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yozakura🌸
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聖徳妹子
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一方その頃ネスト本部
(アグリーダッグ·権兵衛·純が自宅に帰っています)
誠一「恵美のやつ勝手にどこか生きよって…。健三もなんで止めなかったんや?」
健三「止めてはいけなかったからですね。そんなこともわからないだなんて誠一くんはアホですね」
誠一「なんやて!?」
光士郎はとある本を読んでいる
光士郎「ふむ…」
瑠衣「おい花散ー!」
光士郎「瑠衣じゃないか。どうした?」
瑠衣「いやなにしてんのかなーって。花散の声聞こえなかったし」
光士郎「貴様!俺がうるさいとでも言うのか!」
瑠衣「いやそーだろ…」
瑠衣「で、なにやってんだ?」
光士郎「千トのことに関して気になることがあった。」
瑠衣「気になること?」
光士郎「あぁ。仮説だが無全の子ならあり得るかもしれない。千トがデザイナーベイビーではないかとな」
瑠衣「デザイナーベイビー…。」
光士郎「皇が生まれた頃にはもうその技術が誕生していた。その技術はまだ安定していた。が、もし技術に何らかの不具合があったらあの環境におかれても仕方がない。」
光士郎「そもそもの話だ。千トのあの心の在り方はあの異能と巡り逢えない。まるで神が配偶を間違えたかのようにな」
瑠衣「…」
光士郎は瑠衣を見てはっきりと言う。
光士郎「瑠衣。貴様もそうなのだろう?親に要望を強いられても、自由に生きていきたい心の在り方。
でも、貴様はその沼から抜け出すことができた。
俺ら人間は生まれた瞬間から運命を持っていて、運命は自分で決めることができる。その運命を他人に曲げられれば運命が変わる。」
瑠衣は目を見開く。そして一度、無理矢理顔をくしゃくしゃにしてから、呆れた顔をした。
瑠衣「なぁ花散…。本当はもうこの事件の全貌がわかってるんじゃねーか?」
光士郎「ある程度予測はついている…が、一番詳しいのは仁だろうな。なにせあの千トの心の内まで入ることができた。誰もわかることのない絶対領域にな!」
光士郎「あの心は果たして本物なのか、偽物なのか、そして今までの過去を。仁は今までの話から過去を推測し、俺らには聞かせない選択肢をとった。」
光士郎はニカッと笑う。
光士郎「その判断は素晴らしいものだ。これは褒め称えるべきだ!」
瑠衣「…そうか。だけど花散は恵美まどかをなんで止めなかったんだ?」
光士郎「それはまどかが関連情報を持っていたというのもあるが、あいつの元は綺麗な心の持ち主だ。あいつなら不器用ながら話を聞いてくれるだろう。だから止めなかった。」
瑠衣「花散が行っても理解できないことなんだろうな…。仁も恵美まどかも、あいつらなりにわかってくれるだろうよ。」
光士郎「あぁ。そうだな。お互いに異能力の辛さ…いや辛さというものを」
No side
杖道「仁たちから連絡がきた。もうじきこちらに帰ってくるそうだ。皇千トは寝ているようだが…」
瑠衣「おっけー!寝床とか用意しなきゃか…。もうこんな時間だもんな。おかげで睡眠不足だぜ」
時計の針は0:00を指していたが、時間がずれていたようで本当は0:09だったようだ。
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コメント
2件
塩さん、第56話読了しました! 光士郎の「千トはデザイナーベイビーかもしれない」という仮説、すごく重いけど納得させられる考察でした…。「心の在り方が異能と巡り合えない」「神が配偶を間違えたよう」という表現に、千トの孤独の根っこが透けて見える気がしました。 瑠衣と光士郎の、互いに理解し合うような距離感の会話も好きです。「辛さというものを」と続く最後の台詞、静かに染みました。仁と恵美まどかの選択を信じる二人の信頼関係も良いですね。 続き、楽しみにしてます!