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最果ての島と最後の願い

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最果ての島と最後の願い

5 - 第5話 付喪神

2025年07月01日

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久しぶりに陸華のあんなにキラキラした笑顔を見れた気がする。嬉しいな。


「じゃあ、典華ちゃんが聞いた声の正体って何だったの?」


ひとしきり笑い終えた陸華が愛華に問う。


「この島、軍艦島自身だ」


愛華の紅色の瞳が陸華の薄紅色の瞳をしっかりと見つめ、そう答える。


「軍艦島、自身、、、?」


陸華も、典華も戸惑っているようだ。


「そう。私は、此処、軍艦島自身。そりゃ、島が喋るなんて、変だよね」


典華は何か納得したかのような表情をしている。陸華は、困惑を隠せていないようだ。


典華は数分経ってようやく頭の整理ができたらしく、「そりゃな」と返事をした。


「何か話してたの?」


陸華が典華に不思議そうに聞く。


「あ〜えっと、たぶん島が喋るなんて変だよね。的な事を話してたんだと思う」


典華は陸華にそう言葉を伝えてくれた。「たぶんな」と付け足して。


「ねぇ、愛華。どうして私は、化身にも、ただの島にもなれなかったんだろう」


そう私が愛華に問うと、愛華は少し黙り込んでから口を開いた。


「実際の所何も分からん。これは私の考察でしか無いんだが」


そこで愛華は一度言葉を切った。


そっと目を瞑り、愛華はまた話し始める。


「時に強い思いによって、そのものや土地に魂が宿ると聞いた事がある。そう言うことではないだろうか」


愛華の話を聞く限り、私は付喪神と似たようなものだというのが分かった。まぁ、にてるようで大きく違うが、、、。


そんな事を考えていると、私の周りが真夏の太陽を直視する程眩しく光った。


暫くすると、あの眩しい光は無くなっていた。


目の前には、陸華が居る。


そう、目の前に居るのだ。私の中ではなく。

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