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「次のニュースです。アメリカで大型通販サイトを立ち上げたコーラム氏がヴェルサイユ時代に作られたとされる至極の石、ヴァロワ・ストーンが1日限定で展示をすると宣言しました。どこで展示するかはまだ明かされていません。」
ビショップ「ふーん、」
松五郎「ビショップ。この前修理に出した銃、補修できたぞ、、ってこれ、」
ビショップ「なんか知ってんの?」
松五郎「え。逆に知らねぇの?この石さぁ。
たったひとつだけじゃないんだよ、ある鉱山で採れる希少な鉱石。」
ビショップ「それじゃその鉱山行った方がいい?日時とか合わせていくの時差が嫌いだからできるだけマイペースで行きたいんだよな。」
松五郎「やっそゆことじゃないんだわ。もう採れないんよなその鉱石。戦争が勃発した年、武器として使ったら有り得ないほどその武器が活躍したんだって。」
ビショップ「じゃあ加工したら最強になれるのか?」 松五郎「そゆこと。」
まずいな。今はアジアにいるからその状態でアメリカに行けるかな。行き方もどんな警備してるかも知らないから危険だし
クローバー「これ、ヴァロワ、、、とか言われてますけど一般的にはホワイティスターって呼ばれてるんですよ。白き星って。」
ビショップ「クローバー?なんでそんなこと急に、、、」
クローバー「父が。製造に関わっていました。」
ビショップ「!」
クローバー「先程片付けをしている時に聞こえたのですが、クロームさんという方も知っておりますよ。ホワイティスターで指輪を作り、ジンクスを作られた方ですね。」
ビショップ「、、その人の性格とかって分かる?」 クローバー「あー、、」
クローバーの顔が少し濁った。無理もないか。
その業界を離れてから何年経ったという話になる訳だし。悪いことをしてしまった。
ビショップ「とりあえず、支度したら行ってくる。後はニュースを見てくれ」
松五郎「大丈夫かよ?準備なしじゃないか」
ビショップ「お前が直してくれた銃があるから大丈夫だ。」
行ってくる。そう言おうとした直前、
クローバー「コーラムさんはキラキラしたものが大好きです。気をつけて行ってらっしゃいませ。」
「コーラムはキラキラしたものが大好き」
そんなこと言われても、、、
という感じだが情報はそれくらいしかないからしょうがない。まとめた資料を出した。
【展示場所…アルノア美術館4号棟
展示日時…○月○日A.M11:00~P.M.23:00】
、、以上だった。ダメだこりゃと思い、その場で捨てた。外から見る限り、外の警備が80人
4号棟まとめて100人弱ぐらいか。展示室そのものは分からんが、コーラムもその展示室にいるだろうな。今は午後22時。怪しまれないだろう。
コーラム「どーうぞ!!この至極の石玉をご覧になってください!!今しか見ることはできないとても貴重な代物ですよ!」
モブ「ほら、見てみて。むっちゃ綺麗!」
コーラム「そうでしょうそうでしょう!!
この石玉がこの世界で1番貴重なのですよ!」
モブ「は、はぁ。」
コーラム「ところで貴方の薬指に光る石も目移りしてしまいそうな、、美しいものですね」
キラキラしたものに目がないというのはこういうことか。
よく分かったよ。
コーラム「、、、あと少し。そこの警備員!今夜は怪盗が来ると言われているのですよ!?ボーッとしていただくのはやめて頂きたい!」
警備員「す、すみません!!」
コーラム「塵一つこの展示場に入れないでとお願いしたでは無いですか!ほら、あそこに紙切れが、、、はぁぁぁぁぁ!?」
【 予告状 】
「今夜、月光が石玉に満ちた頃
ヴァロワ・ストーンを頂きに行く。
怪盗ビショップ」
コーラム「ちょっとちょっと!!!なんで今頃にもう一度このみすぼらしい紙が現れるのですか!?正面の警備員、全員寄越してきなさい!」
おー、なーんと予想通りに動く金づるなんだ。
笑みが零れてしまうじゃないか。
コーラム「、、、?そこのお客様。大層麗しい石を持っていながらそのラフな格好をされて、、」
ビショップ「あぁ。すみませんね。今日はちょっと見定めをしたくて。」
コーラム「見定め、、、?これは売れるものではありませんよ?」
ビショップ「買うのではないです。
盗むのですよ。」
途端に煙幕が立ち上がり、フロアは真っ白になった。再び目を開けたものはその目に写ったものを凝視するであろう。
その白きマント、シルクハットが月光に照らされ、大怪盗を思わす姿を見せしめた。
ビショップ「やはりこれは鉱石でありますね。
うちの武器職人に任せたら良いものが出来上がりそうだ。」
コーラム「あっあっあああ、あああああ!!
