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【岩本side】
ー珍しく 風邪をひいたー
岩本🧡(37度か···明日には平熱かな)
体温計が表示した自分の体温にホッとする。
「これくらい大丈夫だ!!」と言ったのに、マネージャーどころか、メンバー達にも「これから忙しくなるんだから、休める内に休んでおけ!!」と、半ば強引に休まされた。
岩本🧡「まぁ、もうすぐツアーもあるし、みんなに移しちゃっても大変だし、意外と良いタイミングで風邪引いたかも」
そうポジティブに考える。
無理してこじらせでもしたらシャレにならないし、今日は大事を取って大人しくしていようっと。
ピンポーン
不意にインターホンが鳴る。
誰だろう?
玄関に行き、ドアを開ける。
そこには、めっちゃロイヤルなキメ顔をした舘さんが立っていた。
岩本🧡「えっ!?舘さん、どうしたの?」
宮舘❤️「これ、番組の収録で作ったチキンのトマト煮。お見舞いがてらお裾分け」
岩本🧡「うわぁ、美味しそう。ありがとう」
宮舘❤️「起きてても良いの?」
岩本🧡「熱も下がったし、気分も良いから、平気」
宮舘❤️「じゃあ、明日には仕事に来れそう?」
岩本🧡「うん、多分」
宮舘❤️「そっか。でも、あんまり無理するなよ!!じゃあ、料理、冷めない内に食べて!!俺、帰るね」
岩本🧡「うん。本当にありがとう」
舘さんを見送り、リビングに戻る。
舘さん特製のチキンのトマト煮は、舘さんと同じくらい、優しい味がした。
岩本🧡「さてと、まだ少し熱があるし、薬飲んでおくか···」
昼間飲んだままテーブルの上に置きっ放しだった風邪薬を飲む。
食器を片付けるついでに新しいペットボトルを取りにキッチンへ行くと、寝室に置いてあったスマホが鳴っている事に気付いた。
画面を見ると、そこには目黒の名前が。
こんな時間に、どうしたんだろう?
岩本🧡「もしもし、目黒?こんな時間にどうした?」
目黒🖤『あっ、岩本くん?具合はどう?』
岩本🧡「良くなったよ。熱も下がったし、明日には仕事に行けそうかな」
目黒🖤『そんな頑張る事無いよ。もうすぐツアーなんだし、大事を取って、もう2~3日休んでなよ 』
岩本🧡「そんなこと言って、俺に会えなくて淋しいんじゃないの?」
目黒🖤『うん。すげぇ、淋しい!!』
岩本🧡「えっ···」
からかう様に言った言葉に、目黒が素直に反応する。
うかつにも、その目黒の言葉に、俺はドキッとしてしまった。
目黒🖤『だから待ってて。今から行くから』
岩本🧡「は?来るの!?今から?」
目黒🖤『じゃあね』
岩本🧡「ちょっ、目黒!?」
プツッと、電話が切れる。
人の話聞けよなぁ、目黒!!
岩本🧡「···まったく」
『うん。すげぇ淋しい!!』
岩本🧡(あんな事言うから、顔が熱くなってきた。あれ、何か体も火照ってきたような?ドキドキもするし···)
特に、体の真ん中が熱い。
そう思いながら、ふと視線を下にやると···
岩本🧡「えっ!?」
熱を持ち、少しだけ主張している己のモノに気付き、慌てて両手で押さえ付けた。
岩本🧡(うっ、ウソだろ!?何でこんな。目黒の声を聞いたくらいで、そんな)
自分の体に起きた異変に動揺する。
何で!?何で!?
