テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
仁side
俺の胸はチクリと何者かによって刺された
都民マーケットの時と同じだ。この虚ろな目は。
千ト「もしこのことを僕が無全を操ったと例えるなら、僕は神様なのかもしれない。
無全を操っていろんな人がなくなったのは僕のせいですから。
人の生死を決めること。それは神様の役割でもある。そして人に力を与えるのも神様。奪うのも神様。この手1つですべてを決めることができる。」
皇は拳を握る。もう壊れてる盗聴器が可哀想だ。非力とはいえオーバーキルされている。
千ト「この異能も。」
千ト「でも神様は僕たちに素敵な運命をくれなかった。」
仁「神が運命を決めるんじゃない。おまえが死ぬ運命だったら死を受け入れるのか?」
千ト「…はい」
仁「おまえに聞いた俺がバカだった」
千ト「えぇ!?」
一度聞いたことがある。ナイトアウルが担当したLost humanityという事件。
アイナという記憶喪失の少女。
あの環境で常識を学んだことで常識だと思っているものが常識ではなかった。
自分の中の常識が
善意をもってやっていることが
世の中の常識ではなかったとき、とてつもない絶望を感じる。
皇千トはこの事件をとても嫌な事件だと述べている。
なら、皇千トは…
仁「まだ溶けていないんだな。そこへの洗脳が」
千ト「洗脳なんて受けていませんよ?」
これは洗脳という名の非常識。
自分と物事を重ねることで嫌という思いを作り出す。なら、過去に関連する可能性が高い。とても由々しい。
仁「おまえは知らないかもしれないが、無全はとある宗教の教祖だった。そしておまえの義父母はその教徒だった。」
千ト「ということは、義父母はライヘンバッハの人だった…と?」
仁「そう考えることができる。」
千ト「そうだったのかな…。義父母はずっと怒ってて中々お話ししてなかったからわからないです。」
仁「…義父母との関係は?」
千ト「…よく覚えてなくて」
するとよく寝て先輩面しているやつがふらふらとこちらにやってきた。
まどか「ここまでくるの大変だったんだけど?」
千ト「この場所がよくわかりましたね…。まどかさんは受け止めれるんですか?」
まどか「まあ…受け止めきれる自信はないけど、受け止めることはできる。
この事件にこんなに関わっている以上、僕の記録者が傷つくことは変わらない。せめてなるべく傷つくないようにはやくこの惨劇を終わらせたいから。」
まどか「…で、義父母との関係だっけ?どうなの?」
千ト「もう義父母は亡くなってて…」
まどかは目を細めて言葉を放つ
まどか「そういうことじゃないんだけど。」
千ト「ひぃっ!」
皇が俺に抱きつく
仁「おい、俺に抱きつくな」
まどか「義父母は皇を放置してたんでしょ?」
千ト「…」
まどか「なんで黙るんだよ…。
あ、そうそう。皇の出身校は香川の学校だよね?昔、旅行で近くに1度行ったことがあるんだ。」
俺に抱きつく皇の体が震えている。
仁「本人の口から直接聞くべきだと思うが」
まどかは苦い顔をする。
まどか「…これを聞かなきゃ前へ進めない。進まなきゃいけない。ライヘンバッハはいつでも皇を狙うから、はやくライヘンバッハを潰さなければならない。皇千トは自分で話して辛くなって途中で話を切り上げるだろ。なら他人に話してもらった方がいいに決まってる。」
皇は震える。自分でも納得したのだろう。
まどか「ね?で、話戻すけどそれで記憶に戻ったら、皇を見たことがあったんだ。
それも肌に傷だらけで長髪。しかも髪も、ものすごく痛んでる。髪が濡れてて、服も濡れてた。おおよそ頭からバケツを被ったとか…。
#投稿🐢
yozakura🌸
403
#愛され注意
ハル
25,260
聖徳妹子
722
5
学校でいじめにあってたんだよね?」
千トside
千ト「…ッ」
僕は司波さんに抱きついてから眠くなってきてしまった。その温もりが不安が安心へと変化し、そしてついに僕は意識を失った。
Noside
仁「なぁ、恵美まどか。」
まどか「…なに?」
仁「皇寝たぞ?」
まどか「は?え?は?」
まどか「嘘つくのはよくないよ司波仁、特にこいつの前ではね」
仁「嘘じゃねー。おいみろよ」
まどかが千トが寝ているのを見つめる。スースーと寝息をたてている
まどか「…そんなに安心できたんだ。こんな状況で寝れるのは彼だけだ。」
そう言って恵美まどかは頭を抱える
仁「…恵美まどか、おまえと話したいことがある。」
まどか「珍しいねまた君からの呼び出しとは。」
NEXT→♡600
コメント
3件
え、ちょ、やばっっ 真面目な話なのに、千トくんが途中で寝たの面白すぎ笑 なんで寝ちゃったの?!?! 続きも楽しみにしてます!
うわ…第54話、めっちゃ重かった…。千トくんの「洗脳じゃない」って言葉、すごく胸に刺さったよ。自分の中で当たり前だと思ってることが、他人から見たら異常で…それを自覚した時の絶望って、想像しただけで辛い。義父母との関係やいじめの過去、少しずつ明かされていくたびに千トくんの脆さが浮き彫りになって、でも仁くんやまどかさんがちゃんと向き合おうとしてくれてるのが救いだね。次が気になる…!