今夜の夕食はハンバーグ。
炊きたてのご飯の横に大きめのハンバーグが乗っていて、それを割ると溶けたチーズが肉汁と共に姿を現し、今にも腹の虫が鳴ってしまいそうなほどの完成度のご馳走を、みやが一から作ったそうだ。
それだけでなく、いつもより色合いが豪華なサラダと厚切りベーコンのポトフまで付いていて、かなり気合が入っている。
「今日はやけに豪華だな」
「そうかな?普通じゃない?」
「良いことでもあった?」
早く食べたそうに箸を持ちながら「いただきます」の合図が掛かるのをソワソワと待っているみやに聞くと、さっきで揺れていた身体がピタリと止まる。
「べ、別になにも」
「そんなバレバレな嘘で誤魔化すとか、いい度胸だな」
「大したことじゃないんだけど……」
「いつも大した話してないだろ。いただきます」
俺の言葉にむくれたみやはほっといて、目の前のご馳走を口に運んだ。
かなり美味い。************************
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