車から降りて、助手席のドアを開けてくれるの。紳士じゃない?これで惚れない方がおかしいって。。
大「いつも通り、○○ちゃん説明お願いな?」
「はい!」
ガチャ
?「すみません、お待たせしました、、」
大「いえ!よろしくお願いします」
え、嘘でしょ
?「○○じゃん。久しぶり〜!」
「あ、うん、」
大「お知り合いなんですか?」
?「あ〜、何と言うか、知り合いよりも深い関係って言うか!w」
「説明は以上になります」
?「はい、ありがとう〜」
?「ねぇ、○○今度どっか行かない?」
「は、?」
よりにもよって西畑先輩の前で、!!
?「いいでしょ?」
「いや、無理だし」
?「なに、彼氏でも出来たの?」
「いや、それは、、」
?「じゃあいいじゃん。行こ」
「彼氏が居なくてもどこにも行かない。」
?「えぇ?何でよ〜」
「西畑先輩行きましょ」
大「え?あ、うん、」
?「ちょっと待てって。」
そう言って腕を掴まれる。
「やめてよ、」
大「すみません。そういうのはやめてもらっていいですか?」
そう言って腕を解いてくれて、その代わりに手を繋がれる。
え?
大「○○ちゃん、もう僕のなんで。」
「えっ?あの、」
大「ね?」
優しく微笑まれて、助けてくれたんだと思って話を合わせる。
「そう、だからごめん」
🚗
「あの、ありがとうございました」
大「ん?ええよ、あの人、元彼とか?」
「…はい」
大「へぇ〜、、あ、てかごめんな、勝手に手とか握ってもて。」
「いや!全然、、」
大「ほんまはさ、」
「?」
大「ちゃんとしてから言いたかったわ」
「??ちゃんとして?とは?」
大「ちゃんと、告白してから、僕のなんでって。」
「…え?」
ちょうど信号が赤になって車がゆっくり止まる。
大「○○ちゃん。」
「はい、」
大「僕と、お付き合いしてくれませんか」
そう言ってくれた先輩は、世界一、かっこよかった。