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本人様とは関係ありません
年齢操作
兄弟パロ
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紫 18
赤 15
桃 14
青 12
橙 10
黄 8
꒰ঌ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈໒꒱
紫side
もうすぐ黄くんの誕生日。
プレゼントを買えるようにバイトのシフトを
すこーし増やす。
最近は橙くんの誕生日と赤くんと青ちゃんの
誕生日があったからもうお金はギリギリ。
生活費は別で貯めてるから困ることは無いが
プレゼントや遊び行く時のお金やお小遣いは
もうギリギリ。
最近は桃くんと赤くんが反抗期で
お遊びが酷い。
勝手に俺の財布からお金取って遊びに行ったり
わざとお小遣いを早く切らして
多くもらったり。
最近は2人で協力して
弟のお小遣いを奪ったり。
何回注意しても聞いてくれないから
注意することをやめてしまった。
成長期で食べ盛りのみんなは
ご飯の量もすごくて
服のサイズもすぐ小さくなる。
今日も学校が終わり、家に帰って夕飯の準備
黄『にぃに~、今日のご飯はぁ?』
紫『今日は…野菜炒めかな…』
黄『僕野菜きらーい。』
紫『ごめんね、もうお肉なくて…』
買えるお金が無いのも理由なのだが
最近は部活もバイトも家事も忙しく
買いに行く暇がない。
黄『今日お味噌汁あるー?』
紫『まぁ、昨日の残りものがあるよ。』
黄『じゃあ、それ食べよっ!』
そう言いながらキッチンを離れていく黄くん
しっかり野菜を食べさせた方がいいのも
分かってる。
でも、俺にはそんな勇気は無い。
いつ嫌われるかも分からない今の雰囲気で
野菜を食べろなんて怖すぎて言えない。
俺だって8歳の時はどうしても食べたくない
苦手な野菜があったのだから
黄くんの好き嫌いは否定できない。
限られた時間の中でご飯を作り
みんなを呼ぶ。
友達と遊びに行ってた橙くん。
公園に遊びに行ってた青ちゃん。
家でゲームをしてた黄ちゃん。
友達と買い物に行った桃くん。
友達とゲームセンターに行った赤くん。
みんなが家に帰ってきて
部屋に行く前にみんなを呼び出し
ダイニングテーブルに集める。
桃『俺、飯食ってきた。』
赤『俺も食べた!』
橙『俺もお菓子いっぱい食べたから』
橙『食べれる分でいい…?』
紫『…うん、いいよ。』
青ちゃんと黄くんと橙くんに夜ご飯を食べさせ
俺は食べる暇なくバイトへ。
バイトを2時間程度やり
次はコンビニで少し買い物。
少しって言ってもヨーグルトだけなんだけどね
買ってないと等しいくらい。
ヨーグルトは朝、橙くんと桃くんが食べるから
ヨーグルトがないと2人とも不機嫌な朝になる
家に帰ってきて、ヨーグルトを冷蔵庫に入れ
座らずお風呂へ直行。
お風呂上がって髪を軽く乾かす。
俺がお風呂に入ってる間にみんな寝たみたい。
もうみんな寝てるからドライヤーは出来ない。
あと、なるべく電気代も節約。
みんなが寝たから1階と2階の廊下の電気を
消してカウンターの電気だけをつける。
ダイニングテーブルにはあまりに余った
野菜炒めと食べ終わって、空の皿たち。
残り物の野菜炒めを少し食べて
明日の弁当に回す。
洗い物を終わらせ、洗濯も終わらせる。
家事も終わって、ひと段落ついた所で
ダイニングテーブルに勉強道具を広げて
勉強をする。
テレビも付けれないから静かな広い部屋で
勉強に集中する。
最近は自分の体調がおかしくなって
24時間中頭痛がしてなにもかもに
集中ができない。
だから、勉強も捗らず、すぐ辞めてしまう。
今日も勉強が捗らず、数分で辞めて
憂鬱な気持ちと隣り合わせでソファに寝転がる
久しぶりにソファに寝転んだ気がする。