軽くプチパニックになっていると、ふとテーブルの上の風邪薬が目に入った。
注意書きの所を読むと、『アルコールと一緒に飲むと、まれに副作用が出る場合があります』と書いてあった。
岩本🧡「副作用って、コレ?でも、俺、アルコールなんて···」
そこまで呟いて、ハッと気付く。
さっき食べた舘さんの料理、ワインがめっちゃ効いてた。
参ったなぁ、もうすぐ目黒が来るのに···
ピンポーン
岩🧡「げっ、もう来た!?」
目黒にバレないのを祈りつつ、玄関のドアを開ける。
目黒🖤「こんばんは。ゴメンね、突然来ちゃって。心配しなくても、顔を見に寄っただけで、長居はしないから」
岩本🧡「えっ、あっ、うん」
目黒🖤「ん?岩本くん、顔が赤いよ。本当に微熱なの?」
目黒が、コツンと自分のおでこを俺のおでこに当てた。
目黒の整った顔が目の前にあって、思わずドキッとしてしまう。
岩本🧡「だっ、大丈夫だから!!コーヒーでも入れるよ」
色んな事がバレない様に、目黒を自分から引き剥がす。
目黒に触れられた事で、確実にさっきよりも体が熱くなっているのがわかる。
目黒🖤「岩本くん、マジで顔が赤いよ。息も荒いし。岩本くんは座ってて。コーヒーは、俺が入れてくるから」
そう言って、目黒はキッチンへと行ってしまった。
目黒🖤「岩本くんは、ホットミルクね。ハチミツ多めにしておいた」
岩本🧡「ありがとう」
コーヒーとホットミルクを持ってキッチンから戻ってきた目黒が、俺の隣に座る。
目黒🖤「岩本くん、さっきから、何、モジモジしてるの?」
岩本🧡「いっ、いや、何でもないから、本当に」
目黒の言葉に焦りが募る。
ヤバい、どんどん体が熱くなっていく。
目黒🖤「そう?なら、良いんだけど···はい」
目黒が持っていたホットミルクを俺に渡す。
受け取ろうとした時、目黒の指に自分の指が当たってしまい、驚いた弾みでホットミルクをこぼしてしまった。
目黒🖤「大丈夫!?ヤケドとかしてー 」
目黒が、慌ててソファーの近くにあったティッシュで、俺が零したホットミルクを拭く。
しかし、何かに気付いたのか、俺を見つめたまま、急に目黒が固まった。
岩本🧡「目黒?」
俺の声に、目黒が顔を赤くして逸らす。
でも、やはり視線はある一点に注がれていて···目黒の視線を追ってみると、そこにはズボン越しでもわかるくらい主張している自分のモノがあった。
岩本🧡「あっ!!」
目黒の視線を遮るように、両手でモノを隠す。
目黒は、逸らしていた顔を俺の方に向け直すと、めっちゃ真剣な顔で俺に尋ねた。
目黒🖤「岩本くん···もしかして、一人でシてた?」
岩本🧡「なっ!?」
目黒の言葉に、顔が茹でダコの様に真っ赤になる。
岩本🧡「違うって!!風邪薬の副作用だよ!!」
目黒🖤「風邪薬の副作用?」
岩本🧡「アルコールと一緒に飲むと、まれに副作用が出るんだとさ」
目黒🖤「えっ、岩本くん、まさかお酒飲んだの?」
岩本🧡「ちがうちがう。舘さんが、持ってきてくれた、チキンのトマト煮食べたから」
目黒🖤「関係ないんじゃない?」
岩本🧡「ワインがめっちゃ効いてたから···多分、よく寝れるようにしてくれたんだと思う」
目黒🖤「なるほど。てか、 そんな事なら、俺に言ってくれれば良いのに」
岩本🧡「だって···さっきみたいに、1人でしていたとか誤解されたくなかったし。それに、1人で興奮してるみたいで恥ずかしかったから」
目黒🖤「もっと恥ずかしい事してるのに?」
岩本🧡「お前ね···そーゆーのは、『やる方』が言う台詞だろうが」
目黒🖤「マジで、1回抜くなら、手伝うけど?」
岩本🧡「えっ!?」
目黒🖤「自分でするより楽だよ、岩本くん。それに···いつも岩本くんに気持ちよくして貰ってるから、今日は俺が岩本くんを気持ち良くしたい!!ダメ?」
まっすぐ、目を見つめて言う目黒。
そんな目で言われたら···
岩本🧡「···1回だけだぞ」
【目黒side】
ソファーに座る岩本くんの前に膝立ちになり、ズボンと下着を脱がせる。
改めて見ると、やっぱり岩本くんのって大きいよね?
