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『言葉で紡ぐ恋のライム』
〜 マイクで紡ぐ恋の予感?〜
番外編13『勘違いから始まるバトル』前編
ある日のこと――
ヨコハマ 某カフェ
『はぁ、ウチのシマでめんどくせぇことしやがってよお…。ん?』
カフェの前でタバコを吸っていたら街中を知ってる顔が歩いていた。
(あれは…麻里衣と百合菜か?大学だって言ってなかったか?この時間まだ講義中のはずだが…。)
『お待たせしました〜。』
『いえ、こちらこそありがとうございます。』
(男2人…!?まさか、ダブルデートってやつか…!?彼氏…?男?)
『(╬ ˙-˙ )』
(俺様の女にいい度胸じゃねぇか…ぶち殺してやる。)
俺はタバコをぐしゃっと折り、殴り込みに行こうとする。
『左馬刻。何してる。』
『銃兎!見ろよ、あれ。』
『ん?あれは、麻里衣さんと…百合菜さん?って、男が2人…!?』
『デートだよな、あれ。年頃の男女がダブルデートかよ…』
『落ち着け2人とも。探偵を生業にしているのだ。きっと仕事とか…』
『あれを見ても言えますか?理鶯。』
『…腕を組んでるな。』
『……男の方は殺すとして、あの2人は尋問してやんねぇと…他の奴らにも連絡するぞ。』
『あぁ。そうだな。』
姫神家 自宅
『『……。』』
双子の麻里衣と百合菜です。家に着いた途端裁判にかけられてます。
『被告、姫神麻里衣さんと姫神百合菜さん。
弁護士は天国獄さん、検察は私。これから2人の裁判を開廷します。』
カンカンっ!
『兄貴、お嬢様達何したんだ?』
『さぁ…?』
『目撃者のMAD TRIGGER CREWの2名。証言してくれ。』
『あぁ。今日の午後…13時頃。ヨコハマを歩いてた麻里衣と百合菜がいた。男と。』
『左馬刻の嘘かと思ったけどマジみたいだな。』
『写真まで撮ってたのか。』
『仕事関係ですか?麻里姉。』
『…それは言えないわ。探偵としての守秘義務よ。』
『へぇ…俺らは別に怒ってるわけじゃねぇよ?ただヤキモチ妬いてんだよ。』
『そうですよ。麻里衣さんだけならそう思っても良かったですが、妹の百合菜さんも一緒なら……話は変わってきます。』
『あぁ。どういう経緯でそうなったのか知りたいんだ。教えてくれないか?』
『私はお姉ちゃんのお手伝いで今回の依頼が…』
『それにしても、凄く密着してるよねぇ…?』
『えぇ。腕を組むなんて…ねぇ?』
『百合菜。正直に話してくれよ。』
『お前ら落ち着け。』
『獄。』
『ひとつの仮説を立てるとしたらまずこの2人は探偵だ。思いつくのは仕事の依頼だろう。内容はストーカー被害にあってるこの男性のふたりから依頼され、彼女役を頼まれた…。と、俺は仮説を立てる。』
『でも獄。私はまだ腕を組んで貰ったこともないのに、おかしくないかい?』
『それはお前がただ妬いてるだけだろ。』
『でもおれっち悲しいなぁ〜俺という存在がありながら……。』
『俺じゃ何がダメだったんですか?』
『一二三さん…あの、皆さん話を……。』
『そうですよ、私は言えないことは何としてません。』
『じゃあ洗いざらい吐けや。』
『く、空却さん、そんな詰め寄るような言い方しちゃダメっすよ。』
『言えないようなことをしてるからいえへんのやろ?』
『そうやで。もし危ないことしてるなら話してや。』
『圧が怖い……。 』
『…埒があかねぇな。よし、これで決めようぜ。』
『『!!』』
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椎名
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不羽@見る専に戻りたい……が…
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左馬刻さんはヒプノシスマイクを起動する。
ブォンッ
『!』
『女相手だからな手加減してやるよ。2対1で構わねぇ。』
『……いいでしょう。ですが、戦うのは私1人です。簡単に口を割る訳にはいきませんよ。』
ブォンッ。
私達はヒプノシスマイクを起動させた。
『先行は譲ってやる。』
『ありがとうございます。 』
すぅっと息を吐く。
『隠し事なんてない、これは守秘義務♫
絶対に秘密の秘密義務♫探偵の誇りは捨てない、諦めない♫勘ぐるのはもうやめて頂戴♫』
『守ると決めた共に♫話せない離さない
私のこの声、聞いて轟け、隠し通せ♫
私のリリック胸に突き通せ♫』
『ぐ……っ。』
『麻里衣の力ってすげぇ……。』
『蘭さん、お二人のラップアビリティって…』
『お嬢様のラップアビリティ。それは普段から想像つかないでしょうが、相手をしっかりと見つめて突き刺すようなリリックを奏で、最大限力を貯めて攻撃する能力です。探偵としても素晴らしい能力ですね。百合菜様のラップアビリティはまだ発動しておりませんが、2人が一緒にリリックを奏でると…。もっと力を発揮できることが出来ます。』
『中々やるな、だけど……俺様には遠く及ばない。』
『俺様の言うことは絶対♫話せないなら話させてやる♫無理矢理にでも♫俺様を妬かせたお前はもう出遅れ♫泣くまで辞めない俺様の説教♫』
『く…っ。』
(流石左馬刻さん……凄いリリック…だけど、負けてられない…っ。)
『姉を守るのが私の役目♫他にも出来ない妹の役目♫共有の秘密は絶対守る♫大好きだからこその私たちの絆舐めんな♫』
『うぐ……っ。』
『お姉ちゃん、大丈夫?』
『百合菜…。』
『左馬刻が揺らいでる…。』
『俺に楯突いて許されんのはお前だけだ。麻里衣。だけど俺は負けねぇ。お前に吐かせてやる。』
『っ!』
『絶対吐かせるお前の秘密♫隠してるなら今すぐ吐けや♫男絡みなら尚更許せねぇからな♫
お前を好きになっていいのは俺様♫罰を下していいのもこの俺碧棺左馬刻様だ♫』
『『きゃぁぁぁぁ!!』』
ドサッ。
『はぁ、はぁ…。』
『吐く気になったか?』
『はぁはぁ…。いつの間にかラップバトルになってましたね…いいでしょう。話しますよ。実は―――。』
次回
後編へ続く
コメント
1件
わあっ、今回もド派手なバトル回だね!🔥 麻里衣さんと百合菜さんが双子で探偵なのに、左馬刻さんたちがヤキモチで勘違い裁判始めちゃうとこ、もう笑ったけどキュンときたよ💕 特に百合菜ちゃんが「姉を守るのが私の役目」ってラップで叫ぶシーン、めっちゃグッときた😭✨ 守秘義務と恋心の板挟み、続きが気になりすぎる!!次回も楽しみにしてるよ〜!