ソファもベットと違う良さがある気がする。
最近は家の事やバイトが忙しくて
単位が取れず、ギリギリを攻めてる。
そのことをふと思い出し
またダイニングテーブルに戻りノートを広げる
ノートが3ページほど埋まった時
窓越しで外を見てみるともう明るくなっていく
どんどん空がオレンジや水色や黒と
カラフルになっていく。
机を片付け、自分の準備を終わらせ
朝ごはんと弁当を作る。
中学校は2人とも受験で行ったから
小学校とは遠く、給食がないところで
毎日弁当必須。
紫『ヨーグルトと…ご飯と…卵焼き…』
紫『パンと…ウインナーと…卵焼き…』
何故かみんな朝ごはんにこだわりがあり
みんな違うものを頼んでくる。
簡単に言えば洋食と和食みたいな。
俺は弁当の余りを少しつまんで朝ごはんは終了
紫『…やば、ッ…、』
弁当と朝ごはんを作ってると
もう7時半。
みんなを起こさないと遅刻しちゃう。
紫『みんな起きてー!!』
紫『遅刻するよー!!』
2階に行くのも怠くて階段の近くで
みんなの部屋に叫ぶ。
叫ぶだけでも喉が痛くなるし、
自分の声が頭に響く。
自分の体も心もどんどん
ぼろぼろになっていく
赤『今日、日直なんだけど…』
赤『朝ごはんいらない』
紫『朝ごはんは食べて…』
赤『まじ時間ないから。うざい。』
ブツブツ言いながら家を出ていく赤くん
あと4人は起きてこない。
もうこれ以上寝かせる訳にはいかない。
もう遅刻確定が近づいて来る。
重い体を無理やり持ち上げ
2階に行き桃くんの部屋から順番に
声をかける。
みんなの部屋に声をかける度に
文句を言われ、気にしてないはずの言葉は
俺の心をどんどん削っていく。
次々に家を出ていく弟たち。
朝ごはんは少ししか減っていない。
無駄だった。もうだめだ。
俺はこの家の家政婦じゃない。
俺の心の糸がプツンと着れるような音がする
朝ごはんを全部捨て、学校にも行かずに
自分の部屋に篭もる。
鍵を掛け、今まで追いつけてない分の
勉強に集中する。
でも、そう上手くはいかない。
分単位で集中力が途切れる。
そんな自分にむしゃくしゃして
もっと集中力がなくなる。
もう勉強すら諦め
ベットに身を投げ捨てる。
俺の財布にはお金なんて入ってない。
だから、貧乏って言われて。
でも、それに言い返せないから
言われるだけ言われる。
勉強道具も中一の頃、誕生日プレゼントで
もらったものを5年間も6年間も使って
壊れても新しいのを買わず
壊れたまま使う。
ノートも1ページに何個もの単元をまとめて
半年以上をかけてノートを使う。
これが最後の誕生日プレゼントだから。
俺がもらった人生最後の誕生日プレゼント
赤くん達からもらった新作ばかりの
勉強道具一式。
俺は大切にしてたよ。
でも、俺がプレゼントしたものは
すぐ壊されちゃう。
だれか、
俺を見てよ、ッ
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赤side
今日は少しスーパーでお菓子を買って帰る
もうみんなは家にいるとLINEが来る。
もしかしたら夕飯を
遅らせているかもしれないと思い
少し走りながら家に帰る。
玄関を開けると末っ子の黄くんが泣きながら
俺に抱きついてくる。
黄『にぃちゃん…』
黄『紫くん…ご飯作ってない、…ッ』
黄『いつも作りながら待ってるのに、』
黄『この時間になったら、ッ』
相当焦ってるのか話す順序もおかしくなってる
とりあえず家の中に入ると
みんな不安なのか空気が重い。
まだ、帰ってきてないのかもしれないと思い
玄関に戻って紫くんの靴があるかを
確認してみる。
でも、靴はしっかりとあり
いつもみんなが荷物を直す
玄関の収納ボックスにも紫くんの
スクールバックが直されている。
桃『赤、紫くんの部屋に行ってみて』
赤『うん…』
桃くんも不安なのか体が震えてて
ここは次男の俺が前に出て紫くんの
部屋まで行く。