岩本🧡「恥ずかしいから、そんなマジマジと見ないでくれる?」
目黒🖤「あっ、ゴメン」
そっと、岩本くんのモノに手を添える。
岩本🧡「···んっ」
目黒🖤「岩本くんの···触っただけでイきそうだけど、一回で済むの?」
岩本🧡「わかんない···」
目黒🖤「とりあえず、1回イこうか?」
岩本くんのモノを口に含む。
岩本🧡「はぅ···んぁっ···」
下から上に舐め上げたり、先っぽを舌先でグリグリする。
岩本🧡「は···あっ···んんっ···」
目黒🖤「ひわもほふん、ひもちひい?(岩本くん、気持ちいい?)」
岩本🧡「ばかっ!ソコで喋るな!!」
岩本くんのモノを深く咥え、唇でしごく。
岩本🧡「んぅ···イく!!」
ビュク···
大きくビクンと体を震わせたかと思うと、岩本くんは俺の口の中に熱い熱を放った。
口の中に出された熱を飲み干し、荒い息を放つ岩本くんに尋ねる。
目黒🖤「1回イったね···でも、まだ足りないでしょ?どうする?」
岩本🧡「今日は、泊まっていいから···早く抱かせろ!!」
そう言って、岩本くんは俺に噛み付くようなキスをした。
岩本🧡「ゴメン、目黒ー今の俺、余裕なくて、いつものように慣らしてやれない」
唇を離した岩本くんが、切羽詰まった声で言う。
そんな岩本くんに、今度は俺からキスをする。
目黒🖤「大丈夫だよ、岩本くん。俺もだから。早く···岩本くんとシたい」
お互いの服を脱がせ合い、キスを交わす。
1度出したのに、まだ主張している岩本くんのモノに跨り、後ろにあてがう。
目黒🖤「ふっ···」
岩本🧡「無理するなよ、目黒」
目黒🖤「···大···丈夫···」
ゆっくりと体を沈める。
目黒🖤「んあぁ!はぅん···」
待ちわびた熱に、ビクビクと体が震える。
ヤバい、気持ちいい···
岩本🧡「···ゴメン、目黒!!」
目黒🖤「えっ、岩本くん!?」
後ろに押し倒され、激しく突かれる。
押し寄せる快楽の波に、声が抑えられない。
目黒🖤「あっ···はぁっ···んっ···岩本くっ···そこっ···いいっ···あんっ···」
岩本🧡「目黒···ここ?」
目黒🖤「はぁんっ···あっ···やぁっ···」
岩本🧡「ゴメッ···目黒···もぅ···イく···」
目黒🖤「そのままイって···岩本くん···」
抱き合いながら、俺と岩本くんは同時に果てた。
【岩本side】
岩本🧡「フーッ、喉乾いた。何か飲むか?それとも、先にシャワー浴びる?浴びるなら、風呂まで連れてってやるぞ」
まだ、ソファーの上で息を整えている目黒に声を掛ける。
目黒は、少しだけ何かを考え込むと···
目黒🖤「今はいいかな」
岩本🧡「今は?」
目黒🖤「もう少し、このままがいいから···」
岩本🧡「そうだな」
お前と···このままでいよう···ずっと···
目黒🖤「岩本くん、大好き」
岩本🧡「俺も好きだよ、目黒」
END.
うわぁー、かなり長くなっちゃった💦
いかがでしたでしょうか?
ほぼ、初めて書いたのセンシティブな作品ですが、楽しんで頂けたでしょうか?
感想頂けると嬉しいです。
ではでは、この次まで🙋