何してるのです!早く!」
警備員がなだれ込み、その場にいる客も留まることすら出来ず、中心に流れてくる。
あぁ。なんて素晴らしいんだ
こんなに計画通り行くなんて。
ビショップ「ああそうそう。こっちだけが得をするなんてそちらも不利なので、、こちらも差し上げようかと。」
その怪盗が懐から出したものは幾つもの宝石。サファイヤ、ルビー、ゴールド、よく見るとダイヤモンドまでもが落ちていく。
その光景にはコーラムは愚か、警備員、客すらも目を奪われた。
ビショップ「お気に召されましたか?それでは私はこれにてこの場を去らせていただきます。」
コーラム「待て!あっちょっ、、貴様ら!拾うな拾うな!これは私の、、、、私の?」
ビショップからはニヤッとした表情が零れた。
ビショップがばらまいたのはコーラムが「盗んだ宝石」であった。コーラムは他の客の宝石を褒めるふりをして盗んでいたのだ。
ビショップ「因果応報でしょうね」
コーラム「貴様っっ、!!」
これがビショップ最大の誤算。
ここは、「アメリカ」である。アメリカは「銃を持っていてもおかしくない」のだ。
コーラムの右手にはキラリと光ったものがあった。
オセロ「で?ここから、、」
クローバー「にんじんから茹でます。固いものから順にしていくんですよ。」
オセロ「おっけー」
松五郎「クローバーちゃーんみてみてー」
クローバー「?」
松五郎「バズーカだお」
オセロ「クローバーにそんなもの見せんなボゲ」
松五郎「オセロちゃん!お口が悪いよ!」
オセロ「きっしょ」
クローバー「ビショップさん、無事でしょうか、アメリカは現地時刻4時ですけど、」
松五郎「アメリカのニュース開く?俺の魔改造テレビなら見れると思うよ」
オセロ「それほんとに大丈夫そ?」
松五郎「大丈夫大丈夫」
【ニュース速報】
「アメリカ𓏸𓏸州アルノア美術館にてコーラム氏の所有するヴァロワ・ストーンが盗まれました。怪盗ビショップが現れた模様です。
しかし、コーラム氏が独自に所有していたピストルにより怪盗ビショップは負傷と見られます。これは監視カメラの映像です。」
クローバー「発砲、、、!」
オセロ「あいつが当たったの?コーラムなんてやつよ、、」
松五郎「でも捕まったってのがないから逃げきれたんじゃね」
【監視カメラ映像】
コーラム「私にだってプライドがある!その石玉で指輪の制作が注文されているんだ!!その金でやっとあれが手に、、、、!」
コーラム「貴様に指輪などの価値など分からんだろう!愛される人がいなければ、愛することのできる人すらいないんだろ!」
ビショップ「はっ、、そんな根拠どこにあるってんだよ。全部盗んでこそ怪盗になれて、伝説になれば大怪盗って名がついて、、、
そんな大怪盗1歩手前の俺が唯一盗まれたものがあんだよ。お前には一生手に入らねぇ宝石がな。このホワイティスターは貰ってくぞ」
コーラム「なっっ!!、、追いなさい!早く!」
警備員が外へ走り去ってゆく
コーラム「(ホワイティスターは【あの子】にしか教えてない隠語、、まさか、)」
オセロ「ふわああああ!これって、、、」
クローバー「撃たれてた、、お腹に当たってたように見えた、、」
オセロ「おーっと」
松五郎「大丈夫だってー。あいつしぶといもん」
ドンドンドンドンドン
松五郎「、、、2人は待ってて。警察かは分かんないからな」
クローバー「ビショップさん、、」
オセロ「、、だーかーら。あいつしぶといから。大丈夫だよ。」
クローバー「、、はい。」
一旦ここで切ります!長い閲覧、本当にありがとうございます。、、、、
お試しのようなこの作品に興味を持ってくれたことが本当に嬉しいです、、、
また次回もいつ更新するとか決めてないんですけど、ちょっと二次創作を作るっていうのに興味が湧いてきてて、、もしかしたら次回更新は二次創作になるかなって思います。
その時はチャットじゃなくてこの型で投稿しようなとも考えています。
今後とも、よろしくお願いします!