声をかけてドアを開けたらなにかと隠すから
ドアを開けてから声をかける。
ドアを開けると紫くんはベットで寝てた。
でも、様子がおかしかった。
ブランケットもタオルケットも羽織らず
苦しそうな表情を残し寝ている紫くん。
紙が沢山積まれている机。
それを避けるように置いてある
ボロボロのノートと筆箱。
ノートと筆箱は俺たちにも見覚えがあった
紫くんの枕元にあるゴミ箱には
少量の吐瀉物。
紫くんが起きる前に
確認しておきたいこともあって紫くんを
起こさず、机の上を物色する。
すると、山ずみの紙の1番上には
紫くんの字で『やみにっき』って
弱々しい字で書いてあった。
その本のようになった紙を1枚ずつ
めくってみると、どんどんと紫くんのことが
分かってくる。
『鬱だ。って保健室の先生に言われた。』
『担任の先生にも精神科を勧められた』
『またお金が奪われた』
『今日は弟たちが喧嘩した』
『俺がお金の部分を支えてるのに俺は空気』
『俺はみんなのお人形さん。家政婦みたい』
『精神科に行ってみた。やっぱり鬱だった』
『閉鎖病棟入る寸前だった。』
『薬も沢山もらった』
『病院に通院しても良くならない』
『もしかしたら閉鎖病棟入らないとかも』
『怖いかも。でも、俺は空気』
これらが紫くんの本音。隠してきたこと。
すごく残酷だった。俺だってもう中3だよ。
頼ってよ。って思った。
たけど、頼れない空気を作ってたのは俺だ。
机の上には大量の薬があった。
精神安定剤。
頭痛薬。
吐き気止め。
腹痛薬。
病院でもらえる専門的な薬が沢山。
全部病院から処方されたもので
全て、すごい量が処方されている。
確かに最近は様子がおかしかった。
俺たちとご飯を食べなくなった。
食べててもほんの少しだけ。
お風呂に入りたがらなかった。
紫くんはお風呂が好きなのに急に
入ろうとしなくなった。
帰りは遅く寝てる様子もない。
紫『…ッ、!!』
赤『紫くんおはよ。』
紫『ぉ、はよ、w』
笑わないでもいいところで笑った。
これは偽物だ。
赤『鬱。診断されたでしょ』
紫『ごめんね、…絶対短期間で治すから、』
紫『もう治りそうだしさ、?w』
赤『嘘でしょ。分かってるよ。』
赤『悪化してること。』
紫『でも、赤くんたちのせいじゃないから』
紫『安心して。俺が弱いだけだから。』
紫『夜ご飯作れなくてごめん。』
紫『俺、今から作るから。』
赤『俺とお話しよ。』
赤『もう桃くんたちが買い物行ったから』
紫『お金…』
赤『大丈夫、俺のお金持たせた。』
紫『じゃあ、俺のお金…赤くんにあげる。』
ポッケから1000円札を出して
俺のポッケに突っ込む紫くん。
雰囲気も雰囲気だから1000円札は
返せないまま話が進む。
紫『薬とか…日記とか…全部見た、?』
赤『うん。』
紫『そか、っ…ごめんね。』
紫『俺もう出ていこうか、?』
赤『だめ。だよっ、ッ』
紫『みんな俺の事嫌いでしょ…、w』
赤『嫌いじゃ…』
確かに俺と桃くんは冷たい態度をとってた。
青ちゃん達もその雰囲気に流されて
冷たい態度をとってたかもしれない。
だから、きっぱりと嫌いじゃないって
言いきれなかった。
今まで散々怖い態度をとってきたのに
今、嫌いじゃないって言ったら
逆に信じてもらえないんじゃないかって
怖かった。
紫『大丈夫。気遣わないで。』
紫『お金はここに入れるから。安心して。』
赤『ま、待って…あの、…どこいくの、』
紫『んー、どこだろね?w』
紫『俺がもし公園にいたら声掛けて、w』
紫『さよーなら。荷物もいつか取りに来ます』
俺を押し退けるようにして
玄関まで急ぎ足で行く紫くん。
俺はとめられなかった。
紫くんはとまらなかった。
紫くんがいなくなって
また物色を始める。
助けに行ってもお節介かもしれないし。
右側の棚には俺たちの写真があった。
でも、紫くんの写った写真はなかった。
全て5人か個人個人か2人組とか。
