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投稿サボってすいません
あまりにも納得がいかなくてずっと
悩んでました。
ちょっとわけわからんし
展開早いしでちょっと読んでてあれ?
ってなる部分多いかと思いますが
気にせずに楽しんでいただけると幸いです
ちょっと長い!
他の実況者様々出てきます。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
暇72、ん、?…、
いるま、お、?起きたか?
暇72、んん~っ、まだ寝る)
いるま、わかった
暇72、………、まって〜、っ
いるま、ん?、
暇72、昨日はありがと、
ずうっといっしょにいてくれるよね?
いるま、当たり前だろ?
暇72、そっか〜…うれし、//
いるま、じゃあちょっと行くな
暇72、ん、〜
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
──アジトの薄暗い廊下。
こさめがLANとすちに声をかける。
ー
LAN、そろそろ軍団が動き始める頃か
こさめ、ねぇ、らんくん、すっちー……
ー
こさめの声は少し低くて、いつもの軽やかさは消えていた。
ー
こさめ、…正直言うけど、これ、
放っておいたら絶対にヤバいと思う
すち、うん……俺もそう感じてる
LAN、だな。だけどどうすればいいか……
ー
こさめは一歩前に出て、真剣な目で
ふたりを見る。
ー
こさめ、このままだと、なつくんも
いるまくんも、自分たちの意志じゃなく
なっちゃう。
誰かの思惑に操られてるみたいに
……だから、今のうちに何か手を
打たないと。
たとえ危険でも、2人の間に割って
入ってでも守る。せめているまくんだけでも
なによりも大切な“こさめの”人だか
すち、こさめちゃん……
LAN、ああ、俺も同じ気持ちだ。
甘く見てられねぇな
ー
そう言ったときいるまが現れる
ー
いるま、お、なに?会議か?
LAN、丁度いいわ 後1時間後には
軍団くるから準備しとけ
いるま、は??いや、まて
話ついていけてねーんだけど
LAN、まぁとりあえずお前はなつを守れ
いるま、は、?……、、わかった
ー
そう言ってなつの部屋へ急いでいるまは
向かう。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
──薄暗い倉庫の一角。
キル、弐十、ニキ、しろが集まる。
ー
キルシュトルテ、そろそろヤバいな、
いるまって奴どんどん依存してきてる
弐十、能力、覚醒し始めてるし…
このままだと制御不能になるかも
ニキ、やべぇな…こっちも動かないと
しろせんせー、回収作戦を立てるべき
やな。もし暴走したら、
全体の危機になるやろ
キルシュトルテ、そうだ。
俺たちの役目は、あいつを守ることも
あるけど、暴走させないことが最優先
弐十、ニキ、せんせー、お前らも動ける
準備しとけよ
ニキ、了解
しろせんせー、任せろ
キルシュトルテ、よし。動くのは
まだ早いが、状況が悪化したら即行動で
ー
みんなうなずき、作戦の詳細を話し合い
ながら準備を進めていった。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
──夜の街を背に、キルシュトルテたち
4人がシクフォニのアジトへ向かう。
街灯の明かりがぼんやりと影を作る。
ー
キルシュトルテ、ここから先は気を抜くな。奴らは俺たちを待ってる
弐十、手強いからなー
ニキ、これ以上好き勝手にはさせねぇよ
しろせんせー、敵の動きを警戒しつつ、
的確に狙うって感じよな?。
無駄な衝突は避けんとな
ー
──4人は息を合わせ、慎重にアジトの
扉を開ける。
ー
キルシュトルテ、行くか
ー
──静寂の中、作戦開始。彼らの背中に、
仲間を守る強い決意が宿っていた。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
──シクフォニのアジト、
こさめが異変に気づく。
ー
こさめ、らんくん…みこちゃん…すっちー…
侵入されてる…
ー
急いで準備を始めるこさめ。
ーー
いるま、…、なつ、
ー
──同じ頃、いるまも薄暗い部屋で気配の
異変を察知。
ー
いるま、…侵入されたな
暇72、あーね、
ー
だが、なつだけは穏やかに微笑み、
いるまの手をそっと握る。
ー
暇72、キル達か 迎えが来たよ いるま
いるま、ッ!、…そうか
ー
なつに導かれ、いるまはゆっくりと
キルシュトルテたちのもとへ向かう。
ー
いるま、は、?まてよなつ
暇72、いいから!
ー
緊迫と静かな覚悟が交錯する、アジトでの
一触即発の瞬間だった。
ー
キルシュトルテ、静かに。
ニキ、こいつら、何かを企んでるだろ
弐十、奴らの動きを探れ。
無駄な衝突は避けろよ
ー
部屋の隅から銃の音や物音がかすかに響く。
その時、入り口近くで動く影。
そこに現れたのは――なつ。
彼の冷たい瞳がキルシュトルテたちを
見据える。
ー
暇72、来たな。ずっと待ってた
ー
同時にいるまもなつの後ろに現れる。
ー
いるま、……、なつ、わかった?
