コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
賢太side
「……おはよう。」
水篠さんだ!
やっと来た……来ないかと思った。
『来ないかと思いましたよ……どうしたんですか?』
「どうしたって……何が?」
『いや、こうゆう時っていつも遅れないじゃないですか。』
「え”……そうだっけ?」
「でも遅れたの事実だし……ごめん。 」
素直に謝る彼の姿はなんだか新鮮だった。
勿論いい意味で!
……悪い意味がちぉーっと……、、、?
なんて辞めておこう。
今日はギルドの名前を再決定するはずだ。
『さて、……結局、ギルド名はいいの浮かびました?』
尋ねると彼は自信ありげに言う
「嗚呼。まあ妹が考えたんだけどな。」
ほお……妹さんか。
ちょっと安心した。
そんなことを思っているとぽかんとしている水篠さんがいる。
『嗚呼、すみません。 それで、どんな名前にするんですか?』
少し期待してしまった。
しばらく経ってから彼は答えた。
「我進ギルド。」
『おお……いいですね!』
ネーミングセンスいいな……
そんなことに感動しながら僕はしばらく水篠さんと過ごしていた。
その時、突然水篠さんのケータイの音が鳴った
♪♫♬♩____。
**
**
「ごめん。ちょっと出るね。」
『はい!』
邪魔しないようにした。
S級ハンターに依頼なのだから、重要なことではないかと思っていたからだ。
家族だとしても流石に邪魔なんてこと……
いや、やることなんてないか。恨みなんかないし。
そんな会話を心の中で交わしていたら水篠さんの驚く声が玄関から聞こえた。
「……え っ、 。」
彼の声は少し悲しいような、寂しいような。
……儚いような気がした。
その後電話が切れて水篠さんが戻ってきた時。
好奇心から僕は聞いてみた。
『誰からの電話だったんですか?』
水篠さんは言った。
「嗚呼、ゲートだって。
最近多いんだよね……」
『そうなんですか?忙しいですね。ちなみに何級……』
「A級。それも上位の。」
『え……じょっ、 上位!?』
思わず声が漏れてしまった。
人差し指を唇に当てる彼を見て思わず口に手を立てた。
『すみません……』
「いや、最初は驚くだろ。」
優しいな……
そんなことを思いながら水篠さんは出ていく準備をしていた。
『どこ行くんですか?』
「最上さんと白川さんに会いにいく。」
僕は驚いてしまった。
『えっ!? ……でも、ギルド名は、 ____ 』
「ごめん。任せてもいいかな?」
苦笑いする彼の顔は少し焦りを感じていた。
水篠さんも焦るんだ……。
そんなこと思いながら
『分かりました。 とりあえず、我進ギルドで進めておきますね。』
「うん。ありがとう」
そんな言葉を言う彼は僕の尊敬出来る人だ。
彼をいちばんよく知っているのは僕だろうと思い込んでいた。
違ったんだ____。
あんなの見たくなかった。
見たくなかった。
僕が……支えるって決めたのに、。
*どうして……*。
お疲れ様です!
前回ので25♡……!?
ありがとうございます!!
これからも頑張ります!
コメントくれると励みになります!
これからもよろしくお願いします!