どんだけ自分が嫌いなんだよ、ッ
でも、探してるうちにもうひとつ写真を
見つけた。
その写真には紫くんも写ってた。
でも、顔部分は黒く塗り潰されていた。
そうだ。この写真はみんなの記憶で一番
濃いだろう時の写真だった。
だから、紫くんは形に残したかったんだろう
でも、自分の写ってる写真しか
なかったのだろう。
紫くんの胸元には小さな字で死ねと
痛い言葉が刺されていた。
俺自身も壊れそうになりながら紫くんの
部屋を物色する。
ふと、目に入ったのはゴミ箱に入った
吐瀉物。
その吐瀉物には薬だと思われるものが
溶けずに吐かれていた。
俺の頭にはびびっと何かが走る。
そのすぐ後に玄関から叫び声が聞こえる。
青『紫くんが!!!』
赤『紫くん…!』
青ちゃんの声がした玄関の方へ走り
外に出てみる。
家の少し先の通路の真ん中で倒れ、蹲り
苦しそうに何かを怖がる紫くんが見えた。
その場には桃くんと橙と黄くんがいた。
3人を少し離し、紫くんの近くに寄ってみる
目を強く瞑り、細かく震えて
顔色も悪く、目も虚ろ。
こんな姿の紫くんは俺も見た事なくて
怖かったけど話も伝わらない状態だったから
桃くんに頼んで救急車を呼んでもらう。
俺たちがやるよりお医者さんの方がいいだろう
紫くんも俺らも楽だ。
俺らは紫くんにストレスを与えてた
身なのだから。
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病院に運ばれ、後を追うように病院へ。
もうお金もないと思ったけど紫くんから
もらった1000円札が頭に浮かぶ。
でも、使う気にはならなかったから
歩いて病院まで急ぐ。
俺たちが病院に着いた頃には紫くんも
落ち着き、個室の病室で
ゆっくりしているとの事だった。
病室に入る前に紫くんの状態を教えてもらった
医『紫くんは2日前に受診の履歴があって』
医『その時に薬が何個も処方されてるの』
医『そのお薬って飲んでたかな、?』
俺たちが紫くんより下だと知ってるのか
すごく柔らかい口調で話してくれる。
赤『…、分かんないですけど…』
赤『今日の分は吐いてて溶けずに…、』
赤『吐瀉物の中に…』
医『そっか…、紫くんが鬱なのは、?』
赤『今日知りました…、ッ』
赤『弟たちは知らない、…ッ、ポロポロ』
医『ごめんね。怖かったね。』
赤『ぐす、ッ…ポロポロ』
お医者さんは泣いてる俺たちにも
伝わりやすい説明をしてくれた。
病院に運ばれた原因は過度なストレスによる
高熱からのせん妄だった。
精神安定剤を飲んでないことも原因。
紫くんのカウンセリング次第で
もしかしたら対人恐怖症かも
しれないということ。
話の後は俺たちが落ち着いてから
紫くんの病室へと向かう。
お医者さんが先頭につき紫くんの姿を
ドアから除く。
紫くんの声が聞こえず、お医者さんが
少し言葉を発してから、俺達もやっと
紫くんとご対面。
でも、決していい姿ではなかった。
両手首には痛々しい点滴。
顔には大きなガーゼ。
口元には酸素マスク。
目も虚ろで、でもこっちを向いて微笑んでる
少なくとも俺は嬉しくなかった。
そんな辛そうで微笑まれたらこっちが辛い
医『弟くんって分かるー?』
医『意識ぼやぁっとしてない?』
紫『……、こく、ッ』
医『ん、おっけー。』
医『まだ喋るのは難しいから』
医『それだけは把握しててね』
桃『せんせ…紫くんのこの、ほっぺの…』
桃『ガーゼどーしたの…?』
去ろうとするお医者さんに
今まで口を開かなかった桃くんがそう質問する
医『地面に倒れた際に石が深く刺さってたの』
医『で、石抜いて、少し縫ってガーゼしてる』
桃『……そーなんだ、』
医『うん。何かあったらこのボタン押して?』
医『俺来るから。』
桃『わかった。』
お医者さんは桃くんの質問を返し
去っていく。
よく考えてみれば久しぶりの6人の時間
