コメント
1件
うぅ(´;ω;`)
怜と付き合ってから1週間が経った。
なのに全然恋人らしいことをしていない。
手繋いだりとかキスとか!
デートすらもしていない。
怜は僕に興味無いのかな、?
いや、そんなことないはず。
今日、僕からデートに誘ってみよう!!
「ねぇ、怜?」
「ん〜?」
「明日とかって暇?」
「なんで?」
「、、デートしたいなって、」
「、、、あー、ごめん明日は用事ある」
「じゃ、じゃあ明後日とかは?」
「明後日も無理。ごめん」
「、、分かった」
あれ、?用事あるんだ、、。
いっつも暇って言ってるのに、、。
「あと今日一緒に帰れねぇ。ごめんな」
「あ、全然大丈夫!」
「良かった」
そう言って怜は歯を見せながら微笑んだ。
一人で帰るの寂しいな、、。
ってあれ?あそこにいるのって怜だ、、。
隣にいるのは真奈ちゃん?
そっか、怜が最近忙しかったのは
真奈ちゃんと居たかったからなのか。
僕の心はズキズキと音を立てていた。
𓈒 𓏸𓈒𓂂𓂃📱
『怜、僕のこと嫌い?』
『なんで?好きだよ?』
『僕のこと必要ない?』
『なんかあった?』
『いや、やっぱいいや』
『は?』
𓈒 𓏸𓈒𓂂𓂃📱
神様、
僕は怜が居ないと不安で生きれないようです。
今日の夜、
怜から1件のメールが送られてきた。
そのメールには
『明日、俺の家来て』
とだけ書いてあった。
別れの話かな、、?
とても僕は不安になった。
明日が来て欲しくない。
次の日、僕は行きたくなかったが
怜の家に行った。
僕がインターホンを鳴らすと
『入って入って〜』
明るい怜の声が聞こえた。
怜の家には真奈ちゃんも居た。
「「朝日、お誕生日おめでとう!!」」
だが、予想と全く違うことをされて
唖然としていると、
「あれ?今日じゃなかったの?」
「いや、今日であってる。」
「じゃあ朝日はなんで唖然としてんの?」
「知らねぇよ」
「朝日ー?生きてるー?」
そう言って真奈ちゃんは
僕の目の前で手を動かす。
「、、、生きてる」
「あ、なら良かった」
「どうした?びっくりしすぎて腰抜けたか?w」
そうか。
最近怜が忙しかったのは、
真奈ちゃんに会うためじゃなくて
僕の誕生日のサプライズを準備するためだったのか。
でも、
あの時見た真奈ちゃんは
恋をしている女の子の笑顔だった気が、、。
気のせいだと思いたい。
「ありがとう。」
「「どういたしまして/!!」」
その夜、
「怜?怜は真奈ちゃんのことどう思ってるの?」
「どうって?」
「幼馴染的な〜とか妹的な〜とか」
「あ〜ね?俺は真奈のこと、友達以上の関係だと思ってる。」
「、、そう」
「なんかあった?」
「別に」
友達以上の関係か、、。
僕は元々、真奈ちゃんと話すことが少なかった。だから真奈ちゃんが何を好きで何が嫌いかよく知らない。
「怜、僕もう帰るね」
「泊まってくんじゃなかったん?」
「うん」
「分かった」
そう言って僕は怜に背中を向けた。
帰り道、真奈ちゃんに会った。
「遅かったわね」
「え?待ってたの?」
「うん。」
「あのね私、朝日くんに相談したいことがあって」
相談?もしかして怜のことが好きだとか?
いや、有り得ない。
そんな都合の良いようにいかないはず、、。
「私、怜のことが好き」
この言葉を聞いて今、
僕はどんな顔をしているんだろう。
「だから、、怜の好きなものとか、、
何があるかなって思って、、」
いやだ。嫌だ嫌だ嫌だ。僕の怜を奪わないで。
そう言いたかった。
でもこんな時に限って声が出ない。息苦しい。
頭の中で繰り返し聞こえる。
「朝日くん?聞いてる?」
「ぁ、ごめん、色々ありすぎて
どれを言おうか迷ってた」
そう言って僕は偽物の笑顔を
真奈ちゃんに見せる。
「そんなにあるの!?」
「あ!!怜は確か一番好きな食べ物は
ハンバーグだったと思う!!」
「ほんとに!?」
「有難い情報ありがとう!!」
「いえいえ!」
本当にこれでよかったのだろうか。
明日、別れよう。そう決心した。
「あ、朝日、おはよ」怜は僕に微笑む。
昨日の記憶が蘇る。
「ぁ、怜、、あのさ────」
「怜〜!!!」「ん?あ、真奈、どうした?」
あぁ、言えなかった、、。
「お弁当!!作りすぎちゃったからあげる!!」
「おぉ、ありがとう、?」
「なんで疑問形なのよ!!」
「急すぎて驚いたんだよw」
「あっははw」
僕を置いて会話は進んでいく。
多分、
今の僕は透明人間になってしまったのだろう。