ぽっちゃりで上品なマダムが神妙な面持ちで
「犬の散歩をしてましたら藪から死体があってわたくし怖くて怖くて。」
正宗は顔を突きだしながら聞く。「時刻はわかりますか?」
「4時ぐらいです。」
「先生変死体があった場所に行きましょ。」
「お願いします。」
マダムは深々と頭を下げた。
「例の死体があった藪は向こう側だね。」
「そのようですね。」
藪に着き二人は証拠がないか探す
「先生指輪が落ちてました。」
「犯人と揉めた時に落としたんだろ。」
「痴情の縺れですかね。」
「被害者と犯人の知人に聞き込みをしよう。」
「はい。」
「解決したら私の家でヤろう。」
「楽しみにしてますわ。」
花江はうっとりと笑う。
「よし、行こう。」
二人は喫茶店に入った。
「藪から死体がありまして被害者について聞かせて下さいませんか。」
マスターは驚いた顔をしたが答えてくれた。
「光太郎は明るくて皆に好かれる奴でした。」
「憎まれるような人ではないと。」
「あーでも彼奴奧さんと反りが合わないって言ってたな。」
二人は顔を見合わせて
「奥様の名前わかりますか?」
「三春って言ってました。」
「どうもありがとうございました。」
二人は喫茶店を出て料亭に向かった。
「ある事件を追ってまして三春さんのご友人ですか?」
「雇い主ですが。」
「失礼三春さんはいらっしゃいますか。
「辞めたんです理由も言わずに。」
「辞めた!?」
「今何処に居るのかわからなくて。」
「先生三春を探しましょう。」
二人は三春の足取りを調べる。
「三春はそう遠く行ってないのかも。」
「光太郎を殺した後何処かへとんずらしてる可能性が高いな。」
「先生あの屋敷怪しくないですか。」
「尋ねてみよう。」
正宗はベルを鳴らした。
「はい。」
「此処に三春さんと言う女性は居ますか。」
花江が家主に尋ねた。
「三春ちゃん来客だよ!」
家主が三春を呼ぶ。
「旦那様全く知らない方たちです。」
三春は不審な顔でに言う。
「私たちは探偵でして三春さん昨日あなたは光太郎さんと藪に居ましたね。」
「探偵さん三春ちゃんが何したって言うんだい。」家主はキレた。
「あなたは光太郎さんと口論した後殺した違いますか。」
三春は呟くように
「はい。」と返事した。
「三春ちゃんホントかい!?」
家主が驚く。
「以前から折り合いがつかず主人は女遊びをするようになり私は許せなかった…。」
「先生依頼人に報告してきます。」
「私は警察に報告する気をつけて行ってくれ。」
花江は依頼人の家に行き報告した。
「死体は妻に殺された男性でした。」
「そうでしたか。」
「はい痴情の縺れが原因でした。」
「ありがとうお嬢さん。」
マダムはニコやかに言った。
「花江警察に報告した三春さんは署で取り調べを受けてる。」
「私たちも気を付けないと。」
花江は悪戯に笑った。
「私の家に案内するよ。」
正宗は花江の肩に手を回した。
「あら素敵。」
「洋酒があるけど飲むかい。」
「寝室で乾杯したいです。」
二人は寝室で祝杯をした。
「美味しい。」
「フランスのワインだ。」
「お酒飲んだら熱くなっちゃった。」
花江は着物を脱いで全裸になる。
「君は相変わらず色っぽい。」
二人は熱くキスをかわす。
「ん…。」
「そんな可愛い声を聞くと興奮するよ。」
正宗は花江に馬乗りをしてスーツと下着を脱いだ。
「先生…気持ちいい…。」花江は恍惚な表情を浮かべた。
「君が喜ぶ度にヤりがいがある。」正宗は花江のクリトリスに指を入れて掻き回す。
「あっ…!ん…。」クチュクチュと生々しく音がなる。
「激しくして欲しいのかい。」
「先生…そこ…。」
「此処か?」
二人は夕方まで激しく絡み合った。
「家まで送ろう。」
「ありがとうございます今度私の家でシましょ。」
「明日は君の家でか。」正宗はニヤリと笑う。
「先生送って下さりありがとうございました。」
「良い夢見てくれ。」
「まだ夕方ですわじゃぁ。」
「そうだっな。」
花江はドアを閉めた。正宗は家路に着きまた煙管を吸った。
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