暇72、え?…いるまなんて?
いるま、…
ニキ、とりあえず暇なっちゃんが自ら
来てくれて助かったわ
暇72、それお前が動きたくないだろだろ?w
ニキ、ん??まぁ俺たちはお前たちを
放っておけねぇ、ってことで
しろせんせー、戦闘態勢は解除しいんよう
にするわ
キルシュトルテ、とりま帰んぞ。
暇72、うん。
ー
その短いやり取りに、場が一瞬ほどける
ような空気が流れたかと思うと、
いるまがぎゅっと踏みとどまり、
なつの手を離さずに問いかける。
ー
いるま、待てよ、なつ。
俺は──お前のために、あいつらを
見捨てなきゃいけねぇのか?
ー
なつはいるまの顔を見上げる。
瞳に光が宿り、でも声はどこか遠くて
冷静だ。
ー
暇72、それは、いるまの自由だよ。
もうとっくに気づいてるだろうけど
キルたちは俺を許してくれたから──
……俺は、もう一人で生きてく必要ない。
お前が決めて。
俺は、いるまから離れても生きては……
いける!……たぶん。
ー
いるまの元で、小さな震えが走る。
「たぶん」という言葉が、薄い願いと
深い諦念を同時に含んでいるのを、
いるまだけが知っていた。
キルシュトルテは、じっと二人を見つめて
から、ふっと肩をすくめる。
ー
キルシュトルテ、ふーん よく言うわ“
そいつ放っておいてもいいんだぞ?
いるまくん?に一つだけ言っとく。
迎えに来たのは暇なつくんの回収だけ
ついて来るか来ないかは本当に君次第なわけ
ー
弐十が静かに一歩前に出る。
表情は曇りがちだが言葉は冷たい。
ー
弐十、そもそも、依存させて力を引き出す──いつも通りの手順でこちとらやらせてもらってるんでその利用者が君だったわけ
でも今回、状況が少し変わった。
いるまが“守る”という思考が暇なつくんに
入っちゃったから
ー
いるまはその言葉を聞いて、拳をぎゅっと
握りしめる。
視線はなつに戻り、ゆっくり、しかし
確かな声で言った。
ー
いるま、俺は──選ぶって言われても
簡単に答えられねぇ。
ー
なつ の指が、いるまの手の中でぎゅっと力を入れる。目に薄い涙が光っているが、
口元は微笑んでいるようにも見える。
ー
暇72、いるま……俺は、らんたちを憎んでなんかねぇよ。あいつらがいなきゃ、
俺は今ここし記憶も何もかも忘れてた
でも、いるま……お前だけは……お前だけは、どうしても手放したくないんだ
ー
その瞬間、キルシュトルテが視線をずらして、弐十に小さく囁く。
ー
キルシュトルテ、予定通りに
けどいるまくんは変数は想定しておけ。
こっちで“力の再収束”を図っとく
弐十、了解。異常が出たら即撤退で
ニキくんせんせーお願い
ー
ニキとしろせんせーが頷き、
体勢を整える。
周囲の空気が、次の行動を待つ刀のように
静かに研がれていく。
どちらを選ぶかで、誰かの未来が断ち
切られるだろう。
いるまは深く息を吸い、最後に
小さくだけなつの額に触れた。
ー
暇72、俺を…選んで。……、ね?
ー
なつは、指輪を光らせながら、言う。
ー
いるま、………、、
ー
──その合図とともに、張り詰めた空気が
動き出す。
キルシュトルテはにやりと笑い、
弐十はすぐさま行動の合図を出す。
アジト内の緊張が、いよいよ臨界点に達しようとしていた。
居並ぶ影の先に、四つの瞳が冷たく光った──いつもの雑談の余韻はもうない。
ー
LAN、いたっ!
やっと来たか──連合の奴ら!
ー
LANの声は高く、皮肉を含んで響く。
振り向くと、いるまがそこに居る。
らんの眉が跳ね上がる。
ー
LAN、って、いるま!は?
お前なんでそっちにいるわけ
ー
すちは一瞬言葉を詰まらせ、
みことは表情を崩せない。
遠目に映るのは、なつの笑み──
でも、その笑顔は氷を含んでいる。
キルが鼻先で笑う。
小さな動きで、弐十を確かめるように見る。にとは無言で頷いた。
その合図は既に計画を示す。
こさめは声を震わせていう。
ー
こさめ、いるまくん!!早くそいつらから
離れて!!なつくんも! 危ないんだよ!
