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離れの居間に座っている
釧璃 「お嬢、今日はいい天気ですね。 どこか出かけけるか?」
少し離れた場所に座っている釧璃 が聞く
咲良 「今日は別にいいかな、」
その時、明け放たれた障子からまだらが入ってくる
咲良 「おはよう。まだら」
一声鳴き、咲良の膝の上に降り立つ
釧璃 「相変わらず懐いてますね。 俺には全然なのに」
咲良 「なんでだろうね、」
その時釧璃の携帯が鳴る
釧璃 「すまん、出てくる」
咲良は軽く頷きそのまま中庭に目をやる
釧璃は廊下に出ていく
咲良 「…まだら。今日はいい天気だね」
桜が舞い落ちる。季節は春、風が吹くたび桜の花びらが舞い降りてくる。
庭に生えている松の木も花壇に植えてある花も綺麗に咲き誇る
寒い冬を乗り越えた温かい空気が障子の開け放たれた縁側から吹いてくる
釧璃 〚もしもし、どうしました?組長〛
先程までの声とは比べものにならないほど冷たい声。
組長 〚すまないな。釧璃少々厄介事が起
きた。すまんが今から向かえるか?〛
釧璃 〚それは構いませんが、お嬢はどうしましょうか?〛
組長 〚あぁ、咲良は敷地内にいるなら大丈夫だろう。とりあえず私の書斎に来てくれ〛
釧璃 〚御意〛
襖の奥から声がかかる
釧璃 「お嬢、すみません急用ができたので少し外します。それまでここにいてください」
普段の声だが少し硬い
咲良 「わかったわ、 」
釧璃 「ありがとうな。では失礼します」
咲良 「えぇ」
居間の真ん中に正座している姿はとても儚く隙がない。それが17歳とは思えないほどに。
着物を着てきっちり帯を締め
髪は頭の後ろで綺麗に結い上げられている。
咲良 ( …お母さんが亡くなってもうこんなにたつのね)
母親が亡くなったのは冬、だがら咲良は冬が嫌いだ。
咲良 「みんな、悲しまないといいけど」
何かに気づいたようにまだらが小さく鳴く
咲良 「大丈夫だよ。貴方は私なんかよりもずっとつよい」
とりあえずここまで。
ではばいばい(^^)/~~~