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Mz side
いつからだろうね。君が俺にとって唯一無二の存在になったのは。
ただ、俺は知った。唯一無二はずっと存在する訳じゃないって。
唯一無二と言われるとあいつを思い出す。
辛いのに忘れられない。
この体はそれを知っている。なのに辞められない。
君は俺にとって最高の媚薬だった。
ガラッ
At「あ、mz!今日も来てくれたんだ!」
Mz「当然だよ」
At「イケメンですねぇ笑」
Mz「そんな事ないだろw」
こうやって生贄の部屋で笑い合えるだけでよかった。
でも今君が辛そうな顔をしている時、おれはどうすればいい?
At side
君は俺にとってはひとつしか存在しない宝だった。
君が俺の心を支えてくれた。俺の中では無くてはならない支柱だったんだ。
それくらい君が大きい存在になっていたんだ。
そして、家族よりも大きい存在にいつの間にかなっていた。
あんなに大事にしてくれたのに期待を裏切ってごめんね。
ただ、これは伝えちゃいけない暗黙の了解がある。
だから今日も君とこうやって笑いながら過ごすんだ。奥の奥にある触れてはいけない感情を捨てて。
Mz「At」
At「?どうしたの?」
Mz「俺、お前が好きだ」
今日、あいつが一線を越えてきた。暗黙の了解を打ち破ったのだ。
At「ッ……!なんでッ!」
Mz「At、俺はそんな頼りないか?」
At「そんな事ない…けど…」
Mz「俺は、未来でお前と一緒に笑っていたい。」
Mz「俺と一緒にここを出よう」
At「でも、この部屋も”監視”されてるからもうそろそろここに”監視員”がっ!」
Mz「大丈夫、対策済みだ」
At「えっ?」
Mz「俺が何年ここに通ってると思ってるんだよ」
Mzがふわりと笑った。
あぁ、俺はこの人には敵わない。
いつもこの人に甘くしてしまう。
俺のことを誰より知っていて、俺の事を1番愛してくれている人。
At「……今日ね、薬、打たれないんだ」
At「だから誰もここに来ないよ」
At「…だから、今日一緒に抜け出そ?」
Mz「…ああ」
Mzは俺の判断に満足な笑顔を見せた。
そして俺はMzにこう告げた。
At「俺も大好きだよ」
拝啓、俺の大事な大事な宝の君へ
Mz「知ってる」
拝啓、唯一無二の愛しい人へ
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