紫くんは熱が高くて、呼吸も安定せず
意識もはっきりとはしてないので
喋ることもなくただ沈黙が波が通るだけ。
でも、この空間の静けさを破ったのは紫くん
途切れ途切れの言葉で俺たちに
声をかけてくれた。
紫『も、ッ…かえっていよ、?』
紫『おかね、ッは、…おれのへやあるから、』
紫『かってにつかって、ッ、』
紫『おなか、っ、…すいてるとおもうし、ッ』
橙『こんな空気でお腹空くわけないやんか』
立ち上がって、怒るように紫くんを
睨みつける橙。
橙が言ってることは本当だけども
橙の雰囲気ががらりと変わっていて
そちらの方に気が引かれる。
橙『俺たちだってこの件関わっとるもん』
橙『なんで、1人で解決しようとするん。』
橙『おかしいやん。』
橙『俺たちまた紫くんを心配しながら』
橙『一日を生活しないとなの?』
橙『ねぇ、青ちゃんと黄ちゃん。』
確かにこの件は橙と青ちゃんと黄くんが
1番の被害者だと言っても過言では無い。
おにぃちゃんの反抗期に巻き込まれ
どんどん弱っていく長男を見ながら
3人は過ごしてきたのだろう。
3人はすごく不安だったんだ。
どんどん凶暴化していく兄2人と
どんどんボロボロになっていく長男。
俺が橙たちの立場だと
逃げ出してるかもしれない。
青ちゃんだって四男でもまだ小学6年生だ。
耐えられないに違いない。
紫『、ごめ、ッ…んね、?』
紫『おれ、ッが、…ふたりのぶん…ッまで、』
紫『あやまる、っから…ゆるしてッ、?』
青『僕達は紫くんだけに謝罪を求めてない』
紫くんをカバーするような貶すような
言葉を放ち、俺らを睨んでくる青ちゃん。
青『僕達は桃くん達の謝罪を求めてた』
青『そりゃ、反抗期だから仕方ないのかも』
青『だけど、長男のお金で遊ぶのは』
青『違うよね。』
青『借金積んでパチンコ通う人と』
青『一緒だよ?』
青『なのになんで、遊ばれた側が』
青『お前らの分まで謝っての?』
青ちゃんの説得力は凄かった。
確かに俺達は紫くんの貯金箱や財布を
毎月のように物色した。
怒られてもずーっと繰り返してた。
時には協力して全て盗もうとした。
それを止めてくれたのも愛だと。
冷静になってやっとわかった。
自分の弟じゃなかったら。
嫌いな奴だったら止めないもんね、w
黄『2人は紫くんのご飯食べなかったよね』
黄『夜も朝も。』
黄『夜は僕達だけじゃ余るんだよ。』
黄『ってことは、2人の分も作ってくれてる』
黄『なのに、食べてくれないから』
黄『結局はゴミ箱いき。』
黄『中学生が小学生に説教された気分は』
黄『どうですか?』
黄『それくらい、貴方達は大罪を』
黄『犯しています』
末っ子ががつんとケジメを付ける。
確かにご飯は食べなかった。
毎回コンビニ弁当で済ませて
家に帰ってきたら部屋に篭もる。
それを繰り返し、紫くんを苦しめた。
それだけは俺達がどう謝ろうとは
変わらない。
紫『…、ッくらいかお、しなぃ、でよ、ッ』
紫『赤く、んたちは、ッわるくない、』
紫『そういうじきあるもん、っね。』
紫『よわい、ッおれがわるいの、…ッ』
紫『こんな、きもちにさせて、ッごめんね、』
桃『謝らないで。…ごめんなさい。』
赤『ごめんなさい、』
頭を下げる。
全ての感情を乗せれるものはその行動と
その時に発した言葉だけだった。
紫『ふふ、ッ、…ありがと、っ…』
紫くんの弱々しい手は俺と桃くんの
頭に当たって、優しく左右する。
桃『、ぐす、っ…ポロポロ、』
赤『紫く、ん…っ、』
紫『ん、?』
赤『ありがと、…ポロポロ』
紫『ふふっ、…どーいたしまして。』
もう最後にはみんなの頬が濡れてて
でも、口角はしっかり上がってる。
仲直りかな。
⋆͛_𝐞𝐧𝐝_⋆͛
コメント
9件
初コメ失礼します!こういう系めっちゃ好きです!泣きました😭ブクマと連載ブクマ失礼します!
親の前だから流石に泣けないけど…1人なら絶対泣いてるな………😭😭
ガチ目に今泣いてます