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びび
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#山中柔太朗
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唐突ですが、本当に申し訳ありません。
ちょっと今回酷い感じになってます。
嫌な気持ちになる方もいらっしゃると思いますので、気分が優れないな、と思いましたらすぐに閲覧をおやめ下さい。
リクエストありがとうございます…!
午後2時47分。
激動の日常を一瞬で引き裂くように、市内の緊急地震速報が激しく鳴り響いた。
直後に襲ってきたのは、マグニチュード7.2、最大震度6強の激甚な直下型地震だった。
激しい上下揺れと共に縦揺れが街を襲い、古い建造物が立ち並ぶ商店街は一瞬にして悲鳴と煙に包まれた。
当時、現場近くの医療施設へ定期訪問を行っていた太智は、立っていることすら困難な猛烈な揺れの中で、即座に周囲の避難誘導にあたっていた。
だが、本震が収まりかけたその時——老朽化した雑居ビルの外壁と巨大な看板が、悲鳴のような音を立てて崩落を始めた。
直下にいたのは、ショックで立ちすくんでいた幼い子どもだった。
「危ない……っ!!」
太智は自分の危険など一瞬も考えず、弾かれたように跳んで子どもを抱きかかえると、自分の身体を覆いかぶせるように丸めた。
直後、数トンにも及ぶコンクリート片と鉄骨が太智の背中に容赦なく降り注ぐ。
背骨を叩き割られるような激痛と、肺の中の空気をすべて絞り出されるほどの凄まじい圧迫感。
激痛と息苦しさ、視界が真っ赤に染まる中、太智は意識が途切れそうになる直前まで、腕の中の子どもを必死に庇い続けたのだった。
「緊急搬送!氏名、塩崎太智さん!心脈低下、出血多数です!!」
緊迫した救急外来の廊下に、看護師の悲痛な叫びが響き渡った。
「太智が……!?」
救急搬送のストレッチャーで運ばれてきた太智の姿に、勇斗、仁人、柔太朗、舜太の全員が息をのんだ。
いつもの太陽のような笑顔はどこにもなく、白衣は泥と血で泥まみれ。
顔色は蒼白で、酸素マスクをつけられた胸が浅く上下しているだけだった。
「……太智!しっかりしろ太智!!」
勇斗がストレッチャーに飛びつき、意識を確認しようと顔を叩く。
「……ん……ぁ……、っは、や……ちゃ……?」
うっすらと目を開けた太智は、酸素マスク越しに苦しそうに息を吐き出しながら、どこか歪んだ笑みを浮かべようとした。
「……子ども……無事、やった……? ……みんな……大袈裟、やなぁ……」
自分自身が全身傷だらけで血を流しているというのに、仲間を安心させようと、強がって無理に笑おうとする太智。
その痛々しいほどの健気さに、勇斗の目頭が熱くなった。
「喋るなバカ!! 自分のがきついくせに何笑ってんだよ!!」
「全血モニタリングと止血処置急いで! 勇斗、バイタル確認!」
足の怪我から復帰したばかりの仁人が、すかさず冷静かつ鋭い声で指示を飛ばす。
声は震えていたが、仲間を絶対に助けるという眼光は鋭かった。
「太ちゃん……手、握ってるからね……っ!」
「太ちゃん、頑張って……!」
柔太朗が太智の手を強く握りしめ、舜太も必死に器械の準備をしながらと声をかけ続ける。
処置室での緊迫した時間が過ぎていく。
骨折と重度の打撲、出血多量。
一刻を争う状況の中、四人は一歩も引かずに命を繋ぎ止めるための処置を続けた。
数時間後。処置が終わり、集中治療室のベッドの上。
バイタルが安定し、静かな寝息を立て始めた太智の顔を見て、メンバー全員がその場に脱力するようにへたり込んだ。
勇斗は太智のベッド脇の椅子に腰掛け、力なく伸ばされた太智の手を両手で包み込んだ。
「……ほんと、無茶しすぎ……」
ぽつりと漏らした勇斗の声に、隣に立つ仁人が静かに頷く。
「……太智が笑ってないと、このチームは調子狂うからね。早く起きてもらわないと困る」
「太智くんが起きたら、美味しいご飯たくさん食べてもらわなきゃですね」
「僕、ずっと車椅子押す係やりますから!」
柔太朗が目元を拭い、舜太も空元気に笑う。
普段はチームを照らす太陽である太智を、今度は四人の絆と愛情がしっかりと包み込んで守り抜く。
パルスオキシメーターの規則的な電子音が流れる病室で、仲間たちは太智が再びあの眩しい笑顔を見せてくれるその瞬間を、静かに待つのだった。
コメント
3件
リクエスト書いて頂いて誠に有難うございます😊 本当にリクエストどうりでございます。 やっぱだいちゃんが誰かを身を呈して庇い傷付く御姿とってもとっても素敵でございます✨️ また、だいちゃんの怪我のリクエストを思い付いたらすぐコメントに書きますね☺️ 次の投稿も楽しみにしています😊 そしてリクエストよろしいでしょうか? また、怪我ですはいまぁ怪我と言っても事件とかです。 詳しく説明出来るか不安なのですが頑張ります、、 だいちゃんが一人で総合病院でカルテの整理等をしていたら今朝テレビで見た無差別殺人事件の犯人が急に襲撃してきてそしてだいちゃんが滅多刺しにされてしまうというお話しを書いて欲しいです✨️ べ 別にだいちゃんが嫌いとかでは断じて違います💦 ただただピンチになっている推し様が好きなだけなのです本当にただ好きなだけなんです。ぁ、あと、リクエストの天気は台風並に悪くお願いします!要望が多くてすみません。 次の投稿楽しみにしています😊
うわ、今回は本当に重かったですね……。地震の描写から始まる緊迫感がすごくて、読んでるこっちまで息を止めてしまいました。 太智さんが子どもを庇うシーン、もう「自分のことなんか考えてない」って感じで、ああいう無意識の献身が一番胸に刺さります。仲間たちの「絶対に助ける」っていう執念みたいなものが痛いほど伝わってきて、ちょっと泣きそうになりました。 最後の「太陽が守られる側になる」っていう構図、これはずるいですよ……。良かった、無事で。