ー
だが言葉の端に、刃のような悲痛さが
混ざる。
みことがつぶやく。
ー
みこと、いるまくん、…
ー
足を一歩出した瞬間、いるまの目は
ふと止まる。
なつの顔を、確かめるように見つめる。
暇72は、にっこりと笑って言った。
ー
暇72、……、いけよ?いるま
ー
手の中の指輪が、闇の中で色を変える。
その光は時折、黒にも見えた。
いるまの表情が揺れる。胸中で何かが軋む。
ー
いるま、ッ…、なつ
ー
いるまの声は掠れる。指先で、
その小さな震えを拾う。
ー
暇72、ん、?
ー
なつは笑っている。
だがその瞳はらん達を睨んでいた。
ー
いるま、俺がいなくても生きてくれるか?
ー
問いは短く、重い。なつの笑顔が溶ける。
ー
暇72、ぁ、…、ッ…、そうだよね、…、、
ー
指輪の色が、ゆっくりと濃く変化する。
空気が締まる。しろせんせーが低く促す。
ー
しろせんせー、なつこ…落ち着け
ー
だがなつは小さく首を振る。
声は震えているが言葉は決意に満ちている。
ー
暇72、ごめんしろ。、いるま……あんなこと言ったけど俺は生きていけない、
いるまと一緒に生きるか“しにたい”
ー
その四文字が落ちると、周囲の空気が
一瞬飛び散るように変わった。
らんの顔がほんの僅かに引きつる。
こさめの手が白くなる。
すちは目を伏せる。
ー
「「は、…?」」
ー
らんの声は割れた。
こさめはもう見ていられないと判断した。
ー
こさめ、もう見てらんない…、
なつくんごめん
ー
──声が震える。
こさめは躍り出る。動きは滑らかで、
でも急速。ナイフが光を掬って一閃する。
周囲の時間が遅くなる。
その瞬間、こさめがなつに向けて
飛び込んだ。
ただし、狙いは首でも胴でもない。
こさめはなつの腕を切り落とすつもりも
ない。
こさめの狙いは“行動の芽”を断つこと。
なつを確実に動けないようにするため、
脚の付け根を狙って斬りつける。
刃が空を切る。速い。だが――
いるまが、咄嗟に前に飛び出した。
彼は自分の身を盾にするように、
なつとこさめの間に割って入る。
ー
いるま、…こさめ、やめろ!
ー
刃がいるまの肩に浅く入る。痛みが走る。
いるまの体が僅かによろめく。
だが、いるまは笑わない。
歯を食いしばって、なつを押さえつける。
ー
いるま、お前はもう、誰にも殺させねぇ
ー
こさめの目に、一瞬だけ光るものがある。
驚き、動揺、そして、
どうしようもない痛み。
彼は、これでもかというほどの速さでなつに飛び込んだのに、結果的に
“いるまが盾になった”形になった。
そのとたん、場の空気が爆ぜる。
キルが低く笑う。弐十が銃を構える。
ニキとしろが瞬時に戦闘体勢に移る。
LANは咄嗟に前に出て、
こさめの背後を押さえるように動いた。
ー
すち、らんらん、手出さないで!
ー
と、すちが叫ぶ。
だが声は銃声にかき消される。
銃口が向けられ、短い、けれど激しい
一瞬の衝突の匂いがして――
こさめは刃を引き、すぐさま身を翻して
いるまの手からなつを引き剥がそうとする。
いるまは片腕でなつを抱えたまま、
もう片方の手で傷を押さえる。
血がゆっくりとにじむが、いるまは笑っているような歪んだ表情で、
なつをしっかり抱きしめた。
ー
いるま、お前のことは……俺が守る。
だから、黙ってろ
ー
なつは目を閉じ、指輪が淡く震える。
力の波紋が小さく周囲に広がるが、
暴走には至らない。
それでも、皆の体感では
「何かが確実に違う」ことは伝わる。
キルが一歩前に出る。冷たい声。
ー
キルシュトルテ、誰も無駄死にさせたく
ないから――ここで形を作り直すか
弐十くん…いけ
弐十、はいはい
ー
弐十のサインでニキとしろが前に出る。
LANはそれを制止しようとするが、
事態はもう戦闘の端緒を見せていた。
こさめは短く息を吐いて、その刃を仕舞う。
目にはまだ怒りが残るが、同時に安堵も
混ざっていた。
「もうこれ以上、勝手に死なせない」とだけ呟いて、こさめはいるまの前に立ち、
守るように見下ろす。
そして、銃声が鳴る前の最後の刹那、
全員の呼吸が揃う。
ー
『「――始めるぞ」』