テラーノベル
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「不死の軍団共!!行け!!」
ふと、そう叫ぶ声が。すると、教室いっぱいにゾンビが大量発生した。
すまない先生は驚いていると、突然誰かに担がれ、その場を離れた。
✵✵✵✵✵
「・・・チッ・・・すみません“すまない先生”逃がしました・・・せっかくの復讐出来たと思ったのに・・・」
バナナは、すまない先生の顔をした彼にそう答えた。
「いいよいいよ。次やればいいよ?」
そう、彼は微笑んだ。
「そうだぜ、バナナ。ゆっくりやればいいんだよ。・・・俺の両親を連れていった“暗黒シンジゲート”をな」
「そうだな・・・にしても、驚いたな。まさか、復讐を誓った相手が、“同一人物”だってな」
そう赤ちゃんの声が響いた。よく見ると、生徒の瞳は元の色から濁り、そんな生徒達の呟きに、すまない先生に似た彼はただ笑っていた。
✵✵✵✵✵
「おい、すまない!大丈夫か!?」
ふと、そう自分を呼ぶ声がし、顔を上げた。そこには、敵であり、ライバルのような彼・ミスターXと。ブラックのお友達(?)のホワイトが顔を覗かせていた。
「・・・えっくす・・・ほわいとくん・・・?」
「俺もいるぜ?」
と、へビルも顔を出す。すまない先生は目を丸くした。
そんなすまない先生にXはプンスコ怒りながら答えた。
「全く!なんなんだ突然!!すまないに勝負挑もうと学校へ来たら、お前がミスターバナナに銃口を向けられて、しかも、何故かすまないそっくりなやつもいるし、思わず驚いてついゾンビ召喚したではないか!!説明しろ!!すまない・・・ッ!?」
と、Xはすまない先生の方へと顔を向けた途端、ギョッと目を丸くした。
ボロボロボロ・・・
すまない先生の瞳から、涙がビー玉のように落ちる。
「・・・ッ・・・カヒュッ・・・ゔ・・・ゔゔゔゔ・・・」
すまない先生は、涙を流し、苦しそうに胸を抑えた。それに、Xはただ無言で頭を撫でた。それで、糸が切れたのか、すまない先生は大声で泣いた。
──生徒が蔑むような目で見てきた悲しみや、Xやホワイトだけは蔑むような目で見てくることはなく、ホッとした安心感やらで涙が溢れた。
Xはすまない先生の背中を優しく摩りながら、慰めた。
コメント
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コメントありがとうございます。
ウンウン( ߹ㅁ߹)゛
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